おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

ジャノメミシン

2014-05-05 15:03:48 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の ご臨終】

ミシンとかメリケン粉とか、アメリカ語から明治人が 変に学んだ 言葉が日本語として確立されている、という事は実に有名である。

今日はそのうちの一つソーイング・マシーンであるミシンのことを書こうと思う。
我が家のこのミシン、実に古く取扱説明書には昭和45年、1970年と記載されている。
なんと齢(よわい)44年の後期高齢者である。
どんなに古いミシンかと言うと、足踏み式を電動式に改造した。と言えばワシらぐらいの歳のお母さん方は分ってくれると思う。

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今までにも何度も故障しては(ワシが)直し、再び調子が悪くなっては(ワシが)調整して何とか今日まで延命させたが。
ついにワシの手に余るような重態になった。

ネットで調べたところ、
どんなに古いミシン、どんな会社のミシンでも修理します。と言う業者が市内に見つかったので
電話してさっそく来てもらった。

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初めはこれなら何とか出来るでしょう。なんて態度であったが、修理途中から次第に考え込むようになって、結局部品の欠損と言う診断結果であった。
ワシの見立てと一緒だ。ワシが直せないところと欠損箇所が一致。どんなもんだい。

と威張っててもしようが無い。ドイツの機械じゃあるまいし44年間もジャノメも部品を保管してあるわけではない。
というわけで、愛着のあるこのミシンは引退という事になった。

修理専門のこの業者が言うのには高価なミシン=良いミシンというわけでもなく、そうかと言って安価なミシンは絶対ダメ。
作りのしっかりした20万円以上のミシンの中古、または新品の15万円ほどのミシンが良い。重量は重いほど良い。コンピュータ内蔵した最先端を行くミシンは案外故障するし修繕費も高くなる。アナログ的に作ってあるミシンが結果的には良いだろう。
などワシの機械に対する基本的な考え方にほぼ似たところがあり。簡単にこいつの職人的な部分を信じてしまった。

というわけで、連れ合いが買う気になった新しいジャノメミシンの契約をする。きっと良い機械であろう。

これまでのミシンよご苦労さんでした。お前のことは忘れないから。