今年はまだ4月も終わっていないというのに、わたしはもうDVDを128枚も観てしまっている。そのほとんどがアニメ。「鬼滅の刃」が29枚。そしてこの「キングダム」にいたっては68枚である。
「シーズン1」「飛翔編」「合従軍編」「第4シリーズ」「第5シリーズ」ときて。まだまだ完結していない。っていうかわたしが生きているうちに完結してくれるんだろうか。
実写映画の方はもっとペースが遅くて、王騎が亡くなったところまで。山崎賢人や吉沢亮が若いうちに撮り終えることができるかなあ。ま、吉沢亮はまた別の心配があるわけですが。
ご存じのように、この物語は始皇帝をあつかっている。だから彼が中華統一を成し遂げることは既定路線だ。しかしそれでも、秦国は常に滅亡の危機にさらされ、視聴者は手に汗を握って鑑賞しつづける。
やめられないのよ。
わたしは常にウィスキーを飲みながらパソコンで観ているのだが、往々にして気を失ってしまう。
「どうしてそんな格好で眠ってるの!ちゃんとお布団で寝て」
妻にいつも怒られています。先日、ぎっくり腰でひどい目にあったときも
「あんな寝方をしてたらぎっくり腰にもなるわよ」
つまり、わたしのぎっくり腰はキングダムのせいだったのである。罪なアニメだ。
制作が「うる星やつら」のぴえろだし、画面は上等だ。そして、ジャンプらしく、次から次へと敵が強くなっていくインフレ状態ではなく、いつまでも王騎のありようにこだわるあたりがにくい。