さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アーグラー その4

2012年01月20日 | 海外旅行
タージ・マハル見学後、一旦ホテルに戻って昼食をとり、午後はアーグラー城に向かいました。

アーグラー城はヤムナー河の畔に1505年に建てられた、ムガル帝国の権力を示す城塞です。



赤砂岩で造られた城壁には壕がめぐらされています。その向こうには、タージ・マハルも望むことができます。



アマル・シン門から入場します。



ダルシャニ門が現れます。



壁面には幾何学模様の象嵌が施されています。



壁に挟まれた回廊を進んでいき、門の前で右に曲がります。



広場があり、奥にジャハーンギール宮殿が広がっています。



アクバル大帝が息子のジャハーンギールのために建てた宮殿です。



宮殿の前には石造りの浴槽が置かれており、中に入るためのステップも設けられています。



ジャハーンギール宮殿の中庭。



ヒンドゥー教徒との融和を図るため、イスラムとヒンドゥー様式がまじりあった建築様式になっています。



細かい彫刻が施されています。







外壁には窓が開いており、外の風景を眺めることができます。





バルコニー付きの塔がムサンマン・ブルジュ(囚われの塔)で、シャー・ジャハーンが幽閉されたところです。



アグラー城からはタージマハルを眺めることができます。ただし、この写真は望遠レンズで撮影しているので、実際の眼では小さく見えます。

息子に権力を奪われて幽閉された元皇帝は、自分の造った最後の建造物であるタージマハルをどのような思いで見たのでしょうか。ヤムル河の対岸に、建造がかなわなかった黒いタージを思い浮かべたのでしょうか。
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