【シカの食害から三嶺の樹木を守ろう】
樹木ガード巻き
ボランティア
主 催:生物多様性とくしま会議 里山・奥山部会 徳島県森林管理署 徳島県
開催日:2012年11月3日
三嶺中腹のニホンジカによる食害の深刻な状況観察と、樹木ガード巻作業を行いました。
ニホンジカによる食害は、三嶺をはじめとする、四国の山々で深刻な被害をもたらしています、
山のこと、シカのことを正しく学んで、これからの対策を一緒に考えるのが本日の目標です。
約40名のボランティア参加者の皆さんと一緒に三嶺の登山口に集合しました、徳島県の関係者の方々や三嶺の自然を守る会のの会長さんから開会の挨拶と本日の行動内容のお話が有りました。
「作業に掛かる前にレクチャーを受けています」
準備体操の後、三嶺の中腹を目指します、とても良い天気で素晴らしい景色が見られました、樹木の間からは数年前に登った「塔の丸」を望む事が出来ました。
「塔の丸を望む事が出来ました」
何とか休憩を取りながら、樹木ガード巻の作業現場に到着しました、徳島県関係者の方から具体的な作業手順の説明を受けてから作業に取り掛かりました。
「事前に運び上げられていたネットです」
「解りにくいですが作業風景です」
ネットを樹木に巻き付けて、結束バンドでネットを固定して行きます。
「ガード巻が出来た状態です」
昼食の休憩後、再び作業を行いました、本日は約300本の樹木のネットを巻きました、このネットは約10年間に渡って樹木を保護してくれます。
撤収作業の後、下山しました、美しい樹木を紅葉が始まった景色を楽しむ事が出来ました。
「美しい広葉樹の林です」
「美しい紅葉も楽しめました」
参加者全員が事故も無く無事帰徳する事が出来ました、途中で別のパーティの方が心肺停止状態になった様子で、ドクターヘリや救急車が出動し、私達のグループの方も健脚組?の方は搬送をお手伝いしたそうです、無事だったら良いですね。
三嶺は5年位前に登った事が有りますが、登山ルートが完全に変わっていて、以前は確かジグザグに登っていましたが今日は直線道で結構きつくて景色もあまり楽しめませんでした、ベテランの方にお聴きすると昨年に15名程度のパーティが三嶺で遭難したのを機会に、三好市がルートを変更したそうです、シカの食害等で登山道が荒れて危険状態になっているようです。