さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 カラコルム・ハイウェイ(サティアールからチラス)

2013年10月23日 | 海外旅行
サティアールの岩絵を見学し、再びインダス川沿いのカラコルムハイウェイを走りだしました。

川幅は再び狭まり、谷の険悪さも増してきました。



谷に虹がかかっているのに出会いました。



虹を見るため、停車しました。



じきに虹は消えて、インダス川を眺めながらのドライブが続きました。



久しぶりに対岸に集落が現れました。



対岸にジグザグの道が付けられていました。



崖にDIAMERBASHA DAMと書かれていました。インダス川にダムが建設されて、ここから上流はかなりの範囲が水没するようです。水没予定の高さには、崖に白い線が引かれていました。辺境の地にも開発の手が伸びてきているようです。



ダム建設予定地を過ぎると、再び川幅が広がってきました。



日美建設と書かれたトラックが置かれていました。日本で撮影した写真が紛れ込んだようにも見えますね。





道路標識に、今晩の泊り地のチラスまで2kmと出てきました。今日のドライブもあと僅かです。フンザの入り口のギルギッドまでは122km、中国との国境のクンジュラブ峠390kmとあります。中国語も併記されているのも国際線のカラコルム・ハイウェイならではですね。



チラスのSHANGRILA INDUSVIEWホテルに到着しました。



ホテルは、インダス川の川岸の斜面に建てられています。



部屋の内部は民芸調になっています。夜は冷え込むようになって、掛け布団だけでは寒く着込んで寝ることになりました。



夕暮れ時、前庭からインダス川を眺めて過ごしました。チラスは治安が悪いということでホテルの外に出ることは禁止され、ホテルの周囲も有刺鉄線で囲まれていました。



朝のインダス川。対岸の崖の中腹に白い線が引かれています。ダムが完成するとこのホテルは水没してしまうようです。



旅の4日目、青空のもと出発しました。



ホテルを出発してすぐ、チラスの岩絵の見学になりました。チラスの岩絵は、先史時代から10世紀頃まで、ここを行き来した侵略者や仏教徒、遊牧民によって描かれました。残された岩絵は3万点と言われますが、カラコルムハイウェイ建設のために、かなりのものが失われたようです。



ストゥーパや仏像。



右端に描かれた仏像。



別な岩に描かれた仏像。仏教が衰退した後には、仏教関係の絵の上に他のモチーフの絵が描かれてしまったりしたようですが、この仏の絵は良く残されています。
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