かぶれの世界(新)

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時代遅れの農地解放の後片付け

2019-11-11 08:59:37 | 社会・経済
3日前に投稿した記事で紹介した農地(小作地)は、実質は旧小作人が一定の利用料(年貢)を支払い自由に利用している。戦争直後に施行された農地解放後も、登記上は父から相続した私の所有する不動産で税金も払っている。ある意味、江戸時代からの地主小作制度の関係が続いていた。

最近まで私の不動産だと考えて何かすべきとは考えてなかった。今年の春に旧小作人の息子から買い取りの申し出があり、お互い元気な間に中途半端な関係を解消すべきだと一致した。実は、母が生きている間に他の小作地は全て売却し、私は言われる通り対応したが十分に理解していなかった。

今回は自分で法的な理解と手続きをした上で適切に対応する積りだ。取引金額が小さいので不動産屋を経由しない等必要コストを減らそうと思っている。市役所や農業委員会・地域の農業委員に教えを請うた。勿論、最後に司法書士の手を借りる。

取引相場は農業委員会に勧められて地域の農業委員に調べて貰った。結局、彼が不動産屋に聞き相場は場所により20万から10万円の範囲だという。堤防拡張工事で切り取られた三角形の小さな田んぼだ。まず20万円から提示して交渉で値決めすればいいと助言を受けた。

昨日の午後散歩の途中に畑仕事中の元小作人の息子を見かけ、助言された通り提案すると最初彼は驚いたような顔をし。提案価格が彼が想定したより一桁安かったようで、一気に前向きになった。ただ彼は次男で都会に住んでいる兄と弟がいた。来春までに取りまとめて取引することを合意して別れた。

その他にも買主は自家所有か或いは委託を受けた農地が3反以上あるのが条件だと農業委員から聞いている。その件も彼は承知していて家族間で調整するという。私が立ち入れない領域だが、彼は何とかするという口ぶりだった。帰京直前になって懸案事項が前進してホッとした。■
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