事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント 夏休みラーメン祭り2019 照月

2019-07-31 | 食・レシピ

花や2nd篇はこちら

去年の今ごろはしんどかった。ある事情があってわたしが毎日外勤に出ていたのだ。しかもチャリで。

まあ、チャリ通は好きでやっていることだからいいとしても、市役所との往復は約3キロ。通勤が往復で8キロだから一日で10キロ以上チャリをこいでいたことになる。しかも暑い。とてつもなく暑かったあの夏……

で、今年もちょっとした都合で今週はわたしが外勤に出ています。

となれば市役所まわりの店にお邪魔することに。

まずは照月。花鳥風月系で、まだ開店してから日が浅い。居酒屋「あひるの子」の跡地に居抜きで入ったこの店は、わたし好みの味です。

でも12時になると市役所の連中が大挙してやってくるだろうからと急いで食べてます。扶養確認のために住民票とるのに時間がかかったもんなあ。でもこれも今年で最後だ。しみじみ。

火山食堂篇につづく

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今月の名言2019年7月号PART1 同級生の結婚

2019-07-30 | 芸能ネタ

「権助魚」 春風亭昇太

2019年6月号PART3「三位一体改革の現在」はこちら

「そろそろ死んじゃうなと思って。第一発見者になってほしい」

59才(わたし、同学年です)でついに独身にピリオドをうった春風亭昇太のコメント。彼ほど落語というメディアに意識的な噺家も少ないわけで(昇太の「権助魚(ごんすけざかな)」という噺をぜひ一度聞いてみてほしい)、独身ネタもそろそろ賞味期限切れであることは十分に承知していたんだと思う。

昇太ネタのよみうり時事川柳が秀逸。

「山田くん座布団2枚カップルへ」

PART2「苦痛」につづく

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うまい店ピンポイント 夏休みラーメン祭り2019 花や2nd辛つけ麺300g篇

2019-07-30 | 食・レシピ

麺屋酒田篇はこちら

玉姫殿での飲みから、うちまでテクテク歩いて帰りました。

どんな状態だったかというと、翌朝自分のパンツがぐっしょり濡れてます。いや別に粗相をしたわけじゃなくて汗で(だと思う)。暑かった。

そして翌日に妻のクルマでわたしのを拾いに行く。もちろんふたりでラーメン。

どこにしよう……と言ってる間にブックオフのあたりを通ったので

「花や2ndにしよう!」

なにしろ席数が14しかないのに駐車場が20台分もあるくらいなので入りやすい。

おっと、辛つけ麺ってのがあるのか。200gでも300gでも400gでも同じお値段。

「300でお願いします」

中途半端な男。

色でおわかりのようにけっこう辛い。でもおいしい。つまりこの日、わたしのお腹は赤いタレと白いバリウムが混じり合った状態に。自分で言いながらグロい。

照月篇につづく

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「刑事シーハン 紺青の傷痕」Too Close to Breathe オリヴィア・キアナン著 ハヤカワ・ミステリ

2019-07-29 | ミステリ

若竹七海の「殺人鬼がもう一人」を紹介したときに、女性刑事や女探偵は犯罪とけなげに立ち向かう傾向があると指摘しました。体力において男性にどうしても劣り、男社会である警察という業界では常に息苦しさを感じているだろうと。

若竹の作品ではそれを逆手にとってとんでもない女性悪徳刑事を描いて痛快でしたが、このアイルランドの刑事(というか警視正まで出世している)シーハンは、ある事件で身体にも心にも傷を負っていることもあって、けなげと言うより思い切り無理をしている。どんなときも気を張って、上司や部下に自分がまともであることを証明しなければならないのだ。

「小便をするときに、どっちの手を使うかまで徹底的に調べ上げろ」

たいへんです(笑)。

平凡な自殺に見えたものが、しかしシーハンの指摘によって他殺であることが判明。つづいて容疑者と思えた人物がそれ以前に死んでいたことがわかるなど、事件は混迷をきわめる。おまけに、登場人物たちの闇が次々に明らかになるなど、北欧ほどではないにしろ、かなりダークな味わい。

意外な真犯人、という意図はわかるけれども、ちょっと描き方があざとかったのは、クライムノベルとして処女作なので仕方ないかも。むしろアイルランドの風俗小説としての方が魅力的。

「歩いてもすぐに一周できるくらい小さな国」

だの、いつも天気が悪いことをみんな愚痴るあたり、なるほど、と思う。

シーハンが自分の神経を休めるために、自宅で盆栽に凝っているとか、タイトルにもある紺青という色を最初に使ったのが北斎であるとか(訳者あとがきで、それ以前に伊藤若冲が使用していたと指摘されています)、日本人向けの描写も。同じ島国、同じ小国ですもんね。

