寺田農篇はこちら。
え、あの舞ちゃんが?
NHK教育の「ひとりでできるもん!」でうれしそうに料理をつくっていたあの舞ちゃんが亡くなったのか。
肝不全だったとか。息子と同世代だったので、あの番組は何度も何度も見た。ああ哀しい。
それに、同じ頃によく見ていたニャンちゅうの声をやっていた津久井教生さんも62歳で亡くなっている。息子や娘といっしょに見ていた番組の出演者の退場が、こんなにしんどいとは。
寺田農篇はこちら。
え、あの舞ちゃんが?
NHK教育の「ひとりでできるもん!」でうれしそうに料理をつくっていたあの舞ちゃんが亡くなったのか。
肝不全だったとか。息子と同世代だったので、あの番組は何度も何度も見た。ああ哀しい。
それに、同じ頃によく見ていたニャンちゅうの声をやっていた津久井教生さんも62歳で亡くなっている。息子や娘といっしょに見ていた番組の出演者の退場が、こんなにしんどいとは。
【ゴジラ-1.0】意外なキャスティング秘話を監督・山崎貴がぶっちゃける!山田裕貴の芝居は〇〇だった!?|山崎貴 思い出のゴジラ映画「三大怪獣 地球最大の決戦」を語る【山崎貴✕馬場康夫】
PART3「SはWよりも前」はこちら。
「誰が悪くて誰が正しいかを分かりやすく教えてくれる動画には気をつけよう。分かりやすすぎることに真実はない」
鴻上尚史の至言。ゼロか100かを問う風潮が強いけれども、コロナを機に、なにが自分にとって必要かを冷静に見つめることが、なにが他人にとって不要なのかを冷静に判断することが求められている。他人と違うことを恐れずに。
「能登半島地震でも、人工地震、外国人窃盗団の集結など、フェイクニュースが流布しました。緊急時には情報の正確さが命を分けることもある。感情をあおるような見出しや画像は、信じ込まない慎重さが大事です」
石田衣良もまた、冷静になろうと語りかける。にしてもフェイクニュースの温床となっているXのシステム変更(どんな内容でも閲覧数がのびれば広告収入が発生する)は悩ましい。だいじょうぶかあの会社。
本日はゴジラ-1.0のキャスティングを山崎貴がここまで明かすのかと(笑)
2024年2月号PART1「おばさん構文」につづく。
八代亜紀篇はこちら。
おそらくは日本でいちばん有名な写真家。土門拳を頂点とした写真界においても、その作品の数(少なくとも公開された)に及ぶ人はいないだろう。
代表作としてジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」のアルバムジャケットが挙げられるが、わたしたち男性にとってはなんといっても激写の人だ。圧倒的なヌード写真の数々。
日本で最初のヘアヌード写真集と語られる樋口可南子の「Water Fruit」、社会現象にまでなった宮沢りえの「Santa Fe」は有名だけれど、若い男性を熱狂させたのは雑誌「GORO」や「写楽(しゃがく)」の方だったかも。わたしは写楽を購読していたので、今でも森下愛子、杉田かおるのヌードは鮮烈におぼえている。
それにしても、これだけ多くの女性のヌードを撮りながら、私生活で選んだのが南沙織だったあたりが渋い。いい趣味してたんだなあ。
中村メイコ篇につづく。
画像は宮沢りえでも樋口可南子でもなく、個人的趣味で浜田朱里です。
PART2島崎俊郎篇はこちら。
宝島社をつくった人である。元革マル派である。彼の訃報がなんでもっと大騒ぎにならないのかと思った。
だってわたしの身体の2%ぐらいは宝島社で、正確に言うと別冊宝島というムックで出来上がっているからだ。
「このミステリーがすごい!」はその一環。だから最初から読んでいたし買っていたわけ。
2023年最後のアップになります。みなさん良いお年を(こういう挨拶が苦手)。
伊東四朗さん 浅草軽演劇ほか
2023年10月号PART5「NGリスト」はこちら。
「殺処分するな」
「武器を使うのは卑怯だ」
「素手で対応しろ」
今年、特に出没数が多い熊。餌不足や、住宅地が山に進出しているとか様々な理由が背景にはあるとか。悪意がない存在である熊を、人間の都合で殺していいのか、という理屈には一定の真理はあるんでしょう。
しかし、殺処分せざるをえなかった自治体に抗議の電話をかけるというメンタリティがわたしにはどうもわからない。この人たちから感じるのは、自分を上位に置いた正義感の薄っぺらさだ。殺す側の痛みも、少しは理解してほしいというのはないものねだりなのだろうか。それにしたって「素手で対応しろ」には笑ってしまいましたが。ウィリーしかできないってそんなこと。
PART2「NO MORE映画泥棒」につづく。
本日は伊東四朗を紹介。で、わたしは伊東さんの面白さは承知していても、この番組の山田邦子の仕切りにびっくり。うまい人だったんだね。彼女の面白さに背を向けていたので(だから今月の訃報でKANをやる予定はない)ちょっと反省。
PART2「NO MORE 映画泥棒」につづく。
まことに不穏当で縁起でもない特集を開始。訃報を取り扱おうというのだ。偉大なる先達、山田風太郎さんの「人間臨終図巻」に及ぶべくもないけれど、訃報によって人物が定まるものがあるような気がするの。最初は伊集院静。
最初に読んだのは直木賞を受賞した「受け月」だったろうか。あの中にあった、母と息子がキャッチボールする短篇には泣かされたなあ。自伝的小説「海峡」、色川武大、というより阿佐田哲也との交流を描いた「いねむり先生」などが印象深い。大作家だけれども、西原理恵子と組んでエッセイの連載をかますというリスキーなことも嬉々としてやっている感じが大人だった。
ではあるけれども、なんといってもこの人は夏目雅子と篠ひろ子と結婚したわけで、どんだけもてるんだってことですかね。さすが、大人です。
鈴木瑞穂篇につづく。
三井不動産が、バブルまっさかりの頃に金を出して、新潮社と組んで日本ファンタジーノベル大賞をスタートさせた。1989年のことです。
この文学賞のおかげで恩田陸、森見登美彦、佐藤亜紀、小野不由美、小田雅久仁らがメジャーになったので率はよかった。バブルありがたし。
その第1回の大賞作品が「後宮小説」。作者の名は酒見賢一だった。審査員の井上ひさしは「天才の出現か」と選評で述べていた。それほどに、とんでもない作品だったのである。
既定の路線として日本テレビでアニメ化されて、「雲のように風のように」とタイトルを変更して(さすがに後宮小説というタイトルでは無理だったろう)祝日のお昼にオンエアされた。わたし、それ見てました。暇だったのか。でもこちらも面白かったなあ。DVD出てるのかな。
以降、酒見はその中国関係の該博な知識を生かし、「墨攻」(南伸坊のイラストが最高だった。なんとアンディ・ラウとアン・ソンギ主演で映画化もされた)「陋巷に在り」(孔子とその弟子、顔回の物語。ほとんどエスパー合戦。文庫で全13巻。きっと終われなくなってしまったんだと思ってました)「泣き虫弱虫諸葛孔明」(パリピ孔明が人気の今こそ読まれるべきだ!三国志の入り口がこの小説だったら、わたしはあの複雑なお話にもっと熱中していたはず)と書き続けてきた。
しばらく新作が出ないな、と思っていたらこの訃報である。59才。彼の作風からいって、確実にこれから名作を量産できるはずだった。くやしい。くやしい。
Norah Jones - Sunrise
PART1「訃報が多すぎる」はこちら。
「こうなると埼玉県の伝統芸能みたいなものです」
児童福祉を研究する獨協大の和田一郎教授が呆れて。
もうすっかり有名になってしまった埼玉県議会に提案され、そして取り下げられた自民党県議団の「虐待禁止条例改正案」について。
内容はこうだ。
・未成年の兄弟姉妹が児童の面倒をみることの禁止
・小学校3年生以下だけの留守番や登下校の禁止
……などなど。これがおよそ実現不可能なことはそれこそ小学3年生以下の子どもでもわかる話で、もちろん自民党県議団だって理解しているはず(していなかったら怖い)。
ではあるけれども埼玉県の場合、対策をやったふりで、相談窓口をもうけるぐらいが関の山。伝統芸能として、それですむはずだった。アピールすればそれでいいだろうと。
しかし今回は、世論の猛反発を浴び、あっさりと撤回することになった。埼玉県民もさすがに腹に据えかねたのだろう。
わたしが気持ち悪いのは、政治が積極的に家庭生活に介入しようとしている点だ。同じことが、東近江市の市長にも言える。PART3「フリースクール」につづく。
本日の1曲はノラ・ジョーンズのサンライズ。オリックスVS阪神の興奮を少しは鎮めねば。阪神はうらやましいな。甲子園には4万人もの味方がいるんだから。