事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2024年3月号PART3 ばかやろう

2024-04-05 | 国際・政治

Steely Dan - Home at Last - Sony Music Center, NYC January 2000

「鳥山明と江口寿史」篇はこちら

「ばかやろう」

次回の衆院選に出馬しないとする二階元幹事長が記者会見で。「出馬しないのは、政治資金の責任か、あるいは年齢の問題ですか」との記者の質問に激昂。

「お前もその年がくるんだよ」と吐き捨て、ばかやろうにつながっている。

誰でも思い出すのが(いやリアルタイムではもちろん知りませんよ)吉田茂が国会で「バカヤロー!」と怒鳴り、結果的に解散することになったエピソードだ。

いわゆるバカヤロー解散である。後年に二階俊博がどのように評価される政治家なのかはまだわからない。しかし、この罵倒すら彼のオリジナルではなかったあたりが、どうにもこうにも。

本日の1曲はスティーリー・ダンの「HOME AT LAST」このセンスはただごとじゃないっす。チャリで聴きながら震えがきました。

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今月の名言2023年9月号PART4 いつか王子様が

2023-10-07 | 国際・政治

Bill Evans Trio - Someday My Prince Will Come (Official Visualizer)

PART3「ボートを揺らせ」はこちら

「今の公明党の一番動かなかったガンだったいわゆる山口(那津男代表)、石井(啓一幹事長)、北側(一雄副代表)等……」

出た。失言王の麻生太郎自民党副総裁がまたやってくれました。

これまでのパターンと同じように、地元に帰るとかくのごとくサービス精神が爆発するわけだ。おれは公明党より上だぞと。同じパターンを繰り返しているということは、学習能力が乏しいということなんでしょうかね。

本日の1曲はビル・エバンスの「いつか王子様が」ディズニーは本当にすばらしい曲をのこしてくれた。

2023年10月号PART1「訃報が多すぎる」につづく

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今月の名言2023年5月号PART2 あたしは知ってるわ。

2023-06-04 | 国際・政治

Go Insane (Live 1997) (2002 Remaster)

PART1「大見得」はこちら

「ハンガーストライキによって亡くなったかもしれない」

2021年に名古屋出入国在留管理局で亡くなったスリランカ人、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)についての梅村みずほ参院議員の発言。もちろん維新の人。そのうえ

「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」

と参院法務委員会で言い放ったのである。言えないですよここまでは。

得々と語る暴露系ユーチューバーならともかく、国会議員にしてこの感覚。このレベル。つまりは、自分の下衆な勘繰りが正解だと思い込む、一種の陰謀論者なのだろう。あたしは知ってるのよ、それがわからない?世間ってそんなものよ、というわけだ。

遺族や支援者は猛然と反発。で、おそらくは梅村議員のことを“理解できる”人たちは、支援者を内心では愚弄しているのだろう。移民が入らなければ立ち行かない国に日本はなっているというのに。

本日の1曲は「Go Insane」つまるところわたしは、フリートウッド・マックが、リンジー・バッキンガムが大好きなんだと思う。

PART3「名優にして美男」につづく

 

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今月の名言2023年5月号PART1 大見得

2023-06-01 | 国際・政治

“The Sky is Crying” | Jeff Beck Tribute 5-23-23 | Song 7

今月の名言2023年4月号「ホストいかがですか」はこちら

「(次期衆院選で150議席を下回れば)今の立場にはない」

立憲民主党の泉代表が党両院議員懇談会で大見得を切った。というか、およそ到達不可能な目標をかかげて辞任したいのではないかと読む人もいる。

補選全敗の結果を受けて、若手を中心に彼への逆風は強まるばかりだ。わたしも実はこの人に失望している。それは、一にも二にも維新と組もうなどと考えたからだ。よりにもよってあの維新と?

議席をとるためにやむをえなかったとしても、内部から食いつぶされるのは目に見えている。そしてそれ以前に全国の支持者の不満は確実にふくらんだ。

だって維新とはこのような議員がいる党なのである。以下次号

本日の1曲はテデスキ・トラックス・バンド(まったく知りませんでした)のジェフ・ベックへのトリビュート。エリック・クラプトンも特別に参加しています。すごい人がまだまだいるんだなあ。

 

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今月の名言2022年12月号PART3 人気者

2022-12-29 | 国際・政治

Sade - Smooth Operator - Official - 1984

PART2「ツーブロック」はこちら

「私はまったく差別はしておりません」

12月8日の参院法務委員会における杉田水脈(元になったけど)総務大臣政務官の発言。この人の特徴は、例の(LGBTには)「生産性がない」と雑誌に寄稿した内容でわかるように