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うまい店ピンポイント 夏休みラーメン祭り2019 麺屋酒田冷やしラーメン篇

2019-07-29 | 食・レシピ

華煌篇はこちら

さて、クルマで出勤したときぐらい、勤務校の学区から離れたいのは人情。

でも春休みにつづいてわたしは引きが弱く、お休みだったり行列だったり……あ、ここまで来たら麺屋酒田があるじゃないか。

この店の特徴は、とにかく客が若いこと(笑)

背脂がたっぷりだったりするし、ふつうの中華はワンコインだしね。

でも暑くてたまらない中高年は思わず

「冷やしラーメンをお願いします」

でもそれをオーダーしてるのはわたしだけ。常連客は

「つけ麺。冷や盛」

と次々に。来年からはそうしようっと。

「花や2nd」篇につづく

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いだてん 第28回 走れ大地を

2019-07-28 | 大河ドラマ

第27回「替り目」はこちら

先週は参院選開票速報のために、時間帯変更どころかオンエア自体がなかった。こんなこと、いままであったのかな。わたしはいつもBSで見ているので午後6時に呆然。

でも、宮藤官九郎のファミリーヒストリー的な番組が用意されていたので満足。彼のセンスや感情を揺さぶる手法にどのような背景があったのか。破天荒な両親と、その複雑な家族関係に得心。田舎の小さな文房具屋に、これだけのドラマがあったのか。

さて、今回は大物政治家がドッカンドッカンに出てくる回。河野一郎(桐谷健太)は記者を辞めて政治家を志し(彼はのちに違った形で東京オリンピックにからんでくる)、緒方竹虎(リリー・フランキー)とともに戦後政治の中枢を担っていく。犬養毅を塩見三省が枯れ枯れに演じ、そっくりさんぶりを見せれば、高橋是清(萩原健一)はオランダの木靴で田畑政治の頭をポカリと……

「いだてん」らしくない回だとも言えるし、大河ドラマらしいとも言える変則的な回だったかも。それはしかし五・一五事件を描くために必然だった。

この、一種のクーデター未遂事件は、数多くの逸話が残っていて、その最たるものが犬養毅の名台詞

「話せばわかる」

だろう。加えて、負傷した犬養が

「あの若いのをここへ連れてこい」

と言ったのも史実だとか。彼の子孫はなかなかに華やかで、緒方貞子は緒方竹虎の息子の嫁だし、安藤和津経由で安藤サクラもひ孫だから、このドラマにも出演している柄本佑ともつながっている。

今回のタイトルは、ロスオリンピックの応援歌から。勇壮な歌詞が暗殺シーンにかぶさるあたり、細かい。

そんな血なまぐさい回なのに、印象に残るのは皆川猿時。前畑秀子(上白石萌歌)のあふれるほどの不幸に同情しながら、しかし彼女はあこがれの男性の方を見ているという設定など、笑わせてくれました。

第29回「夢のカリフォルニア」につづく

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うまい店ピンポイント 夏休みラーメン祭り2019 華煌(げっこう)煮干し中華

2019-07-28 | 食・レシピ

ひらまチャーシュー麺篇はこちら

さあやってまいりましたラーメン祭り。今年は何杯いただけるのかしら。このお祭りのために早めに検診をセットし、体重も落としているわたしの本気度をわかってください(他にがんばれることないのか)。ラーメン以外の祭りにしようかと思ったけど、やはり役割期待というものが……

一杯目は旧平田町の砂越にある華煌。わたしは大好きなんだけど、近くにある尾浦とは集客に大きな差が。まあ、空いているってのもわたしがこの店をひいきにする一要素ではあります。

その外観からドン引きする向きもあるでしょうが、なかはとてもきれい。接客もすばらしい。ただ、この店のもうひとつのメインメニューである華煌式中華そばのチャーシューがチキンであるあたりは気をつけなければいけません。まあ、これもわたしがチキンが食べられない根性なしだからなんですけど。

麺屋酒田篇につづく

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検診の朝 海鮮どんやとびしま

2019-07-27 | 健康・病気

年に一度の検診。

その朝は完全にルーティン化している。おしっこを容器に入れ、保険証を忘れないように、ああタバコが吸いたい、お腹がすいた……

今年も暑かった。日射しが強いのでどこか日陰に駐車したいのに東町の検診センターにはそんな場所はございません。

7時過ぎに入る。わたしにしては早いほう。え、29番?おやおや意外にすいてるなあ。小学校が夏休みに入ったのでそっち系がたくさんいるかと思ったのに。まあ、中学校の終業式の日に検診に来る学校事務職員もたいしたものだけど。

