新型コロナウイルス感染症の流行で
テレビドラマ界は大混乱状態。
放映クールはバラバラで今後の見通しも全く不明。
全く混沌とした状態となっているので、
今回はドラマ枠ごとに
現在分かっている情報をもとに整理し直してみた。
いまだ詳細不明なドラマもあるため
暫定的情報としてご参照いただきたい。
Covid-19 に 『倍返しだ!』
フジ月9 4/13 ~スタート(4/20~7/20 中断)7/27 ~再開 『SUITS season2』 織田裕二(主演)、中島裕翔(Hey!Say!JUMP)、鈴木保奈美、新木優子、小手伸也、中村アン、吉田鋼太郎、他
今回は、休職中から復帰した共同代表の弁護士・上杉一志(吉田剛太郎)との確執が盛り上がるとみられた矢先の第3話から中断。見切り発車で最初の2話を放映したことが果たして良かったのか。2話を視た限りでは特に1st シーズンと比べ目立った新鮮さは感じられない。
フジ月9 スタート日不明 『監察医 朝顔2』 上野樹里(主演)、時任三郎、風間俊介、加藤柚凪、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES/ジャニーズJr.)、戸次重幸、坂ノ上茜、平岩紙、三宅弘城、板尾創路、柄本明、他
原作は香川まさひと・木村直巳の漫画『監察医 朝顔』。2019年7月クールに続く第2弾。今回は夏・秋2クールのオンエアとなる。前作では12.6%と高い平均視聴率を記録した(関東地区・ビデオリーサーチ社調べ)。前作では上野樹里演じる主人公の法医学者・万木朝顔(まきあさがお)と、時任三郎演じる、彼女の父でベテラン刑事の万木平(まきたいら)が、さまざまな事件の遺体に向き合い、遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまが描かれた。一方、朝顔は母親が東日本大震災で行方不明のままとなっている癒えることのない悲しみを抱えていたが、風間俊介演じる、恋人で刑事の桑原真也(くわはらしんや)と結婚、娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て少しずつ悲しみを乗り越えようとしていた。『監察医 朝顔2』は、前作ラストの翌年春からが描かれる。神奈川県にある興雲大学法医学教室で法医学者として仕事をこなしながら、変わらない日常を過ごす朝顔だったが、あることがきっかけで朝顔が平の代わりに東北へ母の遺体と“生きた証”を探しに行くことになる。前作同様、各話で事件と遺体を扱いながら、全話を通して、東日本大震災と母の死に朝顔がより深く向き合っていくことなる。さらに2クールをかけて、父娘と、その家族のかけがえのない日々が丁寧に、情感豊かに描かれる。月9初となる2クールドラマ、かなり気合が入っていそうではある。
フジ(関西テレビ)火9 7/28 ~スタート 『竜の道~二つの顔の復讐者~』 玉木宏(主演)、高橋一生、松本穂香、細田善彦、西郷輝彦(特別出演)、斉藤由貴、遠藤憲一、他
双子の兄弟が養父母の敵討ちのため、兄は裏社会の人間に、弟はエリート官僚となり、犯人を追い詰めていく復讐サスペンスドラマ。まだ放映開始となっていないためなんとも言えないが、チープなドラマに終わらないことを祈る。
フジ(関西テレビ)火9 9/?~スタート 『DIVER~特殊潜入班~』 福士蒼汰(主演)、他
9月から5週に渡って放映される予定の特別ドラマ。原作は『グランドジャンプ』で連載されていた大沢俊太郎の漫画『DIVER~組対潜入班』。悪の組織に潜入する捜査チームの冷酷非道な男が仲間をだまし犠牲も厭わない姿勢で悪を駆逐するストーリー。福士蒼汰演じる主人公の黒沢兵悟は、10代の頃、窃盗や暴力事件の常習犯だったが、警察も手を焼くほどの巧妙な手口を考え出す高いIQ、判断力、身体能力が認められ、秘密裏に結成された『潜入捜査官チーム』(通称“D班”)の一員となる。その任務は、暴力団や詐欺集団など、悪の組織に潜入して情報や証拠を掴むという、きわめて危険な特殊捜査だった。そんな危険も顧みず、悪の根源を駆逐するために手段を選ばず、時に暴力的に、時に冷徹に犯罪者に立ち向かっていく。行き詰まりを感じる福士蒼汰にもまだ主役のオファーがあったようだが、とりあえず場つなぎ的応急ドラマか?
