事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2020年6月号PART1 稲妻

2020-06-24 | 国際・政治

2020年5月号PART2「球春はまだか」はこちら

「このサンドイッチにミルクティーの量が多すぎるだろ」

「歯を見せて笑うな」

「土下座しろ」

「返事がない」

「報告をするべきだろう」

去年の6月の参院選のさなか、前法相にして現在は容疑者となった河井克行が放った名言の数々。きわめつけはこれだ

「稲妻!」

街宣中に克行がこう叫ぶと車を止めて演説が始まり、運動員は一斉にビラを配るのだとか。子どもか。

あまりに暴君なので秘書の退職はしょっちゅう。しかし菅官房長官のためにはどんなことでも……

つまりは、徳のない人だったわけだが、かわいそうな面もある。普通のサラリーマンの家庭に生まれ、選挙資金に恵まれなかった彼は落選も経験している。そんな悔しい思いが秘書いじめに向かったのかもしれない。向かわないけどね普通は。

が、いくらなんでも今回のバラマキはすごい。これが選挙違反にならないとしたら、公職選挙法って……

それから、勇気を出して告白しますが、わたし奥さんの案里のことがけっこうタイプです。どんどん悪相になっていくのが魅力的です(笑)

PART2「狂犬」につづく

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今月の名言2020年1月号PART6 桜はこれからです。

2020-01-31 | 国際・政治

Gemini Dream

PART5「論理国語ぉ?」はこちら

「あちらの方々はあんなことばかりずっと続けて言っている。桜ももう散ってしまった」

「桜を見る会」をめぐる立憲民主党の枝野幸男代表の質問について、自民党の二階俊博幹事長が揶揄して。

にしても、どうしてもこの問題については一切まともに回答しないという首相の姿勢は一貫している。そして、前夜祭に参加した地元の支援者たちも必死で口をつぐんでいる。どうもこの問題は政権の弱点を突いているのかもしれない。

まあ、少なくともホテルニューオータニというところは飲み放題で5000円というとてもリーズナブルな宴会場だということだけは理解できました。全国の幹事さん、金を払う前に領収書を出してくれるというし、「鶴の間」はねらい目ですね。

あまりにもベタだけど、本日の1曲はケツメイシの「さくら」でいこうか……ちょっとひねって(っていうか意味はないけど)ムーディ・ブルースの「ジェミニ・ドリーム」。ディスコ上等。

2020年2月号PART1「まだ4月1日じゃないのに」につづく

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今月の名言2019年11月号PART3 アジア好き嫌い

2019-12-01 | 国際・政治

2019年11月号PART2「神戸方式」はこちら

「安倍政権は、無意識的にではあるけれども、中国の強権政治に憧れに近い感情を持っている。彼が目指している『改憲』なるものは要するに単なる『非民主化』のことである。それと市場経済を組み合わせたら、中国やシンガポールのような劇的な成功が起きるのではないかと官邸周りの人々は本気で信じているのである。本気で。」

なぜか近ごろ右派、というか極右メディアが嫌韓ばかりがなり立てて、中国の習近平体制への批判が影を潜めていることへの内田樹の考察。まったく、正しいと思います。世間の空気もまたそうなっている。

マーケットやビジネスパートナーとして中国が無視できない、というより、もう一歩すすめて中国なしに日本経済が成り立たないことに気づいたからこそ、その反動もあって韓国批判がパワーアップする……とても、わかりやすい構図。そうでもなければ香港の騒動など、もっと大きく報じられるべきだし、台湾の政治体制についても冷静に語り合わなければならないところではないか。

PART4「下品なパーティ」につづく

本日の1冊は万城目学「べらぼうくん」文藝春秋
あの万城目学が「鴨川ホルモー」でデビューする直前までの青春記。おそらくは東○に入社し、それでも小説をあきらめない優等生。
どこか苦みがあるのは、青春というのが誰にとってもそんなに優しいものではなかったからかも。彼の取り柄が、無職の才能だったあたりに笑わせていただき、そしてしみじみ。

 