LLの検診衣を着て、ロッカーの鍵を手首に。さっそく呼ばれる。

おや、新機軸。左手首に紙が巻かれる。

「?」

バーコードで管理するようだった。へー。

最初の難関。血圧測定。前までは2回測って“いいほうの数字”を採用してもらっていたのに去年から平均に……お、いい感じ。

つづいての難関、採血。わたしは注射が大嫌いだからね。

「!!!」

なんと血を採るのは元同僚ですっ!元養護教諭ね。

「まさか××さんに血をとられる日が来るとはなあ」

「人生いろいろよ。これからあたしを“吸血女”って呼んでね」

痛くなくて非常にけっこうでした。

さて勝負だ。身長と体重測定。この日のためにはわたしは……おおおお。つづいて腹囲測定。去年は85.2センチという悔しい結果だった……うほほほほほ。

くわしい数字はまもなくお送りする検診2019で。

そしてルーティンどおり海鮮どんやとびしまに向かい、自分へのごほうびだと中トロいくら丼!税別1500円をいただく。例によって連絡船を眺めながら。うううおいしい。がんばったなあおれ。

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勝手に人生相談Vol.26 夢見る六十代 彼と彼女のソネット Tomoyo Harada (Japanese ver.)

2019-07-27 | 日記・エッセイ・コラム

彼と彼女のソネット - 原田知世 (1987年) / T'en Va Pas - Tomoyo Harada (Japanese ver.)

Vol.25「専業主婦が許せない」は事務だよりバージョンです。

60代女性。娘はすでに独立しており、70代の夫と二人暮らしです。夫とのことを相談します。

大恋愛で結婚して45年。もうすっかり落ち着いた良い夫婦になったように思います。若い頃のような性生活はもうできませんが、最近はよく夫と話をしたり、孫のところに出かけたりして、とてもいい夫婦関係です。

それはそれで楽しいのですが、若い日の性生活を思い出して、とても寂しくなることがあります。愛する人とのそれはとても幸せで、女の幸せに何度涙したことでしょう。今はもう良い思い出だけです。

懐かしく、もうかなわないことなので、何だか切なくなります。今の幸せに満足しているのに、だだっ子みたいにないものを切なく思うのは変でしょうか。

心の持ちようを教えていただければと思います。(兵庫・R子)

……スヌーピーの便箋にこの相談は書かれていたそうだ。いいですなあ。つい「お幸せでけっこうですこと」なんて茶々をいれたくなりますが、こういうのだってけっこう深い悩みなんだと思う。

だってこの欄では、さっさと他の男と関係を結んだり、修羅場になってるパターンが多すぎる(笑)。あくまで、夫とのセックスを望んでいるあたり、えらいと思いますよR子さん。

60代とは微妙な年代なんだな。欲望をかかえながらも、夫にそれを伝えることに逡巡してしまうんだから。

わたしのことを棚上げして申し上げますよ。確かに日本はセックスレスな夫婦が多いことで有名なようです。しかし同時に、世界に冠たる長寿国でもあるので、老人ホームではその方面のトラブルが絶えないという噂も。お盛んな方々はお盛んなようです。

どうでしょう。45年前を思い出し、まずはキスから再開するというのは。つぎはB、そしてCと……うわああキーを叩きながら恥ずかしい。でも、ちょっと楽しそうだと思いませんか。そんなご夫婦を想像すると…………ああうらやましい。

あ、言ったろ。おれのことは訊くな

Vol.27「いつもふたりで」につづく

本日の1曲は原田知世。うん、夢見ている。大貫妙子バージョンもよろしく。

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「タフガイ」藤田宜永著 早川書房

2019-07-25 | ミステリ

「喝采」はこちら

前作が72年、今作は74年のお話。沢崎がブルーバード、竹花がスカイラインなら浜崎はベレットGTで東京を走り回る(いすゞはもう乗用車をつくってはくれないのかなあ)。

しかしどうも主人公の探偵よりも、脇役たちの方が魅力的。アダルトショップを経営する夫婦、気落ちする大金持ち、そして意地の悪い使用人たち……かつて「鋼鉄の騎士」で見せたような圧倒的なリーダビリティは望むべくもないが、滋味深いやりとりはなかなか読ませる。

クールな探偵がバヤリースオレンヂを飲むあたりのユーモアと、最後の最後に、誰がタフガイだったのかが露わになるのが、定番とはいえ、いい感じ。

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