TBS 火10 7/7 ~スタート 『私の家政夫ナギサさん』 多部未華子(主演)、大森南朋、瀬戸康史、眞栄田郷敦、富田靖子、高橋メアリージュン、若月佑美、水澤紳吾、岡部大(ハナコ)、平山祐介、他
大森南朋演じる仕事のできるおじさん家政夫ことナギサさんが、多部未華子演じる仕事一筋のバリキャリOLの人生観に影響を与えていくというドラマ。主人公は製薬会社のMR というドラマにはめずらしい職業。私生活では奥様になった多部だが、主人公として安定した演技をみせており、初回の視聴率も14.2%と好調でそこそこ期待出来そう。ただ、おじさんとの恋愛という流れになりそうな雰囲気で、やや心配。
TBS 火 10 9/ 15~スタート 『おカネの切れ目が恋の始まり』 松岡茉優(主演)、三浦春馬、三浦翔平、北村匠海、他
大島里美の脚本によるオリジナルドラマ。おカネを正しく使うことにこだわり、モノにも恋にも一途な“清貧女子”と、金持ちの御曹司でおカネにルーズな“浪費男子”の“じれキュン”ラブコメディ。松岡茉優演じる主人公・九鬼玲子は中堅おもちゃメーカーの経理部で働く。とある過去が原因で“清貧”という価値観で生きるアラサー女子。金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する“モノ”の本質を大切にして暮らしていた。一方、その玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(三浦春馬が演ずる予定だった!)は“浪費”にかけては天賦の才能を持った男。営業部に在籍していたが、浪費のし過ぎで玲子の所属する経理部に異動になる。そこで金銭感覚が真逆のこの二人が出会うことになり、ひょんなことから鎌倉にある玲子の実家に慶太が住み込むことになる。価値観の違う相手にお互い傷つきあいながら、おカネ修行を通してひと夏の恋物語が繰り広げられていく。主要な登場人物には、玲子が15年間片思い続けてきた初恋の先輩・早乙女健役に三浦翔平。公認会計士の資格を持ち、そのイケメンすぎる容姿を生かし『お金の専門家』としてテレビ番組で人気コメンテーターとしても活躍する『顔面を金に換える男』。玲子が“清貧”になった過去の出来事を知る存在であり、また玲子が想いを寄せている人物だが、キラキラしている表の顔の一方で謎めいた裏の顔を持つ。さらに、玲子と慶太が勤めるおもちゃメーカーで慶太の後輩であり、ドケチ節約男子・板垣純役に北村匠海。とある理由で将来の貯蓄に大きな不安を抱いており、『恋よりお金』な『ドケチ節約男子』で、あることがきっかけで玲子に恋心を抱くようになる。三浦春馬の急死により、撮影はどうなるのか、またキャストがどう変更になるのか、注目だ。
テレ朝水9 4/8 ~スタート(5/6~6/10 中断)6/17 ~再開 『特捜9 season3』 井ノ原快彦(主演)、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中村梅雀、他
『特捜9』も3シーズン目。前作で寺尾聰が特捜部を去り、今回は中村梅雀演じる秘密を抱えた男・国木田誠二が係長としてバトンタッチ。これまでのところ、特別出演枠かと思えるほど中村の出番はなく、しかも超ぶっきらぼうな役どころで何のためにいるのか意味不明。それでも手堅く二桁視聴率をキープ中。
テレ朝水9 8/5 ~スタート 『刑事7人(6)』 東山紀之、倉科カナ、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也、田辺誠一、白洲迅、他
