【今日の オールステンレスのつもりが】
2004年にキッチンの大改修をしたのだが
その時に(当時の)高級なクラスの、ステンレスシステムキッチンに大枚をはたいた。
ああ、それから15年。
抽斗の底の一部に錆(さび)が見受けられる。早めに手当てをした方が良いなあ。
と、思いながら”面倒くさい”が先に立ってそのままにしてあった。
先週ワシが重い腰を上げたのだ。「どうれ」
◆
中身を取り出して、2階の工作室(こうば)で解体を始めよう。(格好つけて書斎とも・・・)
どれどれ?
おお、錆が
上の写真だと大したことないが、右側の塗装の膨れがちょいと気になるぞ。
解体したはいいけど、補修をしてもとに戻さんといかんから、いちいち撮影をしていく。
分解して塗装を剥がすと・・・これは・・・・錆というよりも腐食だぞ。
つまり図で表すと
こうだ。側板と底板のわずかな隙間から水分がしみて、
ステンレスとワシが思っていた本当は鉄板の側板が、じっくり何年もかけて錆らかして(これってシゾーカ弁)
側板広域にわたり錆が進行していたのだ。人と一緒で時には人間ドックが必要か。
これではもう手遅れかしら。いいえ、ワシの手で延命をさせようではないか。
時間をかけて錆を取った。ワシの錆に関する技術総動員(たって大したもんじゃねんけど)
で、ひと通り錆をなくしてから、ホルトの「ラストリムーバ」という錆を変換させる液体を塗装する。
一日置いてからいよいよ塗装を。
では施工前後写真を平行にアップ
これで(完璧とは言えないまでも)当分大丈夫だろう。
さて、元通りに組み立てられるか?
何とかなったぞ
底板とそこから立ち上がっている側板との接点には、今回シーリングをしておくことにした。
これが良いかどうかは分からね。数年後に結果が出るだろう。
かくして、自慢のキッチンセットは元通りに納まった。めでたしめでたし。
ワックスなんか掛けちゃって。
これでおしまい。