事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2014年4月号~球春到来

2014-04-30 | スポーツ

Andersonimg01 2014年3月号「肝機能」はこちら

「非常にフェアなファンだった。」

恒例、「ほぼ日刊イトイ新聞」における糸井重里との対談で巨人の原監督が昨年の日本シリーズを総括。仙台の楽天ファンがジャイアンツを野次りもくさしもしなかったことに敬意を表している。東北人として、とてもうれしい。もっとも、わたしは東北人なのに楽天というチームが、特にあの監督が苦手なのだけれども。

「真面目だし、能力も高い」

またも野球関連。巨人の3番に定着したアンダーソンの獲得をきいた松井秀喜のコメント。レイズの3Aで同僚だったとか。有能な人は有能な人を知るってことかな。それにしてもとんでもないバッティングフォームだ。いつか「細かすぎるものまね」で扱われるに違いないぞ。

「愛人を2、3人住まわせて」

もう説明の必要なないですわね。名言のレギュラーと化したかのような大阪市長の発言。実はわたしはこのコメントは(ギャグとして上等ではないことをのぞけば)さして目くじらを立てるほどのことは、と思っていた。だって返す刀で彼はこんな雑な発言もしているのだ。

「駄目なら民主国家の中で(選挙で)僕を落とせばいいだけの話」

雑でしょう?(笑)問題は、その愛人発言に批判的だったのが、産経新聞の記者だったことなのだ。国家主義的な主張がつづくあの紙面で、その急先鋒である大阪市長への懸念が表明されたのには考えさせられた。この女性記者、左遷させられなければいいのだけれど。

「漁船に乗ってるとさ、トビウオが飛びこんでくることあるじゃない」

フジテレビ「ボクらの時代」における小林薫の発言。三浦友和がとの約束として「浮気はしない」としていることに疑義を。トビウオねえ(笑)

2014年5月号「横着な人たち」はこちら

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「四重奏 カルテット」 小林信彦著 幻戯書房

2014-04-29 | 本と雑誌

Rampoimg01 すでにして伝説と化している江戸川乱歩。わたしの世代は子ども時代に誰もが「少年探偵団」シリーズを読んでいたし、そこから「陰獣」「孤島の鬼」「人間椅子」などの淫靡な世界に迷い込む善男善女多数。いまでも江戸川コナン(笑)によってその名は輝き続けている。

角川書店によって横溝正史ブームが起こる前は、わたしのイメージでは明智小五郎の方が金田一耕助よりもずっとずっとメジャーな名前でした。

乱歩の実像はしかしなかなか複雑で、みずからの才能に誰よりも懐疑的であったり、食べるために書き続けた少年ものの人気が高いことに失望していたり、一種の諦念とともに生きた人でもあったようだ。

しかし彼の名声は「幻影城」などの評論や、数多くの推理小説作家を支援したことで、(今となっては信じられないことだが)徹底して文壇から無視されていた『探偵小説』→『推理小説』の地位を引き上げたことにもよる。

彼は経営が傾いた宝石社に私財をつぎこみ、雑誌「宝石」を支援する。その宝石の編集に「こうあるべきではないか」と手紙を送っていたのが小林信彦。彼は乱歩にスカウトされて宝石社に入り、伝説の「ヒッチコック・マガジン」を創刊する。「四重奏」はこの時期を描いた中編を四つならべたものだ。

宝石社には、旧弊な編集者が巣食い、派閥抗争も激しいため、小林は失望の連続。乱歩も経営への情熱を失い、しかしヒッチコックマガジンの売れ行きが伸びたことで小林はマスコミの寵児となっていく。

このあたりは名著「夢の砦」でも描かれた話。しかしそこから展開はいきなりダークになり、ある人物への憎悪があからさまになる。

この、ある人物というのが当時早川書房にいた常盤新平であるらしく、自分を支援するポーズをとりながら、ちゃっかり編集長の後釜におさまった彼について、もう数十年も前の話なのにいまなお怒りがおさまらない様子。小林らしいこだわりですかね。

日本のミステリ黎明期における、だからこそ極まった混乱。江戸川乱歩が、どのような形でこのトラブルにかかわったのか。どう感じていたのか。晩年の諦念がいっそう深かったであろうことだけは確かだ。

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日本の警察~その67「機龍警察・未亡旅団」 月村了衛著 早川書房

