さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ピョートル大帝夏の離宮の庭園 その2

2012年07月19日 | 海外旅行
下の公園を歩いて、中央の運河にかかる橋に出ました。奥に見えるのが、宮殿と大滝です。



勢い良く水を噴き上げているのは、サムソン像で、この後に向かいます。



運河は、フィンランド湾に通じています。ピョートル大帝は、船で運河を通って直接宮殿に乗りつけたといいます。



ピョートル大帝の夏の離宮の庭園の中でも、最も壮麗な大滝と呼ばれる噴水です。大滝全体で、37体の銅像、64の噴水、142の水の吹き出し口があります。



大滝の中心となるのが、このサムソン像です。ライオンの口を引き裂き、20mの高さに水を噴き上げています。最初のサムソン像は、ボルタヴァでの対スウェーデン戦勝利25周年を記念して造られました。この像は、勝利した日が「聖サムソン」の日だったことと、ライオンがスウェーデンの国旗に描かれていたことによります。



左右にこのような階段状の噴水が設けられています。



風が強く、噴き上げられた水が降り注ぎ、カメラを濡らさないように注意が必要でした。反対に回れば、水の心配は無かったのですが、こちら側の眺めの方が迫力がありました。



大滝は、観光客が一番集まる場所なので、記念撮影用の宮廷衣装の男女が客待ちをしていました。近くから撮影するとお金を請求されるので、望遠を使って。



宮殿の左手には、礼拝堂のドームが輝いていました。



宮殿の右手にも同じような金色の塔がありますが、こちらは十字架ではなく、ロシア帝国の紋章の双頭の鷲が乗せられています。この双頭の鷲は、実際には三っつの頭で、どの方向からも双頭に見えるようなっています。



写真を撮りながら大滝を一周しました。







この像は、手で水をよけているように見えますね。







宮殿前のテラスに上がりました。



テラスの中心部からの眺めです。噴水からまっすぐに運河が延びて、その先にはフィンランド湾が見えています。

この眺めは、ベルサイユ宮殿と似ていますね。この建築にあたってはフランスやイタリアから建築家や技術者が集められ、ピョートル大帝自身も設計に参画したといいます。



噴水には虹がかかっていました。



反対の階段も下りてみました。









風下からの眺めの方が、水はかかりますが迫力がありますね。

宮殿内を見学できなかったのは残念でしたが、壮麗な噴水の眺めを堪能しました。



バスでサンクトペテルブルクに戻る途中、車窓からコンスタンチン宮殿が見えました。コンスタンチン宮殿は、18世紀末にパーヴェル1世の息子コンスタンチン公に与えられ、19世紀はじめに宮殿が完成しました。第二次大戦後は荒廃していたものの、2003年のサミットのために修復されました。



コンスタンチン宮殿は、外国首脳との会談・宿泊場所の迎賓館になっていますが、プーチン大統領お気に入りの場所で、地元ではプーチン宮殿と言われているといいます。

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