おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

ワシの考え違い

2011-03-13 10:29:48 | 日記・エッセイ・コラム
【これまでのワシの考え違い】
 11日の地震でこれまでのワシの考えが間違っとったことを知った。
 ◆その日その時のワシの行動
 その日ワシは、前日からの原因不明の腰痛で朝からベッドに寝ておった。
 ゆらゆらっと来たが半覚醒状態であったワシはすぐには反応できなかった。
 ずっとつけておったラジヲが、何やら「危険」とか「避難」とか「冷静」にとか、普段の放送では言わないようなことを言っている。
 窓の外を見ると電線がゆらゆらしている。
 アツ地震だ!ついに来た(地震の時はいつもそう思うのだ)
 階下に下りて連れ合いを探し、無事をまずは確認する。
 TVをつけて和室の電灯などの揺れ方を見るとどうも大きい
 ゆーらゆら、ゆーらゆらとこういった感じで、大地震だなと思う。
 取るものもとりあえず、近所の防災センターの屋上まで続く外階段まで行く
 誰も出てこない。しばらくしてもう大丈夫と判断をして
 また、手ぶらで来たので、情報が何も分からない。このため一時帰宅する。
 家に帰ってTVで驚きの映像に出会う。TVの前を離れられなくなった。

 ◆ワシの家は
 ワシの家は海岸まで1000M、港まで500M。
 途中に鉄道の盛土があり、その高さおよそ海抜5M
 ワシの家の標高は2mくらいか
 ワシの家は新しい方が87年建築の軽量鉄骨製、耐震性あり
 古い方が73年だが2003年に耐震改修を終えている。
 21年8月11日の地震後、家具などの転倒防止はすべてやった。
 食料もパンデミック対策を兼ねて十分すぎるほど備蓄している。
 だから大地震にも家は大丈夫。心配は津波だけと思っていた。
 その津波も東海地震で予想される波高は6Mということである。
 家の前の堤防はそれに対応する6M(標高)で完成している。

 ◆津波は平気だ
 地震の揺れではびくともしない。その後の津波についても 
 川からの越水は無い。あるとしたら港からの浸水だろう
 その場合も一旦はJRの盛土で防いで、それを乗り越えてくる1m分の波が来るかもしれない
 それにしても、その間には家が密集しているので水勢はだいぶ減速するだろう
 位に考えていた。

 ◆甘い甘い
 今度の津波のあの映像を見たら(日本人全員が、いや世界の大多数が見たな)
 これまでのワシの考えは甘い甘いと思ったな。JRの盛り土なんか物の数ではないな
 住宅が建てこんでいるのなんか、かえって状況が悪くなるだけだもんな。

 ◆教訓 
  家屋に耐震性がなければ避難もできないわけである。
 耐震補強はしていた良かったよ。

 この地震からの教訓
 『地震が来たらすぐに3階以上の堅固な建物に避難する』