2014-04-28 | 日本の警察

123980 その66「福家警部補の挨拶」はこちら

「機龍警察」

「機龍警察・自爆条項」

「機龍警察・暗黒市場」

につづく機龍警察シリーズ第4弾。これまで、龍機兵(ドラグーン)という機甲兵装に乗るオペレイター三人を中心にしたドラマだったが、さて今回は……

ある意味、同じパワードスーツ警察ものでも、あの「機動警察パトレイバー」より荒唐無稽な設定だとも言える。

・外務省のキャリアが主導して警視庁内に特捜部を設置し

・その唯我独尊ぶりでまわりから憎まれ、あるいは軽蔑され

・ドラグーンに搭乗するのは傭兵で、それぞれ軍人、ロシアの警察くずれ、そしてIRAの女性テロリスト

……ありえないでしょ?(笑)まだしも特車二課の方が地方公務員の苦みが横溢していた。しかし、荒唐無稽であればあるほど、作者の月村は現実の絶望をドラマの柱にしてみせる。今回はチェチェン問題。女性だけのテロリスト集団(架空どころか、実際にチェチェンに存在するそうだ)が日本に潜入した情報から、特捜部は公安と手を組んで(お互いがお互いを利用して)テロ防止に走る。

身長156センチ以下の人間しか登場できない機甲兵装が登場し、テロの世界ではすでに子どもが利用されまくっている現実を描写する。そしてその子どもがテロに疑問を抱いたのは、特捜部の刑事が、自分の全存在をかけて語りかけた説得のためだった。

毎回登場していた脇役の由紀谷刑事が、おそらくは松田優作をモデルにした過去を語る。港町の母子家庭にありがちな、しかしありがちであるだけ絶望的な十代。泣きましたよこれには。

自爆テロを神の恩寵だとする子どもたちにとって、生き残って組織から逃げ続ける方がはるかに厳しい道だ。その選択をしたひとりの少女が由紀谷にあてて書いた手紙が……あーこれもまた泣ける。確実にレベルアップしているこのシリーズ、はやく次作が読みたいー。

その68「宰領 隠蔽捜査5」につづく

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ガリレオを全部観る 10 最終章「爆ぜる後篇」

2014-04-25 | ミステリ

Img2e1be276zikazj 09「爆ぜる」はこちら

木島を演じたのはなんと久米宏。ニュースステーションが終了した彼の出演は、福山雅治自身のアイデアだったという。湯川にとっての師であり、同時に悪魔的なモリアーティでもある木島にぴったりのキャスティングだったと思う。

ある推理を開陳する湯川に、しかし木島はこう告げる。

「今日の評価はDだ。きみのレポートは根本から書き直した方がいい」

そう、湯川は最終章にいたって初めて間違うのだ。そして、内海と湯川のカップルに、木島は壮絶なクリスマスプレゼントを用意する。彼の問題を解けなければ、ふたりどころか東京壊滅のシチュエーション。

「責任をとれない人間は科学者であってはならない」

産廃業者の発言が頭にあったか、湯川は木島にそう告げる。

「ならば実証したまえ」

素因数分解を用いたトラップなど、理系ドラマにふさわしい。

事件の真相は、科学によけいな要素をもちこんだためにゆがんでしまった結果。木島を尊敬する秘書の京子(本上まなみ)の思慕と自死が、木島を痛めつけ、自棄にさせる。

しかし、木島はまた、湯川に真相をあばいてほしいとも思っていたはず。課題を出し、生徒が解き、そしてお互いが信頼し合い、同時に憎悪し合う。これが師弟というものだろう。見ごたえのある最終章でした。

無機的なせりふ回しの福山雅治と、下町娘っぽい話し方がかわいい柴咲コウはベストマッチだった。爆弾の赤と青のリード線のどちらを切るかの定番シーンで

「君が好きな色は?」

「ピンク!」

というやりとりなど、画面からありがた感すらただよっている。しかし、続篇製作にあたって、フジテレビは違うキャスティングを選んだ。エピソード0につづく

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日本の警察~その66「福家警部補の挨拶」

2014-04-24 | 日本の警察

24b64ab9 その65「代官山コールドケース」はこちら

近ごろのテレビは、よく言えば咀嚼力があり、悪く言えばネタ切れなのかな。んもうどんな原作でもドラマ化している。まさかチャンドラーの「ロング・グッドバイ」を渡辺あや脚本で!マーロウが浅野忠信で!(1回目を見逃してしまったのでわたしは少し死んでいます)そしてなんとなんと「MOZU」として逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」がっ!!!

