今日は徳島大学公開講座の「鉱物採集」を受講しました、10月2日から本講座がスタートしています。
担当講師の先生は岩崎徳島大学名誉教授です、毎年10月からの秋・冬講座です。
達成目標は下記4点です。
1.鉱物岩石の採集を通じて自然に親しむ。
2.鉱物岩石の簡単な鑑定法習得。
3.鉱物岩石の野外観察、採集体験。
4.採集標本の整理法習得。
本日の講義は「採集標本の整理、鑑定、今後の採集グループの存続について」です。
徳島県産鉱石鉱物(1)・黄鉄鉱 FeS2 各地・含銅硫化鉄鉱
・黄銅鉱 FeCuS2 各地・含銅硫化鉄鉱
・斑銅鉱 Cu5FeS4 高越鉱山
・自然銅 Cu 高越鉱山
・輝安鉱 Sb2S3 那賀町相生、牟岐町
・辰 砂 HgS 阿南市水井
・磁硫鉄鉱Fe1-xS 各地・泥質片岩中
徳島県産鉱石鉱物(2)・磁鉄鉱 Fe3O4 各地・青石、蛇紋岩中
・赤鉄鉱 Fe2O3 各地紅廉片岩、赤色岩中
・褐鉄鉱 水酸化鉄 各地・鉄鉱の風化で出来る
・クロム鉄鉱 FeCr2O4 蛇紋岩中
・チタン鉄鉱 FeTiO3 各地・青石中
・閃亜鉛鉱 ZnS 神山町次郎鉱山
・マンガン鉱 各地・紅廉片岩中
固溶体(Solid Solution)
・結晶の中で、原子(イオン)が入れかわって(置換して)、二つ以上の成分を溶かしあわせて中間の成分ができたと同じになっているものを固溶体という
・例:ひすいNaAlSi2O6-透輝石CaMgSi2O6-エジル輝石NaFeSi2O6Na,Ca、Al、Fe、Mgが置換する
・例:かんらん岩Mg2SiO4+Fe2SiO4
・ほとんどの鉱物が固溶体をつくる(例外、石英)
ざくろ石 以下の各成分の固溶体
1.Ca3Ai2Si3O12 グロッシュラライト
2.Ca3Fe2Si3O12 アンドラダイト
3.Mn3Ai2Si3O12 スッペッサルティン
4.Fe3Al2Si3O12 アルマンディン
5.Mg3Al2Si3O12 パイロープ
三波川帯産のざくろ石は3・4・5の固溶体 アルマンディは高温、パイロープは高圧を指示する
阿波の銘石 ・神山五色:赤色礫岩(みかぶ緑色岩帯・秩父帯)、神山町南野間、佐那河内大河原高原
・虎石:チタン石-白雲母-緑泥石片岩(三波川帯)、つるぎ町一宇法正谷、美馬市木屋平川上
・梅林石:枕状溶岩(秩父帯)、上勝町
・水含石:石灰質沈殿岩(三波川帯)、つるぎ町、三好市
・大理石:ゴトランド紀石灰岩(秩父帯)、那賀町平谷、勝浦町立川
眉山の鉱物採集のポイントも教えて貰いましたが、開発が進んで簡単には採集出来なくなっているのと、眉山は谷が深いので決して一人では入らないようにと注意して戴きました、又標本ラベルなど、地学関係用具の業者・海外地質見学旅行専門の業者も教えて貰いました。
この講座も来週(20日)が最後になります、長年勉強してきましたので寂しくなります。
担当講師の先生は岩崎徳島大学名誉教授です、毎年10月からの秋・冬講座です。
達成目標は下記4点です。
1.鉱物岩石の採集を通じて自然に親しむ。
2.鉱物岩石の簡単な鑑定法習得。
3.鉱物岩石の野外観察、採集体験。
4.採集標本の整理法習得。
本日の講義は「採集標本の整理、鑑定、今後の採集グループの存続について」です。
徳島県産鉱石鉱物(1)・黄鉄鉱 FeS2 各地・含銅硫化鉄鉱
・黄銅鉱 FeCuS2 各地・含銅硫化鉄鉱
・斑銅鉱 Cu5FeS4 高越鉱山
・自然銅 Cu 高越鉱山
・輝安鉱 Sb2S3 那賀町相生、牟岐町
・辰 砂 HgS 阿南市水井
・磁硫鉄鉱Fe1-xS 各地・泥質片岩中
徳島県産鉱石鉱物(2)・磁鉄鉱 Fe3O4 各地・青石、蛇紋岩中
・赤鉄鉱 Fe2O3 各地紅廉片岩、赤色岩中
・褐鉄鉱 水酸化鉄 各地・鉄鉱の風化で出来る
・クロム鉄鉱 FeCr2O4 蛇紋岩中
・チタン鉄鉱 FeTiO3 各地・青石中
・閃亜鉛鉱 ZnS 神山町次郎鉱山
・マンガン鉱 各地・紅廉片岩中
固溶体(Solid Solution)
・結晶の中で、原子(イオン)が入れかわって(置換して)、二つ以上の成分を溶かしあわせて中間の成分ができたと同じになっているものを固溶体という
・例:ひすいNaAlSi2O6-透輝石CaMgSi2O6-エジル輝石NaFeSi2O6Na,Ca、Al、Fe、Mgが置換する
・例:かんらん岩Mg2SiO4+Fe2SiO4
・ほとんどの鉱物が固溶体をつくる(例外、石英)
ざくろ石 以下の各成分の固溶体
1.Ca3Ai2Si3O12 グロッシュラライト
2.Ca3Fe2Si3O12 アンドラダイト
3.Mn3Ai2Si3O12 スッペッサルティン
4.Fe3Al2Si3O12 アルマンディン
5.Mg3Al2Si3O12 パイロープ
三波川帯産のざくろ石は3・4・5の固溶体 アルマンディは高温、パイロープは高圧を指示する
阿波の銘石 ・神山五色:赤色礫岩(みかぶ緑色岩帯・秩父帯)、神山町南野間、佐那河内大河原高原
・虎石:チタン石-白雲母-緑泥石片岩(三波川帯)、つるぎ町一宇法正谷、美馬市木屋平川上
・梅林石:枕状溶岩(秩父帯)、上勝町
・水含石:石灰質沈殿岩(三波川帯)、つるぎ町、三好市
・大理石:ゴトランド紀石灰岩(秩父帯)、那賀町平谷、勝浦町立川
眉山の鉱物採集のポイントも教えて貰いましたが、開発が進んで簡単には採集出来なくなっているのと、眉山は谷が深いので決して一人では入らないようにと注意して戴きました、又標本ラベルなど、地学関係用具の業者・海外地質見学旅行専門の業者も教えて貰いました。
この講座も来週(20日)が最後になります、長年勉強してきましたので寂しくなります。