2015年7月から始まった東山紀之演じる天樹悠を中心とした個性的な刑事たち7人が難事件に挑む姿を描く『刑事7人』の、2019年7月クールに続く第6シリーズ。テレ朝刑事ドラマの中では視聴率がやや不安定なシリーズだが、ここ3シリーズでは11%を越えており徐々にファンが定着しつつある。シリーズを重ねても依然として東山紀之演じる主人公・天樹悠のキャラや肩書き(刑事資料係所属で専従捜査班?)が正確には掴めていないのだが、難事件さえ解決できればこの手のドラマはそんなことはどうでもいいのかも。今回は警視庁内にある捜査資料の完全データ化に伴い、過去の資料を倉庫に移送する途中で何者かに襲撃され、段ボール箱一つ分の捜査資料が盗まれる事件が発生。不可解なことに、その段ボールに入っていたのは『ゼロA』と呼ばれる、データ化の必要すらないような解決済みの事件や事件性のない資料ばかりだった。しかし、その後、盗まれた資料に関連する事件が次々と発生する。これまでと同様、一話完結の形ととりつつ、並行してこの盗まれた捜査資料の謎が暴かれていく。このシリーズが何話で構成されるのかは不明。
日テレ水10 6/17 ~スタート 『ハケンの品格2』 篠原涼子(主演)、小泉孝太郎、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan)、塚地武雄、伊藤四朗、他
2007年1月クールで放映され最高視聴率26%を記録した人気ドラマの13年ぶりとなる続編。令和時代となり、ハケン社員を取り巻く環境が厳しさを増しているという設定。とはいえ、13年前の前作とハケンの立場に大きな変化はなく、スーパーハケンの大前春子が正社員をギャフンといわせることで視聴者はカタルシスを覚えるというパターンは同じ。新鮮味は全くなく、前作ほどのインパクトはない。歳を重ねた篠原が少し痛々しくも見える。
テレ朝木9 6/18 ~スタート 『BG~身辺警護人~ (2) 』 木村拓哉(主演)、仲村トオル、勝村政信、菜々緒、斎藤工、間宮祥太朗、市川実日子、他
今回は、キムタク演じる主人公の島崎章がいきなりボディーガードの事務所を立ち上げ、あとからそこに加わってきた元同僚・高梨雅也(斎藤工)とバディを組むことに。どちらかというとチームワークが描かれていた前作に比べ、キムタクのスタンドプレーが目立つ展開となった。ドラマの中でも『オッサン』呼ばわりされることを受け入れているように見えるキムタクに変化を感じる。それなりにカッコいいのであるが、ボディーガードとしては身体が小さく頼りないのが残念。共演陣に、斎藤のほかにも、菜々緒、中村トオルなど高身長を揃えているだけに余計目立つ。それと、今回、キムタクの恋のお相手を臭わす女医・笠松多佳子に市川実日子を起用しているのだが、それは『ないない』感も漂っていて逆に気持ち悪かった。とはいえ、この高視聴率、さすがキムタクである。
テレ朝木9 8/6 ~スタート 『未解決の女~警視庁文書捜査官~(2) 』 波瑠、鈴木京香、沢村一樹、高田純次、工藤阿須加、山内圭哉、遠藤憲一、他
2018年4月クールで放映された『未解決の女~警視庁未解決文書捜査官~』のシーズン2。警視庁捜査一課『特命捜査対策室』第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木)のバディを中心に、“文書”を糸口に未解決事件を解決する。レギュラー陣はほぼ前作と同じ顔ぶれとなっており、第6係を目の敵にしている警視庁捜査一課『特命捜査対策室』の室長・古賀清成役に沢村一樹、第6係のメンバー・草加慎司役に遠藤憲一、財津喜延役に高田純次、第6係とは対象的な花形部署『第3強行犯捜査殺人犯捜査』第5係の刑事・岡部守役に工藤阿須加がキャスティング。また、前作で山内圭哉が演じた第5係の刑事・桑部一郎は、同部署の係長に昇進している。どんな難事件も文書を手がかりに解決するという、前作と同じ路線の非現実的警察ドラマ。
フジ木10 7/16 ~スタート 『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』 石原さとみ(主演)、西野七瀬、成田凌、桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん、真矢ミキ、他