確かに倉木シリーズ(このくくりもトリック)はどんどん派手になっていくんだけど、あの原作だけは映像化不可能だと思っていたのに。例のメイントリックはどう処理しているのだろう。倉木が西島秀俊で美希が真木よう子かあ、考えたな確かに。大杉が香川照之ねえ……ちょっと待って。「龍馬伝」と「八重の桜」の合体ですか。あの人はあの役だし(笑)

主要な登場人物の変貌や、叙述トリックをクリアできるというなら、これからは何でもありだ。その点、最初から犯人が明かされている倒序ものは、コロンボ古畑任三郎に代表されるようにドラマ向き。

しかしまさか福家警部補(名前は最後まで明かされない)を壇れいとは。三十代なのにあまりに幼いルックスなので誰も警察官だと思ってくれないタフな女性……あ、なんかぴったりなような気もしてきた。一見して美貌ありありなので、そのあたりはどう演出したのかな。ださいメガネでもかけさせたのだろうか。

わたしが好きなのはオッカムの剃刀のエピソード。真犯人だけがある行動を“とらなかった”あたりは、ドラマ的に最高ではなかったか。「月の雫」は、コロンボの「別れのワイン」そのまんまなので笑えます。

このシリーズは最初は味もそっけもなかったのに、次第に味付けが濃くなっていった。要するに作家がうまくなっていく過程がはっきりとわかるの。

驚いたのは、二見書房から出ていた刑事コロンボのノベライズが、実は日本オリジナルで、ゴーストライターとしてこの大倉はもちろん、石上三登志、小泉喜美子、瀬戸川猛史、小鷹信光、岡本喜八などが書いていたこと(解説で明かされています)。こりゃー読んでみようかしら。

その67「機龍警察・未亡旅団」につづく

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ガリレオを全部観る 09 爆ぜる(はぜる)

2014-04-23 | ミステリ

Masutakeshiimg02 08「霊視る」はこちら

衝撃波によって金属が圧迫され、デスマスクができてしまう展開。原作がとにかく興味深かったのをおぼえている。これぞ理系ミステリだと感服したっけ。

湖上の釣り船。湖の名は龍仁湖。その名のとおりに、龍が天に昇るような火柱とともに船が爆発する。乗っていたのは「キミ犯人じゃないよね」(テレ朝)のささやき刑事役で有名な、というかわたしが勝手にファンになった升毅。あっという間に死んでしまうのが残念だけど、なにしろ死に方が派手なのでファンとしてはOK。

ひと月ほどたったある日、内海と弓削は中学校で秋の防犯公開授業をやっている。でも生徒が誰もよりつかない。それは文化祭当日だから。

むちゃな設定だけれども、こうでもしないと警察を公立の中学校になかなか入れられないですからね。そこで内海が見つけたのがデスマスク。美術部の生徒が製作したそのお面は、近くの公園の池で拾った金属を型にしたものだという。

その顔は、行方不明になっていた男性のものだった。警察は池を捜索し、男性の死体を見つける。龍仁湖と公園の死者は、どちらも帝都大原子力工学科の卒業生であり、どちらも被曝し、リンパ球が減少していた……

ある事情があって、湯川はこの事件に前のめりになる。いまは学外に去った木島という元教授が関係しているのではないかと。湯川と木島の確執とはなにか。

公園のごみをボランティアで処理している産廃業者を不破万作が演じていてすばらしい。

「学者先生ならよ、こんなもんつくったら、こんなゴミが出るんじゃないかとか、そういうことまで考えるべきなんじゃないか」

聞いてるか原子力村の住民たちよ。

やたらにかっこいいファッションでごみをあさる福山雅治が壮絶に美しい。そういえばこのドラマは月9だったんだよな。そしてそして、ラストで木島が登場するが、番宣とかを見てなかったらたまげたはず(オンエア当時はめちゃめちゃ宣伝してたのでみんなおなじみ)。

だって木島を演じているのは……後編につづく

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続・ホワイトカラー・エグゼンプション

2014-04-22 | 社会・経済

「残業代ゼロ」一般社員も 産業競争力会議が提言へ  
朝日新聞 4月22日

政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)は、労働時間にかかわらず賃金が一定になる働き方を一般社員に広げることを検討する。仕事の成果などで賃金が決まる一方、法律で定める労働時間より働いても「残業代ゼロ」になったり、長時間労働の温床になったりするおそれがある。

民間議員の長谷川閑史(やすちか)・経済同友会代表幹事らがまとめ、22日夕に開かれる経済財政諮問会議との合同会議に提言する方向で調整している。6月に改訂する安倍政権の成長戦略に盛り込むことを検討する。

労働基準法では1日の労働時間を原則8時間として、残業や休日・深夜の労働には企業が割増賃金を払うことを義務づけている。一方、企業には人件費を抑えたり、もっと効率的な働かせ方を取り入れたりしたいという要求がある。

