【昨日の やくざ言葉】
と言うと、「ヤベー」といまどきの女子高生も言っているなあ、の反響がありそうだが、この話はもっと深刻。
昨日、用事で科学館へ行った話はすでに書いた。
◆静岡駅で電車を降りて改札を抜けるとき、一番左側の改札を小学生の長い列が同じように抜けている。
ああ、社会見学だ、ひょっとしてワシと同じところ、科学館へ行くのかしら、と思っていた。
社会見学、好きだったなあ、この小学生達もウキウキしているのであろうなあ、楽しいもんなあ。
突然、引率の先生が列の中の一人の生徒に対して「〇〇、こんなことしてどうすんだよう、てめえそれでも〇〇かあ、〇〇しろ」
と怒鳴っている。まるでやくざ。
(実は言葉を全て記憶してブログに備えたのであるが、齢のせいか忘れちまったのだ。だから一字一句正確ではない。)
ワシは驚いたのなんのって、先生、あの子が何をしたのか知りませんけれど、駅のコンコースでそんなに大声で、しかも他に言い方があるでしょうに
もっと優しい言葉で注意したほうがいいと思いますよ。
◆ここまで読んで、良い子のみんなは当然コワーイ男の先生と思ったと思う。
ところがギッチョンチョン、齢の頃なら二十五・六の若い女の先生であったのだ。
ワシは別に女性差別論者ではないけれど、女先生がやくざな男言葉を使うのはどうかと。
そういう風潮はいつの間にか、じっと社会に溶け込んでくるのである。
◆宮城で先生をやってるカナちゃんとみっちゃん。ご意見ありますか?
【昨日の 丁寧言葉】
科学館の用事の次にワシは銀行へ行った。ある手続きのためだ。
窓口のオネイサンはそれはそれは丁寧に、ワシが申請書に記入している間「ここへご住所を」「この欄はお電話番号を」と一回ずつ指さし指示をしてくれた。
名前を記入しその上の欄のところ、「おくりがな」を書いてくださいと指さし指示をした。
ワシは心の中で「こいつ間違っている、おくりがなではなく振り仮名だぞ、こいつ送り仮名の意味を知らねえな」と思ったのでフリガナを書いてからおもむろに
ワシ:「まことに失礼ながら『送り仮名』とは漢字の後に書くひらがなのことですよ」
銀女:「あ、そうですよね」
ワシ:「だからこの欄は『ふりがな』というべきですよ。」
銀女:「ですから『おふりがな』ですね」
わし:「ああ、『おふりがな』と言ったんだ、ワシは『おくりがな』と聞き間違えました、それは失礼をしました」
おいおい、丁寧にすればいいかもしれないが、いくらなんでも「おふりがな」は無いんじゃないかええ。
「おふりがな」 初めて聞いた。
その先生は、余裕がなかった、なさすぎたのですねえ。今の若い教師は、研修でかなり指導されているので、できる人が多いんだけど。そういう場での対応は、うまくできないのかな。まあ、人間性といってしまえば、それまでかも?