おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

言葉は生きている

2019-04-18 16:39:34 | 日記

【今日の 昔はこうは言わなかった】

今日は寺院の話ではありません。

挨拶の話です。

 

ワシが働き始めたころ、残業する社員を横目で見ながら帰宅する時は何といったか?

「お先に失礼しまーす」ではなかったか。

 

官庁に勤めていたころは、ここがほかの職場と違うのか知らないが

「さようなら」でした。

最初の頃はさようならに違和感を覚えたが、考えてみれば「さようなら」は正式の挨拶である。

徐々に慣れていって、ずーっと「さようなら」でとおっていた。

でもね、いつの頃だったか全く分からないが、若い人から「お疲れさまでした」と言われるようになった。

日本人全体が言うようになったのと時を合わせて、わが市も近隣の自治体と合併したころである。かと思う。

一日働いて帰宅するのだから「お疲れさま」もまあ良いか。

頑固ジジイなワシは絶対に「お疲れさま」とは言わないで退職した。

ところがこの「お疲れさま」が非常に使い勝手のいい言葉なのだろう、何につけても

「お疲れさま」と言われるようになった。

最も違和感を覚えるシーンは朝だ、朝から「お疲れさま」と挨拶を受けると、だんだんと腹が立つようになってきた。

おいおい、朝から疲れているように見えるんかい。

いいえ、私はそういった意味なくあなたにただの挨拶として言っているのですが、ダメですか?

バカヤローぼーっと生きてんじゃねえよ!!

朝の会議で最初に言うんじゃねえよ!!このばかちん!!

先日孫たちと川に散歩に行って財布を拾った。川岸の砂利にベトッと濡れていたので気持ち悪かったが

見つけちゃったものは仕方がない、しかも孫もいる、散歩は目的地を変更して駅前の交番に行くことにした。

孫の社会勉強だ。

手際の全く悪い女性警官に手続きをしてもらって、拾ったことの証明書の入った封筒を戴いてきた。

これがそれ。

昔ならば最初に「取得物件預書」と書いてあったと思うところに

「おつかれさまでした」の表示

別に疲れていねえよ。

それでも、書きたいならば

「ご苦労様でした」でしょ。

そしたらワシは「いや市民の義務ですから」と言っちゃうな。

これを読んで気になった方がいるんでないかい?

財布の中身はどうなっていたか?

健康保険証や銀行カード、Tカード、各種ポイントカード、ガソリンカード診察券など結構たくさんのカード。

現金は50万・・・・・どころか一円も入ってはいなかった。

たぶん盗んで現金だけ抜いて川に捨てた、と推理するが、孫たちにはそういわずに「川に落とした財布からお金だけ流れちゃったかもね」。

教育的に立派なジジイだと思うよワシャ。