さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ブラチスラヴァ その3

2011年10月13日 | 海外旅行
ドナウ川を見下ろす丘の上にブラチスラヴァ城があります。

入り口の門をくぐって坂道を登っていきます。



ブラチスラヴァ城が姿を現しました。ウェブ上の以前の写真を見ると薄茶色をしていますが、最近修復が終わって真っ白な姿を見せていました。



もう一つ門をくぐります。



城の4隅に塔が立っているので「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれています。城の正面広場からでは、4隅の塔を入れた城の全体像は撮れません。麓の街から見上げた方が、「ひっくり返したテーブル」の愛称を実感できます。

ブラチスラヴァ城は、9世紀の大モラビア王国時代に宮殿が作られ、17世紀になって、オスマントルコの侵入に備えるため4つの塔が追加・改築されて現在の姿になりました。

ブラチスラバ城がもっとも栄えたのは 18世紀のマリア・テレジアの時代で、宮廷として相応しいようバロック風に改築され、マリア・テレジアは義理の息子であるアルベルト・テッシェンにハンガリー総督としての地位及びこの住まいを与えました。マリア・テレジア自身も居城として 1760から80年まで使用しました。

現在は、内部は改築中で見学はできません。



城の前に立っている騎馬像は、大モラヴィア王国の支配者であった「Svatopluk」です。





城内には入れないので、広場からドナウ川の眺めを楽しみました。

川にかかる橋には、UFOの塔が立てられています。



ブラチスラヴァは、スロヴァキアの首都ではありますが、その位置は国の西端にあたり、ドナウ川の向こうの丘はオーストリア領です。



ブラチスラヴァ城への登り坂の取り付きには、スロヴァキアの大統領府があります。道路脇にあります。

スロヴァキアは、日本にほとんど知られていない国ですが、2011年10月のニュースでは、スロヴァキアの議会の決定に関するニュースが注目をあびることになりました。

ギリシャの経済破綻によるユーロの危機を回避するための追加支援は、加盟国による全会一致が必要になりますが、スロヴァキアが最後の議決国になり、しかも否決される事態になりました。小国スロヴァキアがユーロの運命を左右することになり、しばらくこの国の政局に目が離せなくなりました。、
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