かぶれの世界(新)

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放送局買収のビジョン?

2005-03-18 13:30:25 | ニュース
ライブドアのM&A活動が依然として連日トップ報道されている。テレビ放送でコメンテータや司会者達は繰り返し問いかけ指摘しているのが、ライブドアが「買収して何をするのかビジョンが明確でない」である。ニッポン放送やフジテレビには同じ質問が問いかけられない。しかし、私は既存のメディアにそのビジョンを聞きたい。正直言って今放送局が一つなくなっても全く困らない。

テレビを見ればどのチャンネルに変えても同じような番組で、バラエティ番組が異常に多くニュースや天気予報まで同じ時間帯でやっている。不祥事や番組制作の独立性などで散々批判され改善が必至だが、それはそれとしてNHKの5波のカバーする領域が広範で奥行きも深く全体としてバランスをとっている。民放は競争が必要だから複数の放送局の存続は必要だが半分は無くても良い。その他はもっとニッチな視聴者を対象にした番組をケーブルテレビが提供すれば十分である。

何故民放に出演する人達からこの買収劇を見て自省の言葉が出てこないのだろうか。既存の保護されたメディアの中にいる彼らに期待することは出来ないという事か。無意識に自己保身の主張をしているのかもしれない。もし彼らのビジョンはその程度なら守る価値などない。堀江氏のやや破壊的にも見える活動を支持する世論が多数を占めるということの意味をもっと考えて欲しい。これを機会に限られた電波を与えられたもの責任、放送局と報道のあり方についてよく考えて欲しいものだ。


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