さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ショナルガオ その2

2020年03月02日 | 海外旅行
ゴアルディ・モスジットの見学後昼食をとり、バングラデシュ最後の訪問地としてパナム・ノゴルを訪れました。



パナム・ノゴルでは、1895年~1905年の間に一本の通りに面して裕福なヒンドゥー教徒の豪華な家が50軒ほど建てられました。しかし、イスラム教徒を主な住民とする東パキスタン(後にバングラデシュ)がインドから独立すると、ヒンドゥー教徒の住民は不安を覚えてインドに移住してしまいました。その結果、残されたパナム・ノゴルの街はゴースト・タウンとなって荒れるにまかせられましたが、最近は廃墟ならではの美しさが評判になって観光地になっています。



壁や柱の装飾に、往時の豪邸の姿をうかがい知ることができます。







建物の多くは、倒壊の危険があるため立ち入り禁止になっていますが、この家には入ることができました。



入口のホールです。良く保存されているローマ遺跡といった雰囲気です。



アーチ部にも細かい装飾が施されていました、



2階からの眺め。ダンスパーティーなども開かれていたのでしょう。



2階のテラスからの眺め。



通りをさらに進んでいきました。





この家もかなりの豪邸だったようです。



壁には、陶器の破片を組み合わせて作ったモザイクが飾られていました。





なかなか美しい模様です。



よく見ると(MAD)E IN JAPAという文字を読み取ることができ、日本の陶磁器が使われたことが判ります。

ベトナム・フエのカイディン帝廟の本殿の内部のモザイク装飾でも陶器やガラス瓶の破片が使われて、日本製のビール瓶の名前が読み取れることができたことを思いだしました。



廃墟になった豪邸はさらに続いていました。





列柱が美しいですね。









通りの終点は池になっており、洗濯をしていました。



池を見ていると、ワニがいました。飼育しているものか、野生のものかは判りませんが、柵などないので危険ではないのだろうか。



パナム・ノゴルは、写真撮影スポットとして人気が高いようで、ポーズをとって撮影している人を見かけました。



眺めを楽しみながら引き返しました。





警備の観光警察の人達。おかげさまで、バングラデシュ観光を無事に終えることができました。

これでバングラデシュの観光は終わりとなり、夕食後にホテルに戻り荷物整理を行った後、深夜発の飛行機のために空港に向かいました。
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