goo blog サービス終了のお知らせ 

事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2019年2月号 退職。

2019-02-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2019年1月号「職員室の彼女。」はこちら

この業界では“自分が退職間際になる”まで、退職手当だの年金だのには無関心な人が多いかも。

でも学校事務職員は違う。毎年のように退職の事務を行うわけだし、そのための説明会に毎年出席しているので意識せざるをえない。ということで、今年も三川町のなの花ホールで行われた庄内地区退職予定者説明会に行ってきました。隣のなの花温泉「田田」の誘惑を振り払いつつ会場へ。

驚きました。例年と確実に違っていることがあったのです。それは会場の広さ。例年の倍のスペースが用意されている。

これは庄内だけではなくて、山形ビッグウイングで開催された村山地区の説明会も、人数が多すぎるので退職予定者と学校事務職員が別々の部屋に集合だったとか。こんなことで大量退職時代を実感することになろうとは。

説明会は公立学校共済組合山形支部が主催。名前だけはよく聞く団体ですが(なにしろ多くの人の保険証の発行者だから)いったいどこにあるかというと、山形市松波二丁目です。要するに県庁。山形県教育委員会の福利課というセクションが運営しています。ということはすべて県職員なのかというとちょっと違って、組合が独自に雇用した“プロパー”と呼ばれる人たちもいます。

説明はその個性的なプロパーによって行われ、いきなり

「みなさん長生きしてください。長生きして、これまで(年金用に)積み立ててきた掛金をとりかえしてください!」

と熱弁してうけてました。まあ、実はこの発言は不正確で、年金財政のもととなるわたしたちの長期給付の掛金は、現在年金を受け取っている世代のために掛けているのです。あなたが退職してから受け取る年金は、現役世代の掛金が中心。若いもんは大切にしないと。

いよいよわたしとほぼ同世代の人たちが退職するわけなので、休憩時間とかにやけに質問される。

「ほら、おれは女房が年上だから」

「おれもだ。」だから誕生日が来るとすごく喜ばれます。

「こういう時はどうすればいいんだ?」

「うちは女房が年下だからその場合は」

プライベートさらしまくり。まあいちばん有益だったアドバイスは

「年金の口座を奥さんに握られるな」

ですかね。だって他の部分は正解がない話なんです。というのも、退職者がどれだけ病気になるか、何才まで生きるかがわからない以上、こうした方がいいですよとうかつには言えませんから。

たとえば、65才から満額支給される年金を、もっと前から受け取る【繰り上げ支給】を選択すると、1ヶ月あたり0.5%減額されます。で、減額されたまま最後(最期)まで支給。すると、たとえば2年間繰り上げると12%減額されることになります。早くから年金を受け取るメリットと、月額が減るデメリットの交差点はおおよそ79歳あたり。それ以上長生きすればそれだけ損ですよと。だけどこう考える人もいる。60歳の100万円と、80歳の200万円のどちらが金として活きるのか。正解はないでしょう?

喫煙スペースでは、退職予定者たちがこう嘆くのがお決まり。

「さっぱりわかんねえ。生徒の気持ちわかるなー」おい。

画像は「マスカレード・ホテル」(東宝=フジテレビ)
主演:木村拓哉、長澤まさみ 原作:東野圭吾

原作を読んだときにも思ったけれど(うちの図書館にはシリーズ全作あります)、ホテルマンとはマゾヒストの集まりなのかなあ。そんなに客に奉仕しなければならないの?まだドラマが続いている状況でキャストのテロップが出るのには理由があります。あの人が特別出演とは!

2019年3月号「平成」につづく

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ぼけますから、よろしくお願いします」(2018 ネツゲン)

2019-02-18 | 映画

鶴岡まちなかキネマで鑑賞。老人介護のお話。認知症がすすむ87歳の母を、95歳(大正生まれ!)の父親が見守る……金を積まれてもみたくないタイプのドキュメンタリー。いつか自分にもやってくる(もう来ている)“老い”という冷厳な事実を、だからこそなんとか先送りしてしまいたいと。でも見る。

監督、撮影、ナレーションはドキュメンタリー作家の信友直子。1961年生まれ、というからわたしとほぼ同世代だ。わたしは高齢の父親と同居しているが、信友は呉の実家から遠くはなれた東京にいて、

