事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

マイベスト2018 ミステリ篇

2019-02-02 | ミステリ

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去年はけっこう読書量が多かったので、邦洋とりまぜてベストテンを。

第1位「ベルリンは晴れているか」深緑野分著 筑摩書房

第2位「錆びた滑車」若竹七海著 文春文庫

第3位「それまでの明日」原尞著 早川書房

第4位「嘘の木」フランシス・ハーディング著 東京創元社

第5位「クリスマスを探偵と」伊坂幸太郎著 マヌエール・フィオール画 河出書房新社

第6位「この世の春(上・下)」宮部みゆき著 新潮社

第7位「ラブラバ」エルモア・レナード著 ハヤカワ・ミステリ

第8位「夜明け遠き街よ」高城高著 東京創元社

第9位「スパイたちの遺産」ジョン・ル・カレ著 ハヤカワ・ミステリ

第10位「フィルム・ノワール 黒色影片」矢作俊彦著 新潮社

……次点はマイケル・ロボサムの「生か、死か」(ハヤカワ・ミステリ)。まさか筑摩書房から出た本をミステリのベストワンに推すとは。敗戦国の惨状と精神的痛みを微細に描きながら、ヒロインの“動機”を最後までうまく隠しおおせている。

「錆びた滑車」は、前にもふれたようにシリーズ最高作だと思う。ラスト近くに、どうしても推理として成立しないのではないかという部分はあったけれども。

「それまでの明日」は、ポケミス判の「そして夜は甦る」を読まなかったら1位だったかも。あの衝撃のデビュー作は、やはり一種の奇跡だと。

「嘘の木」が評判にならなかったのは、各種ベストの〆切り直前に刊行されたという事情があったらしい。あなたの学校の図書館にもぜひどうぞ。

「クリスマスを探偵と」は、デビュー前の作品を伊坂がリライトし、フィオールの画と合体した愛すべき絵本だ。ちゃんとしたミステリになっていますよ。

「ラブラバ」は田口俊樹さんの新訳版。おー、彼は「動く標的」も改訳してくれている。読まねば。ってことで非ミステリ篇につづく

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