いまは部長級などの上級管理職や研究者などの一部専門職に限って、企業が労働時間にかかわらず賃金を一定にして残業代を払わないことが認められている。今回の提言では、この「残業代ゼロ」の対象を広げるよう求める。

対象として、年収が1千万円以上など高収入の社員のほか、高収入でなくても労働組合との合意で認められた社員を検討する。いずれも社員本人の同意を前提にするという。また、当初は従業員の過半数が入る労組がある企業に限り、新入社員などは対象から外す。

……また始まった。2007年の第一次安倍内閣のときと同じ動き。どうあってもこのホワイトカラー・エグゼンプションを経済界は導入したいようだ。企業の腹のなかは誰にでも読めます。自律的とか自由度とか理屈はこねるでしょうが、本音は

『人件費を下げたい』

です。日本の賃金は高すぎる。これが認められなければ海外に出ていくよおれらは、と。

アベノミクスにとって成長戦略の一環だと首相はノリノリの姿勢を見せるでしょうが、もうちょっと違う背景もあると思う。

法人税の引き下げに財務省の反対を押し切ってまで乗り気な現内閣は、同時に

“景気のいいうちに本当にやりたいことをやっちまおう”

と考えている。集団的自衛権を解釈で行使できるようにしようという、およそ法治国家とは思えない姿勢のこの内閣が、本音のタカ派な主張をとおせば、いまや最大の取引相手である中国や韓国との関係性が壊れてしまう。

だから、必要以上に企業優遇な姿勢を見せて、現内閣が財界の愛玩物であると主張しつづけなければならないのだ。逆に言うと、財界にリップサービスをするときは、なにやら不穏なことを考えていると想像できるわけ。やれやれ。

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「鑑定士と顔のない依頼人」 The Best Offer (2013 GAGA)

2014-04-21 | ミステリ

Thebestofferimg02 監督が「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ。音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ。主演が「英国王のスピーチ」「クイルズ」のジェフリー・ラッシュ。

あまりに上出来の予感がありすぎて敬遠してしまいそう。しかしこの映画はいい意味で下世話なミステリでもあって、むしろ満足しましたよ。

鑑定士として一流のオールドマン(この名前は重要)は、美術品の真贋を一瞬にして見抜く鑑定眼をもっている。だが女性恐怖症で、目を合わせることもできない。

威風堂々たるラッシュは(なにしろ「シャイン!」の人でもあるので)そのあたりを絶妙に演じる。鑑定士はしかしなかなか悪辣な人物であり、オークションに長年の友であるビリー(ドナルド・サザーランド)を参加させ、一種の不正も行っていた。

ある日オールドマンは、明らかに嘘とわかる言い訳をして顔を見せない女性から、自宅の家具や美術品を鑑定してほしいと依頼される。無礼な申し出をオールドマンは拒否するが、彼女の家には得体の知れない“部品”が存在していた……

うーん、紹介がむずかしい。現実の女性とうまくコミュニケーションできない鑑定士は、自らの名声を利用して数多くの高価な女性肖像画を自宅にコレクションしている。秘密の部屋に集められた絵画の数々は、もちろんオールドマンの心象風景だ。だからこそラストで……ああほんとに紹介がむずかしい。

“顔がない”とする邦題はなかなかうまいけれど、依頼人は意外に早く姿を見せます。演じているシルヴィア・ホークスは、わたしの大好きなジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドにそっくりなのでワクワク。彼女は壁の奥から出られない広場恐怖症だという。ある事件で彼女を外に連れ出すことに成功したオールドマンは彼女と恋に落ちる。そして……

かなり考えてあるストーリーと描写。裸足で部屋から出た依頼人が足を負傷し、みずからの足の親指をくわえるあたり、のちに行われる行為とシンクロさせているのだろう。PG-12なのもうなずけます。

ネタバレ承知で言えば(すいません!)、部品はからくり人形のものであり、その仕掛けはこの物語の根幹そのものだ。主犯は誰かということを考えれば、意外にストレートな復讐譚でもある。

最高の出品物(原題)が真の芸術品だったか、あるいは贋作だったか。実生活ではおよそ無器用な人物(それはレストランにおいて常に孤独であることに象徴されている)だったからこそ成立した事件。鑑定士は、ある人物に完全に値踏みされていたのである。

