前作の特集はこちら。
古典的ななぞなぞ。
「1トンの綿と1トンの鉄、どっちが重い?」
答は言わずもがな。綿のほうが軽いに決まっている(笑)。
少なくともそうみんなが感じるからこのなぞなぞは成立している。1トンの鉄だって、ものすごくコンパクトになっていて、しかも取っ手がついていたら軽々と持ち上げられそうな気がしませんか。わたしはします!
「アントマン&ワスプ」もまた、そんな思いこみを利用したつくりになっている。サイズを自在に変化させ、巨大なラボもスーツケースのサイズになり、キャリーとキャスターがついていれば軽々と持ち運びが……要するに、この作品には質量保存の法則が存在しないということをお忘れなく。
そこさえ納得できれば(納得してください)、前作につづいて楽しい2時間が提供されます。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にアントマンが出てこないのは、あのシリアスさにそぐわないから、という理由はまゆつばだけど(すぐあとにこの第2作が公開されるからに決まってる)、なるほど確かに強大なサノスが勝利するあの映画に、いつも減らず口をたたく陽気な泥棒は似合わないかも。
ネタバレになるので大きな声では言えませんが(っていうか上映前にちゃんとテロップが出るけれど)エンドタイトルが終わるまで席を立ってはいけません。まあ、MARVELはいつもそうなので途中で出る人はいないでしょうが。
女優陣はパワーアップしています。前作にひきつづいてヒロインのエヴァンジェリン・リリー(すごい名前)が激しく魅力的なんだけど、それに加えてお母さん役がミシェル・ファイファー!んもう、わたしの世代には最大のプレゼントといっていいでしょう。
他にも、のっけからダスティ・スプリングフィールドの「スプーキー」が流れるなど、サービス満点。さて、次はどんな手でくるかなあ……ああすっかりMARVELにかもられてしまっている。
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