さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

さすらいの風景 エジプトの猫

2011年01月26日 | 海外旅行
イタリアやギリシャといったヨーロッパの暖かい地方では、猫に良く出会いましたが、今回のエジプトでは特別な期待がありました。

歴史をさかのぼれば、飼い猫はリビアヤマネコが原種とされ、それが、紀元前3000年ごろの古代エジプトで家畜化されて固定されたといいます。

エジプトの猫がどのようなものかに興味を持ちました。

この猫は、ギザ地区のレストランで夕食をとっていた時に迷い込んできたものです。足元ですりすりしましたが、カメラを向けると逃げるので、撮影に苦労しました。



レストランの従業員に追い出されはするのですが、また戻ってきました。その追い出し方は、霧吹きで水をかけるというものでした。日本ならば、ほうきでぶったたくところでしょうけど。

猫を手荒に取り扱わないのは、イスラムの教えか、エジプトの習慣なのでしょうか。

エジプトでは、猫が神格化されたパステト神が信仰されましたが、その他にもいいつたえがあります。

ペルシャがエジプトに攻め込んだ時、エジプト人が神扱いにして猫を大切にしていることから、盾に猫をしばりつけて押し寄せました。そのため、エジプト人は盾に切りつけることができませんでした。また、ペルシャ軍が投擲機で猫を要塞に投げ込んだために、エジプト人は戦意喪失して城塞は落ちたといいます。

エジプトがペルシャの侵略を受けるまでは、猫は海外への持ち出しが禁止されていましたが、占領とともに猫はペルシャを経由して世界に広まっていったといいます。

そうなると、ペルシャ軍が盾に括り付けるほどの猫を保有していたのは不思議なことになります。そもそも、ネコを盾に括り付けたら、暴れるわ鳴くやらで、えらい騒ぎになってしまうでしょうね。



これは、イスラムのお祈り用のマットの上でくつろぐ猫。これは飼い猫のようで、毛並みも良いですね。



ハーン・ハリーリで出会った猫。



雑踏にもかかわらず、野良猫は沢山いました。



ゆうゆうと歩く野良猫。



日本で見かける雑種の猫と変わらない毛並みですね。



ギザ地区のホテル近くのにぎやかな通りに出ると、そこのゴミ箱に野良猫が集まっていました。



こぎたない毛並みの猫ですが、日本にもこのような毛並みの野良猫がいますね。元気に生きているようです。



こちらは、少し毛並みがきれいですね。



ただいまゴミ箱で夕食中。

エジプトのゴミ箱は、乱雑に投げ入れられているので、野良猫の食料あさりも苦労しないようです。



通りを歩いていると、ペットショップがあり、猫も売られていました。ペルシャネコなのでしょうかね。ここでは、白猫ばかりでした。



もう一軒、ペットショップがありました。こちらは、色違いの猫が売られていました。



飼い猫は、やっぱり顔つきもおっとりしていますね。



変わった顔つきです。



どうどうとした顔つきです。



ぬいぐるみみたいですね。

エジプトでは、沢山の猫を見ることができましたが、野良猫に関しては、日本の猫と違いは見られまっせんでした。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さすらいの風景 ハーン・ハ... | トップ | さすらいの風景 エジプトの... »
最新の画像もっと見る

海外旅行」カテゴリの最新記事