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軍師官兵衛~第十六話「上月城の守り」

2014-04-20 | テレビ番組

Jinnaitakanoriimg01 第十五話「播磨分断」はこちら

おしい。前回の視聴率は14.9%とぴくりとも動かず。

今回は上月城の持久戦のお話。別所の謀反がいかに大きな出来事だったか。お勉強になりました。お勉強ついでに山中鹿介(→山中鹿之助)のことも物の本で調べてみました。

どうして彼の名が歴史に残っていたかというと、楠木正成と同様に、戦前の教科書や講談本の影響が大きい。そりゃそうだ。尼子の家臣として、どんな七難八苦があろうとも、ひたすら主家の再興に力を注ぐ……なるほど体制にとってありがたい存在。

確かに剛胆な人物ではあったようで、一騎打ちでは最強。しかし兵站や物量がからむと……常に苦しい戦いを、圧倒的な戦力と調略を誇る毛利(アメリカですか)にいどむ孤高の騎士。そりゃ、人気でるかも。

しかし最後には織田信長に見捨てられて……あ、いま気づきました。「八つ墓村」の冒頭において惨殺される武士って、山中鹿之助か尼子勝久が投影されてるんじゃないですかね。七難八苦の果てに三十二人殺しはきついですけれども。

官兵衛は今回、学級委員の井上九郎右衛門(高橋一生)をつかって戦国らしいはかりごとを。敵を何名倒したかより、なぜ大部分を逃がしたかで軍師らしいところを見せる。展開がダークなので絶叫芝居ができない以上に、岡田准一は表情に陰影が出てきていい感じ。

っていうか荒木村重もどんどん暗くなっているので、こりゃー6月ぐらいからさぞや権謀術数が(笑)。視聴率は下がるかもしれないけどオヤジとしては期待大。

家族みんなで観ていたので、宇喜多直家(陣内孝則)の閨での狼藉にはびくびく。でもむかしの大河はもっとハードにやってたような。ということで今回の視聴率は15%台にのせると再び主張。みんな狼藉好きでは(失礼)。

第十七話「見捨てられた城」につづく

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明細書を見ろ!2014年4月号~景気のいい話。

2014-04-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

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酒田A中、B島小中学校へ転入されたみなさん、ようこそ。事務主査が兼務している関係で、この三つの所属の方々に高飛車な事務部報を毎月お送りしております。どうぞよろしく。

まだお会いしたこともない人もいますが、基本的にこの部報そのまんまの性格の事務職員がA中事務室にはいるんだなとご承知おきください。

とりあえず今月号は事務連絡を。

◎酒田市予算

先日の義務教育費説明会で発表されました。その特徴は

・当初予算として過去最大(510億9千万円)

・学校統合などが一段落したので投資的経費が大幅に減少

・新庁舎整備に今年度だけで22億支出

……学校関係だと

・亀ヶ崎小、東部中にひきつづき改修予算がつき、他にも富士見小、鳥海八幡中を改修

・東平田小跡地と高畑中(知らないだろうなあ)跡地を公園に整備

・グラウンド維持のために教育委員会がスポーツトラクターなるものを購入。ヤンマーだろうか、クボタだろうか。

※高畑中学校
旧平田町において、昭和33年に田沢中と北俣中が統合して高畑中学校に。昭和47年に南平田中と高畑中が統合して飛鳥中。そして今年、松山中と飛鳥中が統合して東部中になったという流れ。

最後に教育委員会担当者は、この部報にも載っている酒田のゆるキャラを宣伝してほしいとリクエスト。いかように使用しても著作権料をとらないという、どっかのゆるキャラと同様の戦術。まずは名前からだけど、あのデザイン的にも完璧なキャラに勝つのはなみたいていのことでは……

◎削減終了

昨年の9月からつづいた給料の削減がついに終了。ようやく、まっとうな支給になっています。長かった。特に、B島に転任した人は驚いているはず。4~10%の削減が終了したうえに12%のへき地手当が上乗せされているからです。うらやましい。逆に、転出していった人たちは、いまどんな思いで明細書を見ていることか(笑)。

◎リフレッシュ補助券

A中の教職員互助会員の方々には恒例の施設利用補助券を入れておきました。くれぐれも有効活用を。いまごろ去年の補助券を机から引っぱり出しても遅いですからね。

画像は「ハンナ・アーレント」(独)
昨年末に神保町を歩いていたら、岩波ホールの前に長蛇の列。この作品が大ヒットしているのでした。ようやく鶴岡でも公開されたので紹介。
極悪人であると思われたナチのアイヒマンが、実は凡庸な役人に過ぎず、ユダヤ人のなかにもナチに迎合した人間がいたことをハンナは告発し、バッシングをうける。ラストの彼女の講義がすばらしい。

「何も疑うことなく法律を遂行する、その凡庸さこそが罪なのです」

感動。たまにはまじめな映画を見ていることもお伝えできて満足。

2014年5月号PART1「六年後」につづく

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