【今日の 山菜】
まずはこの和歌を覚えておられるか。
「石走る垂水の上のさわらびの萌えいずる春になりにけるかも」万葉集から。
「いわばしる たるみのうえのさわらびの もえいずるはるになりにけるかも」と発音するのだなあ。
意味は「岩の上を激しく流れる滝のほとりでは、さわらびが芽を出す春になったことだなぁ。」てな意味であるなあ。
学校で習ったな。えつ?覚えていない?ばかっ!常識だぞ、ジョウシキ。
という格調高い文章で始ったが、今日のテーマは「蕨(わらび)」
ワラビーというとカンガルーの小さい版だが。蕨市といえば埼玉県だな。それらとは違うぞ。
植物の蕨だ。
◆先日の雨で川越市の奥地に小規模ながけ崩れがあった、
この崩壊土砂を撤去している現場にタキさんと、ササさんとで監督に行ってきたのだが
ワシは現場はとにかく、南斜面の日当たりの良い場所が気になって仕方がなかった。
さんざん枕で言ったので皆さんのご想像の通り「ワラビ」が気になっていたのだ(そのほか先日とってきたハチコもね)
もうワラビも時期が遅く、シダになってヤンノ。
でもワシのような奥手のワラビもきっとあるに違いないと、2人には気づかれないようにほうぼうへ目をやっていたのだ。
ありました。たった2本。
それを知ったタキさんとササさんが「これではさみしいら」と探してくれた。ほんと自分のことのように一生懸命に探してくれたのだ。
「もういいです、マムシがいると怖いから(草原斜面の)奥のほうへ行かんでください」
けっか
これだけのワラビがお土産になりました。2人暮らしには十分だ。
ちなみに連れ合いは山菜が大好物である。何歳ころから山菜を好きになったか聞いたら「三歳から」という。あほか
御2人ともどうもありがとうございます。この場をお借りして御礼をば。
よくあく抜きをしていただくことにいたしませう。
ここで一首
「いわば知る たるんだワシの根性に もえいずる夏になりにけるかも」
いみ (だらしない根性なしのワシにも、はや夏の燃えるような季節がやってきたのだなあ) クソッ!
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