さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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甲武信ヶ岳 (2009.5.31.)

2009年06月16日 | 登山
四阿山の後に甲武信ヶ岳に向かいました。登山口の川上村が近付くと、激しい雷雨が始まりました。これでは、翌日は十文字峠でのシャクナゲ見物で終えても良いかなと思いながら毛木平駐車場の駐車場で眠りにつきました。

翌朝は、雨は上がっており、急いで出発することになりました。

毛木平は、日本百名山巡りの最初期の1993年に訪れたのですが、登山口の駐車場は整備されて様変わりしていました。



林道を歩きだすとすぐに十文字峠への道が左に分かれます。直進は、信濃川の源流を経て甲武信ヶ岳に至る道で、帰りに下ってきます。

橋で千曲川を渡ります。



信濃川は、新潟県から長野県に入ると千曲川と名前を変えています。



快調に飛ばして十文字峠に到着です。ここまでは、開いたシャクナゲの花はわずかしかなかったので、シャクナゲ見物を危ぶんでいたのですが、小屋の周りはシャクナゲ園になっていました。緑の網は、鹿の食害防止のためです。



盛りのアズマシャクナゲを見ることができました。



雨は止んでいましたが、花には昨晩の雨の水滴が付いていました。シャクナゲには、雨が似合います。







シャクナゲの写真は、こちらもどうぞ。

十文字峠シャクナゲ情報



日が昇って光の具合が変わるのを待ちたいところでしたが、先へ急ぐ必要があります。

十文字峠からは、急な登りがはじまりました。

鎖のかかる岩場を乗り越えると、大山の山頂に到着しました。大山の山頂では、日当たりが良いためかシャクナゲが咲いていました。



越えていかなければならない三宝山も見えていましたが、まだ遠くにあります。



シャクナゲの木はコース中に沢山ありましたが、十文字峠を別にして、咲いていたのは大山山頂だけでした。



この後は、苔むした倒木が転がる針葉樹の原生林の歩きが続きました。


途中の武信白岩山は登山禁止になっているので、下をそのまま通過。先の岩峰から振り返ったところです。この岩峰の登り下りにも鎖場やハシゴが現れました。



三宝山も近付いてきました。

ここからは大きく下ってから三宝山への登りになります。



三宝山は、遠くから見てなだらかな山に見えていたのですが、長い登りが続き足も草臥れてきました。山頂が近付くと、残雪の上を歩くようになりました。



ようやく三宝山に到着。木立に囲まれて地味な山頂です。



山頂脇の小広場には一等三角点が置かれています。これもこの日の目的のひとつ。

腹が減り、少し食べてから甲武信ヶ岳に向かいました。



地図を良く確認していなかったせいなのですが、三宝山の方が甲武信ヶ岳よりも高いのですね。甲武信ヶ岳への最後の登りは、短いものですみました。

甲武信ヶ岳に到着と同時に本降りの雨となり、雨具を着込んでから、ビールとおにぎりの昼食にしました。

先着のグループも下山していき、一人だけの山頂になりました。日本百名山とあって登山者はそれなりにいましたが、雨のために長居はできない状態でした。



甲武信ヶ岳を下っていくと、信濃川源流標識にでます。



源流部の流れ。これから日本海へと下っていきます。



下るにつれて流れも増してきます。



ナメ滝も現れ、水の勢いも増してきます。

川の流れや苔むした森の写真を撮りながら歩きたいコースですが、本降りの雨のために、カメラもしまいこみ下山の足を早めました。

5時出発で12時40分に下山することができました。

曇り後雨という天気予報だったので、後半の雨は仕方のないものでした。シャクナゲの花と、懸案であった甲武信ヶ岳周回という目的を果たすことができました。
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