石原さとみ演じる病院薬剤師・葵みどりを主人公に、あまり知られていない薬剤師の仕事を通じて描かれる医療ドラマ。石原のリベンジなるか、と意気込んだはずのドラマだったが、新型コロナウイルスの影響で病院での撮影が困難となり、また謎の青年・小野塚綾役の清原翔が脳出血で急遽成田凌が代役となるなど、前途多難。シリアス路線での石原の活躍に期待したいが、第1話を視た限りでは、薬剤師の活動範囲が型破りに描かれていて、現場を無理矢理劇場に作り上げようとしている感じ。
TBS金10 6/26 ~スタート 『MIU404(ミュウ ヨンマルヨン)』 綾野剛、星野源(W主演)、岡田健史、橋本じゅん、麻生久美子、他
初動捜査を任された第4機動捜査隊(第4機捜)のメンバーである刑事の常識に欠ける伊吹藍、先回り施行で慎重な志摩一未を、それぞれ綾野剛と星野源の『コウノドリ』コンビがうまく演じている。ミステリー性や緊迫感に欠けるきらいはあるが、安心して見られるドラマではある。
TBS金10 9/ ~スタート 『キワドい2人~K2~池袋署刑事課神崎・黒木』 山田涼介(Hey!Say!JUMP、田中圭、ジェシー(SixTONES)、江口のりこ、八嶋智人、奥山かずさ、他
性格も価値観も捜査方針も正反対な、異母兄弟の人情派の生真面目キャリア刑事と超破天荒なキレ者刑事がタッグを組み池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む。原作は横関大の刑事小説『K2池袋署刑事課 神崎・黒木』。主人公の、人情派で生真面目な刑事・神崎隆一を山田涼介が演じる。神崎は正しい道こそが正義の道と信じるキャリア刑事。警察官だった父に憧れ、父親譲りの強い正義感から自らも刑事となった。正義感が強すぎるあまり、困っている人を放っておけず、時にお節介が過ぎてしまうが、彼の『人を信じる』強さが事件捜査の難局を乗り越える武器だった。一方、ルール無用、事件解決のためなら手段を選ばない、直感派の破天荒刑事・黒木賢司を田中圭が演じる。黒木は直観力と洞察力がピカイチで検挙率ナンバーワン。事件を読み解くに『人を疑う』強さを武器としている。“人命第一・事件解決”を最優先の判断基準とするため、時に既存のルールを破った破天荒な捜査方針をとり、神崎をキワドい捜査に巻き込んでしまう。普段は飄々としているようにみえるが、誰かを守るためなら自らを犠牲にすることも厭わない正義感。そんな正反対な二人が実は幼少期から全く別の人生を歩んできた異母兄弟、という周囲に知られてはいけない秘密があった。時にぶつかりながらも池袋の街を守るために強い絆で結ばれた二人が難事件を解決していく。二人を取り巻く登場人物として、真面目で仕事への真摯な姿勢と対応能力の高さが認められ交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手刑事・諸星一朗にジェシー、神崎と黒木の上司で彼らをフォローする池袋署刑事課・強行犯係の統括係長・末長光一に八嶋智人、強行犯係の頼れる姉貴的な存在の女刑事・木村ともこに江口のりこ、もう1人の強行犯係のメンバーである女刑事・石館美空に奥山かずさ、がキャスティングされている。バディものの刑事ドラマ、もうお腹いっぱいなんだけど…。
テレ朝金 11:15(金曜ナイトドラマ) 4/24 ~スタート(5/8 ~ 6/12 中断)6/19 ~再開 『家政婦のミタゾノ(4)』 松岡昌宏(TOKIO)(主演)、伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、飯豊まりえ、他
松岡昌宏演じる女装した大柄な家政夫・三田園薫(ミタゾノ)が、派遣された家庭に巣食う“根深い汚れ”をスッキリと落としていく。毎回クライマックスで派遣先の家族それぞれが抱える秘密を徹底的に暴いていく展開がさすがにワンパターンで、いい加減飽きてきた。そろそろイノベーションが必要なときでは?
