【今日の 意外に低いのね】
わが漁村市も地震があると津波が来る。そういった意味ではどこも一緒、海に面しているからなあ。
先日久しぶりに漁港の方に散歩に行った。
漁村市の漁村港はかつてのような、教科書に載るような繁栄は微塵もなくなってしまい
往時の賑わいを知るワシにはまっこと淋しい限りである。
誰にも、どうしようのない歴史の流れの中であっても、巨大地震が来れば巨大な津波が来る。
◆
漁港(旧港)に津波防護の壁が出来ていた。
写真右側が船溜まり、左が陸地。左側に車が止まっているがここが船溜まりを取り巻く道路。
道路との間に白く見えるのが工事中の防護壁だ。
まだ検査が終わっていない様子で、やる気のないバリケードが設置されている。
この高さまで津波が押し寄せるようだ。
道路と船溜まりの間をコンクリートの壁で覆うと景観上まことに都合が悪い。
そこで施行者は考えたのだ。ここは静岡県管理の港だから静岡県となる。
こうしたべ。
分厚いアクリルの板で景色がどちらからも見えるようになってる。
厚みは
この厚さのアクリル板で、東南海地震による津波を防ぐ設計になっているらしい。
住民に広報する図面はこうである
地面からの高さは約1.5メートル、これで良いらしい。
ビックリしたのは
地面の下に直径1メートルで長さが16メートルもの鋼の管が打ち込まれている。
これはすごいことです。見えないところに力を入れる。これを「縁の下の力持ち」という。
土木構造物の神髄だ。
今はまだまだ始めたばかりでほんの一部の工事だが、何年もかけて巨大な(東洋一の(昔な、むかし))漁村港を取り巻くのだ。
ワシが生きているうちに出来るのか、それとも間に合わずに地震がやって来るのか。
ワシら住人は
いつもおびえて眠るのだ。 Z Z Z Z Z ・・・・・
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Z Zと書いたのは、昔鉄腕アトムの時代は、寝ている状況をこう表現したが、それが何故かはワシは良くわからぬ。
こう言うもんだと思っていた。手塚治虫に聞いてみたい。
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