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今月の名言2019年8月号PART4 フォロワー

2019-09-01 | 国際・政治

Chaka Khan - I Feel For You

PART3「最悪のシナリオ」はこちら

「グリーンランドは売り物ではない」

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相が、自治領である世界最大の島グリーンランドの購入にアメリカの大統領が関心を示していることに対しての発言。対してトランプは

「首相のストレートな発言のおかげで、アメリカとデンマーク双方が膨大な費用と労力を無駄にせずに済んだ。その点では首相に感謝する。いつかまた訪問の予定を組むのを楽しみにしている」

あろうことかデンマーク女王マルグレーテ2世の招待を受けて、訪問することになっていたにもかかわらずキャンセル。大統領として、というより政治家として、いや人間としてどうなの。

もちろんこの人物の無礼は今回に限った話ではない。自分にとって得にならないことには鼻もひっかけないのはいつも通り。

日韓の関係修復に彼が無関心な理由はこの延長線上にある。日本、韓国の両国に彼は米軍駐留経費の増額を求めていて、だから日韓が連携されては困るのである。

同様に、TPPなどの多国間交渉も彼は嫌う。他国が束になっていることを不安視し、二国間で(自国が優位な立場で)秘密裡にことを進めたいのだ。G7でのわがままなふるまいはそれで納得できるし、日米首脳会談の結果を見ると、少なくとも日本に対してはこの手法は有効だ。

ついでだから言っておくと、いくらポチ首相が相手だとしても、ごり押しもいいところだった。余ったトウモロコシは日本が買ってくれるし、自動車の関税はゼロ回答。よくもまあこれで日本政府も首脳会談は成功だったと強弁できるなあ。

さて、もちろんこんなアメリカを誰も尊敬はしない。米軍のプレゼンスも低下し、同盟国のトラブルを解決する意志も手段もないところを見せてしまったので、アメリカという国に追随することがいかにリスキーかは誰でも感じとれる。

それなのに、現政権はひたすらにアメリカのフォロワーであろうとしている。この事態を誰が喜んでいるか、それは安倍政権支持者であっても容易に想像できるはずなのに。

本日の1曲は、チャカ・カーンといえばこの曲よね「アイ・フィール・フォー・ユー」ちゃかちゃかちゃかかーん!

2019年9月号PART1「しんのすけの引退」につづく

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今月の名言2019年8月号PART3 最悪のシナリオ

2019-08-31 | 国際・政治

Phil Collins - You Can`t Hurry Love [HIGH QUALITY] VideoClip

PART2「学校の働き方改革その2」はこちら

「米国が中国に焦点を合わせようとしている時、日韓がゼロサムゲームを演じるのは米国にとって最悪のシナリオだ」

カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員が日米韓の安全保障体制を懸念して(朝日新聞8月26日付「激震 日米韓安保体制」より)

ショフ氏は、高官レベルの3カ国協議を実施し、合同軍事演習を今こそ行うべきだと考えている。しかしその可能性は低い。考えるにそれは……

・日韓トップの政権維持が、他国を批判して身内の支持を固める手法に依っていること

・両国民ともに感情的になっているのに加え、メディアがそれを煽りまくっていること

・アメリカの大統領が、日韓の関係修復など実はどうでもいいと考えていること。

……最初のふたつは、テレビのワイドショーや新聞の論調で日々実感できる。おれの出番だ、とばかりに浮薄な発言をくり返す“文化人”が調子こいているのを見るのは一種の拷問ですらある。そしてまた想像したように、その尻馬にのってネトウヨたちはお祭り状態である。

そんなメディアのなかでも、この動きに警告を発している人はいて、たとえばテレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーにおいて玉川徹氏は

「こうなってくると、日本の方がもしかすると感情的にエスカレートしている風に僕には見える。そうなったときに今度はメディアがあおる可能性がある。」

この人は森友・加計問題のときも冷静だった。テレ朝はいい社員をかかえているなあ。

「韓国もこの国もそうだけど、隣国を敵対してあおって、一部の支持者から支持を得ようとする、そういうせこいことばっかりやって、またそれに忖度してあおるメディアがどうかしてると思う」