テレ朝金 11:15(金曜ナイトドラマ) 7/31~スタート 『真夏の少年から~19452020』岩崎大昇、佐藤龍我、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世、那須雄登(以上ジャニーズJr.『美 少年』)、博多華丸、神保悟志、水野美紀、長谷川京子、他
男子高校生たちと、終戦間際の大宮島(グアム島)からタイムスリップしてきた軍人が出会う。舞台は関東にある某地方都市のベッドタウン。そこで暮らす高校生の風間竜二(岩崎大昇)、瀬名悟(佐藤龍我)、柴山道史(那須雄登)、春日篤(浮所飛貴)、山田明彦(藤井直樹)、山田和彦(金指一世)らが、ある日主戦間際の75年前からタイムスリップしてきた軍人・三平三平(みひらさんぺい)(博多大丸と出会う。我慢を強いられてきた戦時中の人間の目には、現代の日本と若者たちがどのように映るのか。軍人とひと夏を過ごすことで、それ背れに事情を抱えた高校生たちが成長していく姿が描かれるジャニーズドラマ。
日テレ土10 6/27 ~スタート 『未満警察ミッドナイトランナー』 中島健人(SexyZone)、平野紫耀(King&Prince)(W主演)、吉瀬美智子、中村ゆり、原田泰造、伊勢谷友介、大幡しえり、葉山奨之、竹内愛紗、傳谷英里香、阿岐之将一、小平大智、他
警察学校の生徒2人がバディを組み現場を駆ける本格警察ドラマだが、主人公2人は警察学校の学生にしてはチャラい人物である。警察学校が舞台だがほとんど緊張感がない。ジャニーズファンには楽しめるかもしれないが、おっさんには何の面白みもないドラマ。
日テレ土10 スタート日未定 『二月の勝者~絶対合格の教室~』 柳楽優弥(主演)、井上真央、加藤シゲアキ(NEWS)、他
原作は高瀬志帆の漫画『二月の勝者~絶対合格の教室~』。冷徹なスーパー塾講師による中学受験塾の人生攻略法。柳楽優弥演じる主人公は、『中学受験は課金ゲーム』『親はスポンサー』『子供を合格に導くのは父親の経済力と母親の狂気』など、過激な言動で周囲を圧倒する最強で最悪な塾講師・黒木蔵人。中学受験の実態から見えてくる『家族問題』、『教育問題』など現代社会の様々な問題に切り込み『絶対に全員志望校に合格させる』と断言する。未来を生き抜くために、いま子供たちに教えるべきことは何なのか?黒木の所属する桜花ゼミナール吉祥寺校に採用された新人講師・佐倉麻衣役に井上真央。中学教員経験のある佐倉は冷徹な黒木の発言や指示に何かと反発するが、黒木の才腕にはいつもかなわないと思っている。黒木の元部下で今は超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純に加藤シゲアキ。かつて尊敬し憧れさえ抱いていた黒木が突然塾を辞め他校に移籍したことに困惑し裏切られたと感じている。中学受験が題材というところにはひっかかるが、主人公には共感できそうな予感。
NHK日8 1/19 ~スタート 6/14 ~中断中 大河ドラマ『麒麟がくる』 長谷川博己、染谷将太、佐々木蔵之介、風間俊介、尾野真千子、伊藤英明、川口春奈、他
ここ数年の大河ドラマの中では、好調な視聴率(第21話までの平均視聴率 15.3%)だが、残念なことに2020/6/14 の第22話から中断中。ストーリーはわかっていてもやはり戦国時代は鉄板ネタか。様々な悲劇が盛りだくさんで、まだ新型コロナ禍の方がまし、と思えてしまうのかも。早い再開が待たれるところである。
TBS 日9 7/19 ~スタート 『半沢直樹(2)』 堺雅人(主演)、上戸彩、香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、他
いよいよ 2020/7/19 より本編が始まるが、直前の2週間は前作の特別総集編が放映された。前編 13.0%、後編 14.8%と高視聴率を記録しており、新作への期待の高さがうかがえる。今回は半沢が出向先の東京セントラル証券・営業企画部長として銀行に立ち向かう姿が描かれるとみられる。やはり高視聴率が予想されそうだ。
