【今日の 毎度おなじみソーセージ】
ニュルンベルガー・ブルストって気取って言ったが
意味は、ブルストはソーセージのドイツ読み、ニュルンベルガーはドイツの都市にニュルンベルクという町がある、つまりニュルンベルクで食べられているソーセージってこと、らしい。
で、どこが特徴かというと、羊腸詰め・スモーク無し・フレッシュ なモンである。
豚肉にクレソンとレモンピールが香る羊の腸に詰めたソーセージだ。
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では早速作るぞ。何度も作っているから、今回は教科書から少しはみ出てみようと思う。
①材料
豚ひき肉1kg、おろし玉ねぎ半分、檸檬の皮おろしたもの1個分、クレソンの葉先みじん切り大匙2,パセリの葉先みじん切り大匙1,牛乳大匙2,卵白2個分、コーンスターチ大匙7,粉末スープの素小匙1,塩大匙1,オールスパイス、ガーリックパウダー、白コショウ、ナツメグ、メース、羊腸 以上(スパイスの量は面倒なので割愛した)どうせみんなも読まんだろう。
用意した材料は下の通り
ただし今回は豚ひき肉1kgのところ半分の500gとしたので材料はすべて2分の1です。したがって出来たものも半分だ。念のため。
② 檸檬の皮と玉ねぎをすりおろす。
③ クレソンの葉先とパセリの葉先をみじん切りする。
④ クレソンとパセリを除いて、そのほかの材料をボウルに入れてこねくり回す。
腕と気持ちが疲労してきたらミキサー又はフードプロセッサーに入れてさらにこねる。
前回はこれを省略して粗挽きソーセージにしたつもりが、あんまし美味しくなかったので、今回は面倒だがフードプロセッサを使用する。
(面倒な理由:容器内側や葉部分など、そこいらにくっついて取れにくいので、後片付けに時間がかかる。肉の歩留まりが悪くなる。特に掃除が面倒)
フードプロセッサから取り出して、再びボウルに入れ、とっておいたクレソンとパセリを入れて再びこねる(イヤですよ、大変だから)
こねるときに温度が上昇しないように容器を二重にし、二重部分に氷を張っておく。
⑤ あらかじめぬるま湯につけて置いた羊腸をソーセージ用の押し出し機に装着し、練り終えたブツを入れて押し出す。
(写真の撮影を忘れた)
⑥ 出来たものをひねってソーセージ風にする。これをリンキングという。
鎖型ひねり
⑦ 一度沸騰させた大なべの湯に(火を消してから)全体を漬ける。5分ほど。
⑧ 湯から出してすぐに氷水に漬ける。
⑨ 出来上がり。
★ 自己評価
この世のものと思えないほどおいしい。
ドイツ人は天才じゃ。
お読みになってくださっているすべての人に食べていただきたいが
残念である。
【 ウインナソーセージとフランクフルトソーセージの秘密 】
ドイツではこのような言い方をしない。ウイーンのソーセージとか、フランクフルトのソーセージ、なんか言わんでヨ。
日本の場合、細いのがウインナソーセージ(なんでも省略する日本ではウインナという)太いのがフランクフルトソーセージ(同フランクという)
直径20㎜未満がウインナで羊の腸詰め、直径20㎜~36㎜がフランク豚の腸詰め、と言うことになってる。(日本農林規格JAS)
36㎜以上は日本ではボローニャソーセージと言うな、ボローニャはイタリアの都市だ。牛の腸詰め。
スパゲッティ・ナポリタンとかフランスパンとか、結構いい加減に名前付けする習慣がある日本人は、ワシちょっと恥ずかしい。
かと言って、「バゲット」と今更言うのもなんだかなあ。