かぶれの世界(新)

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天邪鬼・政治経済ニュースの見方

2017-11-05 10:58:43 | ニュース
このところマスメディアが伝えるニュースが変だと感じる。私が変なのか、それともマスメディアが変なのか。要点は、私には従来メディアは気付かずに危機が迫っている様に感じる。

衆院選後のマスコミ報道
先ずは与党が圧倒的な勝利を収めた衆院選結果について、野党が得票の割に議席を獲得できなかったのは一本化出来なかったことと選挙制度の問題を指摘する声が大勢だった。指摘は間違いではない。だとしても、トータルで議席を減らした野党の主張ばかりを伝える報道が目立つ。それで良いのだろうか。

制度に拘らず最も多数の国民が期待し投票した政策を取り上げ、それをどうやって実現するか取り上げ深掘りし論評するのが重要なのではないか。それ無しではひねくれた報道と感じる。テーマによっては「沖縄の心」と伝えるのに、最大多数の「国民の心」は無視するのは異常で不幸だ。我が国の最大のテーマが脇に置かれ、地球温暖化対応などで世界に取り残される一因になっている。それで本当に国民の為に役立っているのか。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式報道
日米マスコミからは初来日するトランプ大統領の悪評と不安ばかりが聞こえてくる。直近の深刻なニュースは「ロシア疑惑」で選挙参謀だった2人が逮捕され、今後彼等が司法取引をして事実が明らかになり大統領を窮地に追い込んで行くと半ば期待を込めて報じられている。アジア外遊どころではないという声と、逆に話題を外交にそらせる効果があると報じられている。

しかし、その中で明るいニュースもあった。米国経済が思いの外好調なのだ。ハリケーンの影響等を乗り越え7-9月の実質GDP成長率が予想以上の3.0%、10月の雇用も順調に増加、株価は史上最高値を付けた。これを受けて米大手マスコミは大統領就任以来の「勝利」と報じた。殆ど悪評ばかりのトランプ大統領だが、米マスコミには「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」式報道でなく、全体像を見せる報じ方に驚きと羨ましさを感じた。

世代間対立はメディア対立の反映
再び衆院選に戻る。大勢が判明した数日後に出口調査等の分析データ(日本経済新聞)が再び報じられた。直後の報道通り老人世代の立憲民主党支持と若者世代の自民党支持、中年世代は五分五分の支持という傾向が確認された。これが世代特有なのか、10年後にこの傾向がそのままシフトしていくのか興味がある。

私は何故マスメディアがこの傾向を無視しているのか、平気なのか理解できない。というのは従来のメディア(新聞テレビ)が老人世代、新メディア(インターネット)が若者世代の情報源になっており、それがそのまま政党支持のトレンドになっているからだ。この関係は明確で固定的にさえ感じる。

若者世代はどこに向かう
従来メディアにとっても見逃せない重大なトレンドのはずだと思うが、何故か静かだ。従来メディアは経営者から論説委員やコメンテーターまで全て老人という現実の現れだと私は推測する。それとも若者世代が中年世代になると考えが変わるのか、それとも従来メディアが世代変わりするのか注目だ。私のテーマは、生きてその変化を見守れるかどうかだ。■
コメント
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