TBS 日9 スタート日不明 『ドラゴン桜2(仮)』 阿部寛、他
2005年7月クール、金曜ドラマ枠で放映された『ドラゴン桜』の続編。原作は週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』。前作で倒産寸前・低偏差値の私立龍山高校を超進学校に変えた弁護士・桜木建二の10年後が描かれる。阿部寛が演じる主人公の桜木は、元暴走族の弁護士。前作で龍山高校を退職してからは、その功績を代われ弁護士として私立大学の経営指導をするべく各地を転々としていた。今回、前作から10年後の龍山高校に戻ってくる。偏差値30の学校ながら東大合格者を出した龍山高校だが、桜木が去ったあとは下降の一途を辿っていた。その窮地を脱すべく、同校は再び桜木にオファーを申し入れる。入試制度改革が行われる今、再び東大受験を目指す新たなドラマが展開される。前作では、山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣らが生徒役で出ていたようであるが、今回もキャストから新たなスターが生まれるか?
日テレ 日10:30 4/12 ~スタート(5/24~6/7 中断)6/14 ~再開 6/28 終了 『美食探偵 明智五郎』 中村倫也(主演)、小芝風花、小池栄子、北村有起哉、佐藤寛太、富田望生、志田未来、他
超イケメンの美食家探偵・明智五郎(中村倫也)が『美食』知識を通じて、連続殺人を企てる小池栄子演じる謎の美女“マグダラのマリア”と対決する姿が描かれた。途中、中休みはあったものの、6月までには全話放映された(かなり短縮されていた?)。結局、主人公が事件をスマートに解決、とはほど遠い内容で、マリアに翻弄されたまま終了、という感じですっきり感は全く得られなかった。グルメの内容にも乏しく、『ちくわの磯辺揚げ』が一番!というオチ。倫也君の初主演作としては不消化に終わったドラマだった。
日テレ 日10:30 8/2 ~スタート 『親バカ青春白書』 ムロツヨシ(主演)、永野芽郁、中川大志、今田未桜、戸塚純貴、小野花梨、谷口翔太、濱田めぐみ、野間口徹、新垣結衣、他
福田雄一脚本のオリジナル作品。舞台は青春真っ只中の大学。女子高育ちの娘が大学デビューで悪い男に騙されやしないかと心配した日本一『親バカ』な父親が娘と同じ大学に入学する。サークル、合コン、文化祭のミスコン、バイトなど、大学のことある行事に娘が心配なあまり首を突っ込みまくりながらも、40歳のおじさん自らも青春を謳歌しまくるという展開。主人公のこの親バカな父親・小比賀太郎(おびかたろう)をムロツヨシが演じる。娘の小比賀さくらに永野芽郁、太郎とさくらの同級生でさくらの恋人候補となりそうな畠山雅治に中川大志、東京に強い憧れを持つさくらの友人・山本寛子に今田未桜、小比賀親子の大学の同級生・根来恭介に戸塚純貴、親子が通う大学の大村教授に野間口徹がそれぞれキャスティングされている。また太郎の妻でさくらの母親である小比賀幸子役として久々のドラマ出演となる新垣結衣が登場する。とにもかくにもムロの独壇場となりそうなドラマである。
新型コロナウイルス感染症の影響で撮影中断の間は
各局ともこれまでの人気ドラマの再放送で対応したが、
中には新作ドラマ以上の視聴率を記録した作品もあった。
こんなことなら、わざわざ新しいドラマを作る必要はない?
なんとも寂しい話である。
ただ、初回放映後に不祥事を起こした俳優もいて、
再放映もなかなか簡単ではなかったようだ。
名作ドラマに出演した女優・男優のみなさんには
是非とも品行方正な人生を送っていただくよう
お願いしたい。
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