さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ローマ その1

2011年02月16日 | 海外旅行
ローマは、イタリアの首都ですが、「永遠の都」と呼ばれるようにローマ帝国の栄光を現在でも色濃く残しています。

ギリシャ・ローマ文明は、ヨーロッパ文明の源流ともいえますので、ローマ帝国の遺跡として、まずはコロッセオから始めましょう。



コロッセオは、ヴェスパシアヌス帝の命令で72年に建造が開始され、その息子のティトゥスの時代の80年から使われるようになりました。

4階からなる競技場は、下の層からドーリア式、イオニア式、コリント式の柱で飾られています。



長径188m、短径156m、周囲527m、高さ57mの大きさを持ち、5万人収容の巨大な円形競技場です。

なお、東京ドームは55000人、甲子園球場は47,808人収容とのことなので、コロッセオは、観客収容数でほぼ匹敵し、現代のドームでは見られない、猛獣収容施設を地下にもっています。



闘技場では、剣闘士同士あるいは猛獣との戦いが行われました。剣闘士は、奴隷あるいは死刑囚が務め、敗者は命を取り留めていたとしても、戦い方が観客に気に入られない時は、容赦なく殺されました。

剣闘士については、スパルタクスを扱った映画やバレエで有名ですね。



闘技場のフロア部分の石材は持ち去られて、現在では地下の猛獣を入れた檻の構造が露出しています。



「コロッセオがある限り、ローマも存在するだろう。コロッセオが崩れる時、ローマも終わりであろうが、ローマが終わる時は、世界の終りだ」という12世紀の言葉があります。

ローマ帝国は滅びましたが、800年後もコロッセオもローマも、世界もまだ健在です。
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