「ただいまあ」

と何度も実家に帰ってくる生活。はじめは気軽なプライベートビデオだったはずのものが、母の認知症とともに「作品」になっていく。撮ることそれ自体に意味が発生したからだ。結婚しろとも言わず、好きな映像の仕事をつづけさせてくれた両親への、記録することが義務と感謝だと。

わたしの妻も、すっかり身体の弱った母親のために、毎日実家に通っている。見始めて数分後、となりに座った彼女のマスクの奥から「ぐがぐぎごご」と不穏な音が。

号泣しているのでした。

わたしも、“抗がん剤のために脱けた娘の髪の毛を拾う母親”なんて場面にはやはり泣かされた。しかも、このお母さんはユーモアたっぷりなのであり、だから娘がストレッチャーで運ばれた途端に涙を流すシーンは強烈。

認知症は、わずらった本人は幸福でまわりが大変、という思いこみが大嘘だと気づかせてくれる作品でもある。自分が自分でなくなっていく恐怖

父親は慣れない家事を淡々とこなす。「あたし(実家に)帰ってこようか?」と娘が問うと、戦争のために文学を学びたかった夢を諦めざるをえなかった彼は「仕事をつづけろ」と言い放つ。東京大学文学部に入学した自慢の娘のことを、だいじに思っていることが伝わってくる。

広島県呉市が舞台。あの傑作「この世界の片隅に」のすずと同じ場所、同じ時間をこの夫婦は過ごしている。呉の方言がひたすら味わい深い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いだてん 第7回 おかしな二人

2019-02-17 | 大河ドラマ

第6回「お江戸日本橋」はこちら

前回の視聴率はなんと9.9%と二ケタをきって、ネットで大賑わい。それは確かにニュースなんだろうけど、じゃあどうして人気がないのかって話。こんなに面白いのに。

ひとつ気づいたことがあって、この作品には“身も世もないぐらいに主人公に奉仕する女性キャラ”がないことに気づいた。なんと保守的な、と思うかもしれないけれども、そういうキャラって万能じゃないですか。特に朝ドラや大河では必殺。

いたんだね。宮藤官九郎がそんなスキルを持っていないはずがなかった。三島弥彦(生田斗真)を盲信する女中の杉咲花がまさしくそんな大河必殺キャラだ。計算してます宮藤。というか彼ほどそのあたりに意識的な脚本家は少ないだろうと思う。わかっていてもなお、それがかなわないあたりが宮藤官九郎(笑)。

前回に続いてアスリートにお金が必要というお話。オリンピックが貴族のものだったこと、アマチュアリズムと商業主義の相克が当時から問題だったことが語られる。その問題と、国家主義がつながると五輪担当大臣の「がっかり」発言の大騒動に。

発言の一部を採り上げて騒いだとむしろマスコミに批判的な論調もあるようだ。

違うでしょ。

あの大臣のすべてを聞いて、あきれるほど低レベルだったことが問題なのだ。つまりあの程度の人物ですら五輪担当でいいだろうという認識が(首相だけではなくて)あったということ。五輪が人気取りに重要であることがわかっていても、スポーツそれ自体に重きを置いていない現実。

五輪の招致が、景気浮揚でしか語られないこの国で、オリムピック噺として「いだてん」があることはひとつの救いだ。ニール・サイモン的タイトルもうれしい。まあ、視聴率は低空飛行を続けるでしょうが。

第8回「敵は幾万」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイベスト2018 キネ旬洋画篇

2019-02-16 | 洋画

キネ旬邦画篇はこちら

つづいては洋画篇。

1位 「スリービルボード」(マーティン・マクドナー)FOX

2位 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(スティーブン・スピルバーグ)東宝東和

3位 「シェイプ・オブ・ウォーター」(ギジェルモ・デル・トロ)(FOX)

4位 「ファントム・スレッド」(ポール・トーマス・アンダーソン)ビターズ・エンド

5位 「ボヘミアン・ラプソディ」(ブライアン・シンガー)FOX

6位 「15時17分、パリ行き」(クリント・イーストウッド)WB

7位 「顔たち、ところどころ」(アニエス・ヴァルダ)アップリンク

8位 「1987、ある闘いの真実」(チャン・ジュナン)ツイン

9位 「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」(フレデリック・ワイズマン)チャイルド・フィルム、ムヴィオラ

