おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

車の皮膚科

2016-11-05 10:40:07 | 日記

【今日の やっぱりプロにはかなわない】

昨年だったかその前の年だったか、いやその前の年か?もう昔のこととて忘れちまったが、家の駐車スペースにノアをバックで入れるとき、フロント右側を擦ってしまった。

 

写真で見ると「あら!ひどいわ」だが、そこの部品は樹脂製なので錆びない。

何年も乗っているからこのぐらいは傷だってつくだろう、愛嬌あいきょうと「平気だもんね」精神でそのままにしていた。それほど目立つところでもないし。

ところが・・・

 

今年に入って夏、孫たちを市内の公園に送り届けた時、今度は後部左側バンパーを公園入口のフラワーポッドに当ててしまい板金修理に出さざるを得なくなったことがある。

ワシも年だわ、気を付けていてもそのフラワーポッドの存在に気が付かなかったんだもの。

(この事故?では次の月曜日に公園管理者である漁村市の都市計画課に申告したが(偉いでしょうエヘン)返ってきた答えは、「壊されたフラワーポットは古くなってきてちょっと何かに当てただけでも大きく壊れてしまうので撤去する予定でした。弁償しなくてもよいです」とのことであった。ラッキー、儲け儲け)

車のほうは3万なんぼかの板金修理で済んだが痛い出費であった。

で、その時にサトちゃん(いとこの修理業)にお願いして、塗料一式をいただいて前の傷を修理することにしたのである。

なんたって車の板金修理で素人には絶対無理な工程が「色合わせ」である。だから後部を塗装するのならその色を使って自分で塗ってみよう。

転んでもただでは起きないワシである。

まずは傷の部分に「パテ」をかって、固まったらサンドペーパーで平滑にする。

 

これが意外に時間がかかった、何度「パテ」をかって研いでもへこみが直らない。これで良しと思っても

マルモ叔父が触ると「ダメ」という。毎週のようにかっては研いで、研いでは指先で確かめ、また「パテかい」の連続で1か月ほど費やした。

 これで良しと、十分に平滑になった。

それにしても傷以外のところも結構へこんでるもんである。白く見えるところがパテの残ったところで、つまりそこはへこんでいたって証拠。

さあ、いよいよメインイベントの塗装に入るぞ、が先週の休みの日。

この日は外気温20度で湿度50%付近、無風状態、塗装にはベストコンディションだ。(ワシの長年の経験から)

プラモデル塗装用のエアコンプレッサーなど一式を持ち出してきて

 

当該箇所以外に塗料が付着するのを防ぐため新聞紙とテープで「マスキング」をする。

まず車体色の塗料を塗り、というか吹き付けだから「吹き」が正解。次にそれほどに時間を置かずに透明ウレタン塗料を吹く。

透明ウレタンもプロの使うものをサトちゃんは提供してくれたのだ。

ウレタンと、ハードナーという固化する液体を1対5の割合で混ぜにゃならん。

 

上の写真は、塗装が終了した状態である。

綺麗に見えるが、実は傷の部分がうっすらと残っている。

何度も指先で確認し「これならへこみ無し」と自信があったが、さすが素人、色を吹き付けると全然ダメ。

ワシのプラモ職人としての矜持はもはやこれまで、NHKの番組「プロフェッショナル」には出られんなあ。

でもここまで来たらこのまま押し通すしかない。

本日、サンドペーパー掛けをして艶出しをした。

2000番のサンドペーパーまで3回研いで、その後「粗目」「中目」「仕上げ」と3回もコンパウンド掛け。

写真では見た目はいいがそばに寄ってみると外傷は治っていない。

というか「あんたこすったね、しかもあんたが直したね」と分かってしまう。

良いのだ。    ワシがやるならこんなもんだ。

もう一度治療前の写真を貼って比較してみようではないか。

 ほらね、これが元だぜ、許してもらおうではないか。

◆今日分かったこと

板金職人が高い金を取ることが理解できる、また、思っていたほど高くはない。

次はプロに頼みます。