かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2017(8)

2017-11-12 15:46:57 | 日記
帰省中の義弟と昼食後いつもの喫茶店に行き、政治談議から経済動向までよもやま話に花を咲かせた。窓越しに見える観光客が一段と増えた。大半は中高年女性で、今回は米国人団体客が目立って多かった。最近はSNSやグルナビ等のIT情報を見て来る県外客の比率が増え、東京や大阪など遠方から古い街並みを見に来る観光客も珍しくないという。団体客は通り過ぎるだけだが、個人客は喫茶店に来てくれるという。

その為だと思うが、日本式旅館以外に一軒もなかったこの内子町に鉄筋コンクリート造りのホテルが出来た。その際に田舎の小さな町に一騒動が起こったという。これを機会に観光業で盛り上げようとお店の営業時間を現在の5時(!)から夜中まで延長しようと提案したら、ホテル建設と時間延長に反対する運動が起こったという。

跡継ぎのいないお年寄りの店主にとってこれ以上無理して働きたくないということだろう。日本では東京大阪など大都市を除けば観光客のナイトライフの為のお店や施設が少なく、観光客の落とすお金が海外に比べ圧倒的に少ないという。色町じゃなく夜夫婦が普通に外出して食事や買い物するところがないのだ。田舎の小さい町でそれをやれと言っても難しいという事情も分かるが、やり方次第でもっと観光客は来ると思う。

その前に義弟は実家にコンビニ・コーヒーを持参して来てくれた。偶然母君から電話があり会話が耳に入って来た。話を漏れ聞くだけで彼女の認知症がかなり進行している印象を受けた。以前経営していたお店で働いた女性が世話をしてくれているらしいが、専門の介護施設に頼まなければならない日が近づいているという。そうなると空き家になる実家を3人兄弟でどうするか、私の様な一人息子よりかえって難しいかも知れない。

先日回覧板が回ってきて今年の秋祭は神輿が出ないという。お宮の宮司が寄付金を勝手に使い裁判所からの仲裁が出たのに従わず、地域の氏子が反発して年中行事が中止になったという。騒動は県の神社庁まで持ち上がったが埒が明かず決裂と回覧文書にあった。宮司が開き直り使途不明の会計処理で揉めて、秋まつりの神輿が出無くなるなんて前代未聞というかみっともない話だ。おや、まあ。

このところ快晴が続き、朝晩は寒くなったが朝霧が消えると、暖かい日あたりで心地いい。こんな時は20km下流の長浜町に、夜の間に溜まった大洲盆地の霧が海に流れ出す「肱川嵐」現象が起こっていると天気ニュースが伝えていた。何時もの川沿いの散歩コースを暖かい日差しの中を歩くと、先月いた鴨の大群が二組のつがいに減っていた。いよいよ3日後に鉄砲解禁されるが、それまでに旅立つ積りか。■
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