10位 「判決、ふたつの希望」(ジアド・ドゥエイリ)ロングライド

観たのは10本中4本か。これでも多いほうがなのが我ながら情けない。まあ、ドキュメンタリー系の作品(7位、9位)は山形県にいてはなかなか観ることはできないわけだけど、なんで「シェイプ・オブ・ウォーター」を観てないのかな。デル・トロは大好きな監督なのに。

それにしてもアニエス・ヴァルダってまだ現役だったんですか。わたしの世代だと「歌う女、歌わない女」の監督だけどなあ。まさかクリント・イーストウッドよりも高齢の監督作品がランクインとは。

あ、わがニッポンには新藤兼人さんがいた。あの人は100歳で亡くなる直前まで現役だったもんな。そう考えるとイーストウッドは“まだ88歳”なのだからがんばってほしい。スピルバーグは72歳?若手じゃないですか(笑)。

さて、いよいよ次号はほんとうのマイベスト映画篇をお送りします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイベスト2018 キネ旬邦画篇

2019-02-15 | 邦画

世界興行成績篇はこちら

さて、キネマ旬報のベストテンが発表された。これまでは邦洋の順位が報道されていたのに、今年は(わたしの知る限り)1位だけが明かされている。順位が知りたければキネ旬を買いなさいということだろうか(笑)。わたしは毎号買っているし、発売されてからしばらくたつので紹介してもいいんじゃないかな。

1位 「万引き家族」(是枝裕和)ギャガ

2位 「菊とギロチン」(瀬々敬久)トランスフォーマー

3位 「きみの鳥はうたえる」(三宅唱)コピアポア・フィルム

4位 「寝ても覚めても」(濱口竜介)ビターズ・エンド、エレファントハウス

5位 「孤狼の血」(白石和彌)東映

6位 「鈴木家の嘘」(野尻克己)ビターズ・エンド、松竹ブロードキャスティング

7位 「斬、」(塚本晋也)新日本映画社

8位 「友罪」(瀬々敬久)ギャガ

9位 「日日是好日」(大森立嗣)東京テアトル

10位 「教誨師」(佐向大)マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム

個人賞は「万引き家族」の安藤サクラが主演女優賞で、「きみの鳥はうたえる」の柄本佑が主演男優賞。夫婦同時受賞って……

助演賞は「愛しのアイリーン」の木野花と「孤狼の血」の松坂桃李。そして新人賞は木竜麻生(彼女は「鈴木家の嘘」にも出演している)と寛一郎の「菊とギロチン」コンビ!

監督賞は瀬々敬久、脚本賞も「菊とギロチン」で瀬々敬久&相澤虎之助。そして特別賞が樹木希林となっている。彼女は死して伝説になった。

するってぇと去年は柄本明の息子夫婦が主演賞を独占し、三國連太郎の孫で佐藤浩市の息子が新人賞をとったわけだ。

自分のベストとは微妙に違っているけれども、2018年の邦画がいかに豊潤だったかと思う。「鈴木家の嘘」を見逃したのは痛かった。だってお天気が悪くて鶴岡まちなかキネマまで行くのがちょっとね。もっと痛かったのは文化映画の第1位「沖縄スパイ戦史」を観ることができなかったことかな。

次回は洋画篇です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイベスト2018 世界興行成績篇。

2019-02-13 | 映画

北米興行成績篇はこちら

つづいて世界興行成績ランキング。

1 Avengers: Infinity War BV $2,048.4 $678.8 33.1% $1,369.5 66.9%

2 Black Panther BV $1,346.9 $700.1 52.0% $646.9 48.0%

3 Jurassic World: Fallen Kingdom Uni. $1,309.5 $417.7 31.9% $891.8 68.1%

4 Incredibles 2 BV $1,242.8 $608.6 49.0% $634.2 51.0%

5 Aquaman WB $1,107.0 $323.6 29.2% $783.4 70.8%

6 Venom (2018) Sony $855.0 $213.5 25.0% $641.5 75.0%

7 Bohemian Rhapsody Fox $821.8 $208.5 25.4% $613.3 74.6%

8 Mission: Impossible - Fallout Par. $791.1 $220.2 27.8% $571.0 72.2%

9 Deadpool 2 Fox $765.9 $318.5 41.6% $447.4 58.4%

10 Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald WB $652.2 $159.2 24.4% $493.0 75.6%

