さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 エローラ石窟群 その5

2017年11月15日 | 海外旅行
カイラーサナータ寺院の見学を終えて、次は1~12石窟の仏教寺院群の見学に向かいました。

幸い雨も止みました。歩いていくと第12窟が現れました。



第12窟の内部見学は帰りの際に行いましたが、番号順ということで、最初に載せておきます。



第12窟は、三階建でエローラ最大の僧院です。アパートのような印象です。





内部は広く、柱が並んでいました。ただ、ヒンドゥー教やジャイナ教と違って、細かい彫刻は施されておらず質素です。ストゥーパは置かれておらず、僧侶の生活区ヴィハーラ窟といて使われていました。



千仏像ですね。



壁には、幾つもの仏像が飾られていました。





脇侍は、菩薩と言ってよいのでしょうか。





続いて、第10窟を見学しました。



第10窟は、内部にストゥーパを祀ったチャイティヤ窟で、7世紀に造られました。インドのチャイティヤ窟の最高峰と言われています。



初期のチャイティヤ窟では、ストゥーパのみが祀られていましたが、この石窟では仏像も飾れるようになっています。



顔は日本の仏像と似て親しみを覚えます。



脇侍。



仏像の上部に彫られているのは、ヒンドゥー教に基づくアプサラでしょうけど、仏教なので飛天といってもよいのでしょうか。、



この第10窟で目が引かれるのは、ドームを支える梁です。岩山をくりぬいて造っているため、強度よりも装飾を目的にしたもののようです。、



アーチの下には、仏像が飾られていました。



外壁にも彫刻が施されていました。



二階の窓の周囲の彫刻。



布をなびかせて飛んでいる姿は、飛天あるいは天女といってよいですね。

この第10窟の内部は、ジャイナ教やヒンドゥ―教の寺院とは違った独自の魅力を持っていました。
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