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GSOMNIA維持は安倍外交の成果

2019-11-23 18:47:50 | 国際・政治
韓国はGSOMNIA終了通告停止を決定したと失効寸前に伝えた。同時に日本の輸出管理厳格化をWTO提訴も停止と報じられた。文大統領の支持率は低下しているもののGSOMNIA破棄は国民の半数以上の支持があり、協定維持に転ずると更に支持率低下を招く恐れがあり、韓国政府の決定は驚きをもって受け止められた。

大方のメディアはGSOMNIA 維持を迫るアメリカの圧力が非常に大きかったのが、土壇場での方針転換の理由と報じているようだ。特に在韓米軍の駐留経費を巡る交渉で、5倍近くの費用請求をされ難航していたのが大きいという。自分のことは棚に上げトランプ大統領なら安全保障と経済交渉をごちゃ混ぜにしかねないと恐れたのだろう。

だが、韓国がGSOMNIA終了通告停止に至った大元の背景は、7年間務めた安倍首相の貢献が極めて大きかったと私は考える。彼は民主党政権時代に不信感を持たれた米国との関係を劇的に改善した。タイプの違うオバマとトランプ両大統領のどちらとも関係修復した。世界のトップは他にいない。

文大統領は世論の高い支持を受けて政権運営をして来たが、それだけで難しい外交関係を舵取出来るほど甘くない。安倍首相は悪化していた中国との関係も改善に向かい、悪化する一方の日韓関係を政治経済共に補強になった。これは安倍首相の長期政権が強化した外交の基礎であり、GSOMNIA騒動に耐えられる強い壁になった。必ずしも壁は物理的な強さだけではないのだ。

この間、直前までマスコミが熱心に報じたのは、観桜会の運営や支持者に果物などを配った大臣夫人を責める野党の追及だった。間違いなく問題だと思う。見直して再発防止に努めて欲しい。だが、余りにも次元の異なる問題指摘を同列に扱うか如き野党や報道には強い違和感がある。

この手の大局観に欠ける政治行動や報道の姿勢は従来から見かけられ、一々指摘する気にはなれない。だが今回のGSOMNIA破棄騒動については見過ごせないと思った。間違えると国の舵取りを誤る恐れがある。改めて目線を上げ大局を間違えて国民をミスリードしないようにすべきだと信じる。■
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