11 Ant-Man and the Wasp BV $622.7 $216.6 34.8% $406.0 65.2%

12 Ready Player One WB $582.9 $137.7 23.6% $445.2 76.4%

13 Operation Red Sea WGUSA $579.2 $1.5 0.3% $577.7 99.7%

14 Detective Chinatown 2 WB $544.1 $2.0 0.4% $542.1 99.6%

15 The Meg WB $530.2 $145.4 27.4% $384.8 72.6%

16 Hotel Transylvania 3: Summer Vacation Sony $528.1 $167.5 31.7% $360.5 68.3%

17 Dr. Seuss' The Grinch (2018) Uni. $508.7 $270.4 53.2% $238.3 46.8%

18 Ralph Breaks the Internet BV $486.5 $197.0 40.5% $289.5 59.5%

19 Bumblebee Par. $455.3 $124.3 27.3% $331.0 72.7%

20 Rampage (2018) WB (NL) $428.0 $101.0 23.6% $327.0 76.4%

ペイントした部分は、例によって北米以外での興行収入の割合。この値が大きければ大きいほど、海外の観客がその映画を支えたことになる。Operation Red Sea(紅海行動)とか、Detective Chinatown 2(唐人街探案)とか、ほとんど中国のみの成績なのにこの位置。マーケットとして、あの国は次第に存在感を増している。

逆に、グリンチが低いのは昔のもそうでした。あの物語はアメリカ人にしか受け入れられないのではないでしょうか。

次回はキネ旬ベストテン邦画篇

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイベスト2018 北米興行成績篇。

2019-02-12 | 映画


洋画興行成績篇はこちら。さあ今日は北米興行成績篇。

1 Black Panther  BV  $700,059,566

2 Avengers: Infinity War  BV  $678,815,482

3 Incredibles 2  BV  $608,581,744

4 Jurassic World: Fallen Kingdom  Uni.  $417,719,760

5 Deadpool 2  Fox  $318,491,426

6 Aquaman  WB  $317,695,237

7 Dr. Seuss' The Grinch (2018)  Uni.  $270,410,555

8 Mission: Impossible - Fallout  Par. $220,159,104

9 Ant-Man and the Wasp  BV  $216,648,740

10 Solo: A Star Wars Story  BV  $213,767,512

11 Venom (2018)  Sony  $213,515,506

12 A Star is Born (2018)  WB  $206,654,283

13 Bohemian Rhapsody Fox  $206,302,044

14 Ralph Breaks the Internet  BV  $196,118,271

15 A Quiet Place  Par.  $188,024,361

16 Crazy Rich Asians  WB  $174,532,921

17 Spider-Man: Into The Spider-Verse  Sony  $169,988,934

18 Hotel Transylvania 3: Summer Vacation  Sony  $167,510,016

19 Mary Poppins Returns  BV  $165,747,514

20 Halloween (2018)  Uni.  $159,342,015

……ディズニー強し。同時に、MARVEL強し。DCコミックス原作ものも、本体のバットマンとスーパーマン以外のところで堅調。北米では一種のオールスター映画であるアベンジャーズよりもブラックパンサーの方が上位に来るあたり、味わい深いですよね。

アジア系だけで撮影された「クレイジー・リッチ!」の大ヒットも、アメリカという国がメルティング・ポットであることを思い知らせてくれる。CG全盛のこの時代に、ひとりトム・クルーズだけは肉体を酷使している。立派だなあトム。

次回は世界興行成績篇

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイベスト2018 洋画興行成績篇

2019-02-11 | 洋画

邦画興行成績篇はこちら

つづいては洋画の国内興行収入。

1位「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(東宝東和)80.7億円

2位「スターウォーズ 最後のジェダイ」(ディズニー)75億円

3位「ボヘミアン・ラプソディ」(FOX)70億円(12月29日時点)

4位「グレイテスト・ショーマン」(FOX)52億円

5位「リメンバー・ミー」(ディズニー)50億円

6位「インクレディブル・ファミリー」(ディズニー)49億円

7位「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(パラマウント)47.2億円

8位「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(ディズニー)37.3億円

9位「ボス・ベイビー」(東宝東和)34.4億円

10位「レディ・プレイヤー1」(WB)25.5億円

……12月の数字。現在「ボヘミアン・ラプソディ」は100億を超えているので、なんと2018年に公開された作品のなかでトップとなったのは、恐竜も大スターもCGもかわいいキャラも出てこないロック映画だったのだ。これは驚異的。邦画の「コード・ブルー」も抜いてしまったんだよ。こんなことになるなんて、誰も予想していなかったはずだ。

