第7回「おかしな二人」はこちら。
ぐ。こんな手にはまってたまるかと思いながら、泣いてしまいました。宮藤官九郎はそのあたりもうまいんだよなあ。今回はいつもよりも「あまちゃん」色が強く、特に宮本信子が娘の旅立ちに大漁旗をふったあの神回のリミックスバージョンです。
前回の視聴率は9.5%となお低下。むしろ気持ちいい。この感動を味わっている人は少ないんだと(笑)。
兄(中村獅童)が自分の派遣費(学校事務職員にとってはいつも悩みのタネ)を工面して東京にやって来る。それは、思慕するスヤ(綾瀬はるか)が嫁ぐ家から援助を受けさせてくれたからだった。
ふたりの母親のお話。これからどんな展開になるかわからないけれど、九州の女である大竹しのぶと、どうしてこの人から生まれたのが生田斗真なのかと意表を突く白石加代子の強さと弱さ。強力なキャスティングだとつくづく。
年初から「精霊の守り人」をDVDで延々と見ていたので、用心棒バルサ(綾瀬はるか)とカンバル王国のログサム君主(中村獅童)がこうやってまたからんでくれたかとうれしい。
わたしの感動にいちいち水を差すのが父親で、彼は
『自分の知らない話が展開されている』
ことが我慢できないのだ。実はこの大河の低視聴率の要因の大部分はこの気分であるはず。登場人物のほとんどは無名だし。にしてもいちいち
「これは誰だ」
「お前は角帽を知ってるか」
「こいつは短距離か」
うるせーよ(T_T)。視聴率は絶対に二ケタに復帰しますって。ドラマの王道行ったんだし。
第9回「さらばシベリア鉄道」につづく。
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