おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

シースルーな津波防護壁

2021-05-24 16:14:29 | 日記・エッセイ・コラム

【今日の 意外に低いのね】

わが漁村市も地震があると津波が来る。そういった意味ではどこも一緒、海に面しているからなあ。

先日久しぶりに漁港の方に散歩に行った。

漁村市の漁村港はかつてのような、教科書に載るような繁栄は微塵もなくなってしまい

往時の賑わいを知るワシにはまっこと淋しい限りである。

誰にも、どうしようのない歴史の流れの中であっても、巨大地震が来れば巨大な津波が来る。

漁港(旧港)に津波防護の壁が出来ていた。

写真右側が船溜まり、左が陸地。左側に車が止まっているがここが船溜まりを取り巻く道路。

道路との間に白く見えるのが工事中の防護壁だ。

まだ検査が終わっていない様子で、やる気のないバリケードが設置されている。

この高さまで津波が押し寄せるようだ。

道路と船溜まりの間をコンクリートの壁で覆うと景観上まことに都合が悪い。

そこで施行者は考えたのだ。ここは静岡県管理の港だから静岡県となる。

こうしたべ。

分厚いアクリルの板で景色がどちらからも見えるようになってる。

厚みは

この厚さのアクリル板で、東南海地震による津波を防ぐ設計になっているらしい。

住民に広報する図面はこうである

地面からの高さは約1.5メートル、これで良いらしい。

ビックリしたのは

地面の下に直径1メートルで長さが16メートルもの鋼の管が打ち込まれている。

これはすごいことです。見えないところに力を入れる。これを「縁の下の力持ち」という。

土木構造物の神髄だ。

今はまだまだ始めたばかりでほんの一部の工事だが、何年もかけて巨大な(東洋一の(昔な、むかし))漁村港を取り巻くのだ。

ワシが生きているうちに出来るのか、それとも間に合わずに地震がやって来るのか。

ワシら住人は

いつもおびえて眠るのだ。 Z Z Z Z Z ・・・・・

 

 

Z Zと書いたのは、昔鉄腕アトムの時代は、寝ている状況をこう表現したが、それが何故かはワシは良くわからぬ。

こう言うもんだと思っていた。手塚治虫に聞いてみたい。


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