わたしにしたって、何度も何度もあのピアノの上を猫が走る予告篇を見て、はたしておれはこの映画を観るだろうかと思っていたぐらいなのに。逆に、ジュラシック・ワールドの方は、ブライス・ダラス・ハワードのセクシーさが強調されたので絶対に観ようと思いました(笑)。

にしても、興行的にはむずかしい部分があったはずのミュージカルをここまで押し上げたのだから、FOXはがんばったなあ。反面、スターウォーズの威光には陰りが。ハン・ソロも、監督交代などのトラブルがあったにしてももっと稼いでおきたいところだったはず。日本においてはMARVELがいまひとつブレイクしないあたりの事情は、世界興行収入篇でやりましょう。

次回は北米興行成績篇

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いだてん 第6回 お江戸日本橋

2019-02-10 | 大河ドラマ

第5回「雨ニモマケズ」はこちら

前回の視聴率は10.2%となお下落。うーん、どうしてこのドラマの面白さがわかってもらえないかなあ。とか言いながら、うちの昭和一ケタ生まれの親父は蛇蝎のようにこの大河を憎んでおり、「何を言っているのかさっぱりわからん!」と激昂。いや別に見てくれと頼んでるわけじゃないんだから。

時制が行ったり来たりする宮藤官九郎お得意のパターンは確かに客を選ぶのかもしれない。それを承知でクドカンを起用したんだから責任はNHKにある。どうかこのままこの調子で完走してほしい。「木更津キャッツアイ」を見て喜んでいる親父という図は想像もできないのだし。今日も見終わって幸福感ありあり。

今回の前半は、体育協会にひたすら金がないというお話。でも嘉納治五郎は見栄をはるものだから借金まみれ。役所広司がコメディアンとしても最高なのがよく理解できる。彼が激昂するたびにオリンピック宣材の看板はずり落ち、まわりがそのたびに「ぉおおお」とうろたえるのは、まさに「シャボン玉ホリデー」そのもので、役所広司がいかにもハナ肇っぽいのが笑える。こうなると右往左往する古舘寬治が犬塚弘、色悪っぽい竹野内豊が植木等で、シャーロット・ケイト・フォックスザ・ピーナッツのどっちかですか(笑)。

日本橋や芝の噺ということで「富久」「芝浜」に言及される。金栗四三が陸王パターンで強化された足袋を履き(はぜ、なんて言葉を何年ぶりに聞いたろう)、師匠の噺を反芻しながら人力車をひく志ん生と日本橋の上ですれ違う……このシーンを撮りたいためにセッティングされたような回だった。大河では意外な人物がスターになっていくが、今回は森山未來がその候補かもしれない。常に横方向に移動しながら弾んでいる。すばらしい。

演出もまことに快調。今日はDVDでたっぷり綾瀬はるかの「精霊の守り人」のセカンドシーズンを見ていたんだけど、その演出を担当していた西村武五郎作品。え、この人はシブ5時の守本奈実アナの旦那なの…いや別にいいんですけどね。さて、もう視聴率はどうでもいいけど10%はキープするでしょ。こんなに面白いんだから。

第7回「おかしな二人」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うまい店ピンポイント2019年冬 東軒&ケンチャンラーメン三川店

2019-02-09 | 食・レシピ

吉野家篇はこちら

学校事務職員であるかぎり、勤務日はもちろん給食をいただきます。ええそれはもうありがたいかぎり。

でも、たまに変則的な日はあり、今週は二回もラーメンを。

夜にPTAの会議があるので(学校事務職員だからといって、執行状況の数字を全部言うような愚は決して犯さない)、午後5時という中途半端な時間にラーメンを。そういう人はあまりいないんだから超有名店に特攻してもいいのでは?

「麺がなくなったので終了」

ああそうですか。ということで夏にざるラーメンをいただいた東軒へ。

「夏季限定」

ああそうですか。

翌日は三川町に出張。頭がケンチャンラーメン三川店に固定されてしまったので突撃。こちらはなんとか入れました。

「麺硬め」「身入り」「脂多め」

よくわかんない。このすべてのリクエストに応えるのは大変だろうなあ。

「あたし、聖徳太子じゃないから」

あ、おばさんやっぱり大変なんだ。

ということで「食道 ささき」篇につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする