うわあ、ロッテ投手陣火だるま。
これは意外な展開。
BSの解説の小早川は「先発投手(マーフィ)の選択を間違えている」と何度も強調。うーん。渡辺俊は千葉マリンスタジアムの風の中で使いたいという理屈にも一理あると思うけど。相手がチェンだし。
おかげで荒木も森野も、しかもブランコまで目覚めてしまったのはしんどい。
西武の黄金時代あたりから語られた(あるいは巨人V9時代の牧野コーチあたり?)、日本シリーズにおいては第二戦がだいじ、というのは、翌日が移動日になるために選手の意気が違ってくることもあるんだと思う。
第三戦は山井と渡辺の先発だろうけど、その山井についてはやっぱり指摘しておきたい。例の、8回まで完全試合だったのに岩瀬に交代させられたシーン。
“勝利の方程式”という言葉があれほど呪わしいことはなかった。わたしは野球監督としての落合は優秀な人間だと思うし、現在の中日の監督として最適の人材だと思う。
でも、野球という業界を考えたときにはいかがなものか。興行としての野球じゃなくて、プロとは何だというあたりに誤解があるんだと思う。華々しい記録を得たら、山井だってもっともっと大きな存在になれたかもしれないのに。
「野球ってのはすばらしいってことをファンのみなさんに知ってもらいたい」
落合にはこのセリフをあの時に言ってほしかった……。