別の局では室井佑月氏が鋭いつっこみ。まったくである。

さて、トランプが日韓関係の修復に熱心ではない理由には複雑なものがある。いや、むしろ単純なのかな。以下次号

本日の1曲はフィル・コリンズの「恋はあせらず」。ソロの2枚目だったかに入っていて、だから彼のやりたいことってこういうことだったのかと。ジェネシスじゃやれないもんねえ(笑)

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参院選2019 米津玄師 MV「Lemon」

2019-07-22 | 国際・政治

米津玄師 MV「Lemon」

芳賀 道也 無新 279,709

大沼 瑞穂 自現 263,185

小野沢健至 諸新 13,800

……大接戦。出口調査の結果も各局で違い、開票速報も(田舎が先に開くので)無党派層に強かった芳賀氏をずいぶん遅くまで大沼氏がリードしていたそうだ。そうだ、というのは、昨日は朝5時起きだったのでとてもわたしは起きていられなかったからです。妻は熱狂していたみたい。

喜んでばかりもいられないのだ(あ、まだバカボンのパパ口調が)。今回は元山形放送のアナウンサーにして、きわめて冷静な候補者がいたからまだいい。彼になら野党のすべてが乗れたわけだし。しかし、出馬表明が遅れたにしろ、これだけの接戦。わたしは(怒られそうだけれども)もっと差が開くと思っていた。

そこはやはり自民党の強さを認めなければならないだろう。農協の幹部を中国に連れて行くなどの下地をつくっておき、Z票と呼ばれる公明党支持者の支持は盤石(なのかな?)、おまけに若者は政権与党が大好きだから大沼氏に票が流れ……

市町村別の得票率を見ると、大きく芳賀氏がリードしたのは鶴岡をのぞく庄内、無党派層の多い山形市、そしてなんといっても舟山康江議員の地元、置賜だ。この人はすごいな。

さて全国に目を向ければ、最大の特徴が低投票率であることは自明。有権者の半分以上が棄権しているのだ。やれやれ。

与党が過半を超えているから勝利したとマスコミは報じている(正確に言うと、朝刊はそういう見出しが多かった)。そうだろうか。

改選議席を守れなかった党の総裁のうれしそうな顔は、改憲に向けて別の思惑があるように思えた。報じられているように国民民主党の改憲支持組をどうとりこもうとかは既にシミュレーション済みだろう。

わたしは早いところ維新の誰かを入閣させればいいと思う。誰もあの党を野党だなんて思ってない。あ、それからNHKがどうしたとかいう党(政党ですって!)も首相は好きそうだなあ。でも“今の”NHKを壊されたら彼も困るんだろうけれど。

予想されたこととはいえ、立憲民主の伸長に安堵。わたしが投票した比例候補も上位当選。今日はいっぱい飲むぞ。う、医者からいい加減にしろと言われました。

本日の1曲は米津玄師の「Lemon」たまには超メジャーな曲もやっとかないと(笑)

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今朝のうれしさ。

2019-07-08 | 国際・政治

え、なにこの画像。なんでわざわざ。

と思いますよね。でもカレンダーを見てもらえればわかるように、この日付と曜日はありえないんですよ。全世界で山形だけ!

これは山形新聞のもので、さすがに差し替えしたらしいけれどもうちの学校には差し替え前のが届きました。庄内と置賜の一部だけらしい。ラッキー(笑)。

朝日新聞の校正係だった石川啄木は

「みすぼらしき郷里(くに)の新聞ひろげつつ誤植ひろへり今朝のかなしみ」

と詠んだが、わたしはちょっとうれしい。

だって山形県において山形新聞というのは既に一種の権威だ。親族が亡くなったときに、お悔やみ欄に載せるのも圧倒的に山形新聞が多い(どこに出しても無料なのに)。

選挙がらみになるとこの新聞は強い強い。でもこういう間違いがあるってことで少しは謙虚になってね。いや別におれは今回の選挙報道のことを言ってるんじゃないのよ。ほんとよ。他の新聞と微妙に違ってるのは恣意的じゃないんだよね?

