おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

スタッフ

2013-11-16 11:13:08 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 童謡歌詞の疑問】

季節外れの話題でもうしわけないが、毎年5月になると『こいのぼり(屋根より高い)』『茶摘み(夏も近づく八十八夜)』と並び一般的に唄われる『せいくらべ(柱のきずはおととしの)』は良い子のみんなも子供の頃に唄ったと思う。今日はこのお話。

この『せいくらべ』は作詞:海野厚、作曲:中山新平の作品である。
この海野厚は静岡県豊田村曲金(まがりかね)の出身である。現在の静岡市駿河区曲金だ。(知らない人は調べてね)
旧制静岡中学(現静岡高校)卒業後早稲田大学に進んでいる。彼には6人の妹弟があり、中でも17歳年下の春樹のことがとても心配であったらしい。
そんな思いがこの歌に込められているそうだ。

(ここまで書きながら涙ぐんでいるワシであった。)

この歌詞の中で「柱のきずはおととしの」となっているがなぜ一昨年なのか昨年ではないのか、実は昨年は静岡に帰省しなかったからである。だから余計にこの年の離れた弟のことが心配になっているのだ。

(ここまで知ると、いい歌ではないかとさらに思う)

でここでワシが子供のころからの疑問が再度持ち上がって来る。
それは『昨日くらべりゃなんのこと、やっと羽織の紐の丈』の意味だ。
『羽織の紐の丈』?

子どもの頃に意味も分かず唄っていた歌詞が大人になって「ああそういう意味だったのか」と判明することはよくあるが、これは大人になっても分らない不思議な言葉である。
知ってる人がいたら教えてほしい。

閑話休題
ワシには3人のカワイイ孫がいるのであるがその子らの成長はとても楽しみである。
そこで柱に成長の記録を刻むことにした。

Pb160557

この目盛板は測量で使う『標尺』というものを柱に貼り付けただけのものだ。この横に白い紙を貼り付けて記録を記入してある。

Pb160560

今『標尺』と書いたが普通これを『スタッフ』と呼ぶ。
『スタッフ』の言葉には幹部・部員・職員の意味(staff)と他に材料・原料の意味(stuff)よりほかに無いが、なんでこの目盛棒のことを『スタッフ』と呼ぶのか分らない。これもついでに教えてほしい。

どこぞの神主の息子が上京してお笑い芸人になり(一発屋だが)「すたっふー」のギャグをひろめたが、その「すたっふー」では全くないぞ。念のため。

◆なお、この写真のスタッフは、元の職場で、廃棄したのをもらってきたものであり、決してJR北海道の職員のような不正ではない。この当時はスタッフもごらんのとおり木製であった。ゆえに断面が大きくて結構持ち運びに苦労(そんなでもないが)したのだ。今はアルミニューム製で軽くて断面も細くなっている。が、アルミニュームは熱伝導率が大きいので冬場は冷たくて、この点で作業が大変なのである。(分るかなー)

◆海野厚は結核のため28歳で亡くなっている。彼の母校である西豊田小学校には歌碑があるそうだ。
  やっとこ やっとこ くりだした おもちゃのまーちが らったった・・・   も彼の作詞。



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