おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

文化度の違い

2012-10-18 17:48:35 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 森】

山手線目白駅周辺は
学習院大学や田中角栄邸があることで有名だが
少し歩くと、閑静な住宅街に趣のある施設がある。

◆まずは自由学園明日館(じゆうがくえんみょうにちかん)
P1000077

 自由学園明日館(みょうにちかん)は、1921年(大正10)、羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により建設されました。
 明日館建設にあたり羽仁夫妻にライトを推薦したのは遠藤新。帝国ホテル設計のため来日していたライトの助手を勤めていた遠藤は、友人でもある羽仁夫妻をライトに引きあわせました。夫妻の目指す教育理念に共鳴したライトは、「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」という夫妻の希いを基調とし、自由学園を設計しました。

P1000079
 
 空間を連続させて一体構造とする設計は、枠組壁式構法(2×4構法)の先駆けとの見方もあります。木造で漆喰塗の建物は、中央棟を中心に、左右に伸びた東教室棟、西教室棟を厳密なシンメトリーに配しており、ライトの第一期黄金時代の作風にみられる、高さを抑えた、地を這うような佇まいを特徴としています。プレイリースタイル(草原様式)と呼ばれるそれは、彼の出身地・ウィスコンシンの大草原から着想を得たもので、池袋の界隈に開放的な空間を演出しています。道路を隔てた南西には、300人収容できる遠藤新設計の講堂がならび、重要文化財・自由学園明日館は構成されています。

こんなところに立派な建物が、と思い説明板を読むと、なんとあのフランク・ロイド・ライトの設計だという。
喫茶室は解放されていて建物説明とセットで楽しめることが出来るという。今度機会があったらぜひ入ってみたいと思う。

◆目白の森
ここも、閑静な住宅街であり、この片隅に約1ブロックの広さの自然林が残っている。ここには過去にマンション計画が持ち上がったが地域の住民などの熱意が通じて森として残したという。

Photo

通りかかったのは9時40分ごろであったが、10月からは10時開門だという。
管理人が気を利かせて少し早いが門を開けてくれたので中に入ることができた。
中はうっそうとした森だ。3,200平米あるという。

Rimg0121


Rimg0119

ここの周囲の区画道路は幅員4から5メートルの細街路だ、びっしりと家が立ち並んでいる。ほとんどの家はベンツBMWボルボなど外国車が狭い駐車場に置いてある。土地の値段は高いから。

公園と言えば、毎年せっかくの樹木を強い選定をして、おかげで太くたくましくなれない木々が弱弱しくやっと生きている、そんな公園が普通の公園と考えているワシらの住民常識の世界だ。一方、殺伐とした都会のイメージが強い東京23区だが、見方によっては地方よりも緑が多い。そんなことを考えた。結局文化度の違いか?

この目白の森にはメジロも来るかも。