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「聞き書 野中広務回顧録」御厨貴・牧原出編 岩波現代文庫

2019-06-25 | 国際・政治

野中という人は本当に評価が難しい人だ。町議、町長から国政へ進出したたたき上げ保守。しかしその主張は常に反戦が背景にある。沖縄、被差別部落民や朝鮮系への差別にも敏感。そのあたりに徹底して無頓着な政治家を罵倒してはばからない。

しかしわたしにとっては、かつて国旗・国歌法案を強引に可決し、加藤の乱を事実上つぶした困った人でもある。

ここはむしろ、彼の敵を考えた方がわかりやすいのかもしれない。小沢一郎を憎み、小泉純一郎を嫌い、森喜朗麻生太郎を軽蔑し、安倍晋三に背を向けて……もっとわかりにくくなってしまいました(笑)。彼が亡くなってもう1年以上たつのか。

 

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今月の名言2019年3月号PART2 内田樹吠える

2019-04-02 | 国際・政治

Joni Mitchell - Both Sides Now (Live, 1970)

PART1「イチロー引退会見」はこちら

「戦争の罪も穢れも、自分たちの世代だけで引き受けて、その有罪性を次世代に先送りするのは止めよう。」

……と戦中派の人たちは考えたと内田は類推する。おそらくそれは当たっていると思う。その極めて当然のふるまいが、しかし現在の無邪気な方々による歴史修正主義を生んだと。

「ずっと後年になって、安倍晋三が登場してきてみっともない憲法だと言った時にほんとうに驚いたのです。海とか山のような自然物に向かってみっともないというような形容はふつうしませんから。」

平成の最後に、きちんと総括されている。令和になって、はたしてこの国は……あ、内田はきちんと今回の改元が政治ショーにされたことを指摘している。そうなんですよ、んでそれに踊らされるマスコミってのもねえ。まあ、新元号スクープは、どの社にとっても夢らしいけど。意味わかんない。もうやめようそんな伝統。

本日の1曲、「トイ・ストーリー4」の予告篇で使われた「青春の光と影」のジョニ・ミッチェル版。天才がここにいる。わたし「サボテンの木」とこの曲でノックアウトくらいました。

2019年4月号PART1「平成」につづく

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今月の名言2019年2月号 政治家の美徳 Coldplay - Viva La Vida

2019-02-28 | 国際・政治

Coldplay - Viva La Vida

2019年1月号「紅白歌合戦」はこちら

「(沖縄の県民投票の結果を)真摯に受け止める」

「サンプル入れ替えは官邸の意志では全くない」

「(答弁につまった根本厚労相に)いったん下がれ」

「領土問題じゃないんだ。経済も政治も秩序が大事。ロシアとの関係改善で世界のバランスがとれる」

「次は私自身が(北朝鮮の)金正恩(朝鮮労働党)委員長と向き合わなければならない」

「(自衛隊員が子どもから『お父さん憲法違反なの?』と訊かれて涙を浮かべたという挿話が実話なのかと質問され)わたしが嘘言うわけないじゃないですか

……近ごろ、反安倍に完全にシフトした文春がセレクトした現首相の発言集。外交が得意というふれこみだったのに、まったく何の成果も上げられていないとつくづく。

しかし、同様に失言失態つづきのアメリカ大統領にしても、支持者にはある共通点がある。それは、どれだけ議会軽視を批判されても、冷笑的な態度をマスコミに揶揄されても、それで支持が弱まったり支持者が減ったりすることはない、ということだ。

内田樹が喝破したように、そのような人物を(斜に構えながらも)支持することがオトナの態度であり、森友・加計や統計偽装のようなささいなこと(と彼らは考える)で騒ぎ立てる野党や市民を侮蔑するのが彼らの流儀だから。

その流儀が、政治家から美徳を奪い去っている。安倍晋三やトランプに、謙譲とか博愛という概念を期待するほうがまちがっている。わたしは斜に構えているのではなく、本気で彼らに怒っているのです。米朝(新聞でこの字をみるたびに、あの偉大なる噺家を思い出す)会談の決裂で日本の首相の出番だあ?なんの冗談だろう。

PART2「センター試験」につづく

本日の1曲はひさーしぶりにコールドプレイ。もうあのアルバムが出たのは十年以上前か……

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