さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ハイデルベルク その1

2009年03月09日 | 海外旅行
ハイデルベルクは、ライン川とネッカー川の合流点近くに位置するドイツ最古の大学都市です。

ネッカー川の畔の丘の上にはハイデルベルク城が建ち、その麓に旧市街地が広がっています。

マイヤーフェルスター作の小説「アルトハイデルベルク」で、その名が知られています。

簡単にあらすじを。

ザクセン地方のカールスブルグ公国の王子カール・ハインリッヒは、ハイデルベルク大学に入学が決まり、城内の堅苦しい生活から逃れて、大学都市ハイデルベルクにやってくる。そこで、下宿の娘ケティと恋におち、仲間の学生も周りに集まって、ワインと歌に包まれて、自由な学生生活を楽しむ。
4ヶ月が過ぎた時、育ての親の大公が病気に倒れて、1年の期間を早めて帰国することになる。
2年が過ぎて、カールスブルグ大公となったカール・ハインリッヒは、気の進まぬ結婚を2月後にひかえて、懐かしきハイデルベルクを再び訪れる。しかし、仲間の学生は、身分の違いのために、同じようにはつきあってくれない。ケティだけは、変わらぬ恋心を持ち続けていたが、ケティも結婚することが決まっていた。
「青春の時とはなんと、うつろいやすいものであろうか」
ケティに別れを告げて、カール・ハインリッヒは、大公としての新しい人生へと足を踏み出すのだった。





ハイデルベルクは、若者の街であるだけに活気に満ちています。



小説の通りに、街を歩けば、酒と歌に出会います。



旧大学校舎。

ハイデルベルク大学は、神聖ローマ帝国において、パリ、プラハについで、1386年に設立され、現在では18学部で、3万人ほどの学生が学んでいるといいます。

ヘーゲルやヤスパースといった学者が有名ですが、これまでに13人のノーベル賞受賞者が出ているといいます。



旧大学校舎前にあるプファルツ選帝侯の紋章である「ライオン」の噴水。ライオンは、権力の象徴として、王錫と地球儀を持っています。
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