「臆面がない」

「身内である極右層しか見ていない」

「自分は人気者だと思っている」

えーと、あとなんだろう。人気者云々は、そうでも思っていなければ、自分のブログに

「会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」

「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなるくらい気持ち悪く、国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした」

「存在だけで日本国の恥晒し」

……ここまでは書けませんよなかなか。しかも、彼女が国連女性差別撤廃委員会に出席した際のことなのだ。こんな人物を政務官にせざるをえなかった現総理の判断の甘さ。そして連続する閣僚の更迭。これこそが、日本国の恥晒しではないですか。

PART4「アクリル板」につづく

本日の1曲はシャーデー。世の中には“シャーデー顔”としか表現できないタイプの美人がいる。好きです。

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今月の名言2022年12月号PART1 中国とインド

2022-12-27 | 国際・政治

Merry Christmas Mr. Lawrence / Ryuichi Sakamoto - From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022

2022年11月号PART6「黙食の功罪」はこちら

「出生率1・16の国が、世界を制覇することなどありえません。」

これは日本のことではなく、中国のことを指摘した人口統計学者エマニュエル・トッドの発言。同じようなことを内田樹も言っている。

「この後、アメリカはそれほど高齢化しませんが、中国は一人っ子政策のせいで急激に高齢化します。その人口構成の若さの差が、いずれは国力の差に反映してくるのでは」

……世界一の人口を誇る国は中国。世界で一番話されている言語は中国語。長らく定着してきたこの常識も、いつかひっくり返る時が来る。

まもなく、というか2023年にはインドが人口のトップに躍り出るだろうと予測されているのだ。そんな国を強引に維持しようというのが習近平の強権政治なのだろうか。人口減少という強敵が内部にいるのに、台湾有事とかやっている場合か。

本日の1曲は、言い忘れてたけどメリークリスマスってことで。言い忘れてたけど大好き坂本龍一。

PART2「ツーブロック」につづく

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今月の名言2022年10月号PART5 リーダーのふるまい

2022-11-04 | 国際・政治

Bill Evans - You Must Believe In Spring

PART4「アンダーコントロール」はこちら

「封鎖はいらない、自由が必要。文革はいらない、改革が必要。領袖はいらない、投票用紙が必要。」

北京市内の橋に掲げられた横断幕のフレーズ。以降、北京市内の主だった橋には警官や警備員が配備されているとか。

世の中が急速に息苦しくなっている。もちろんそれにコロナが影響していることは疑いない。しかし、と同時にエキセントリックな“リーダー”たちのふるまいのためもあるだろう。

トランプは虎視眈々と再登場を狙っている。プーチンは核の先制使用はしないと言うがまるで信用できず、金正恩はあいかわらずだ。かましたなミサイル。

そして中国。

てらいもなく習近平はみずからを神格化しようとしているし、三期どころか死ぬまでトップに居座ろうとしているのが見え見え。

これらの国々の民が、100%そのトップを信頼しているわけではないことがこの横断幕ひとつで知れる。掲げられたのが、香港ではなくて首都北京であることも重要だろう。習近平は激怒したはずだ。彼の体制も万全ではない。少し、安堵。

PART6「中央銀行」につづく

本日の1曲はビル・エバンス。来年もわたしたちに春はくるだろうかとJアラートは告げる。

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国葬

2022-09-27 | 国際・政治

Madonna - Miles Away (Live from the Sticky & Sweet Tour)

国葬。

わたし、吉田茂の国葬をかろうじておぼえています。何事かのビッグイベントが今行われているのだろうと。小学生だったのかな、保育園児だったのかな。

子どものことなので、総理大臣というのは佐藤栄作という人がやるものだとずっと思っていた。あの人はずっとやっていたし。

今の子どもたちも、あれだけ長いことやったのだから総理大臣というのは安倍晋三という人がやるのだと思っていたかも。佐藤栄作以上の長きにわたって彼の治世は続いた。この2人が血族であることの意味は後に知ることになるだろうけれども。

よそ様の葬式に異を唱えることは控えたい。

ただ、国葬ということになるとわたしも身内ってことになるのかな?香典を出したことになるわけだし。実はそれもたいした話ではないと思っている。経費は16億円?2万人の警察官に警備させておいて、そんなもんですむわけがないわけだけど。

しまったなあ、と現首相は思っているだろう。なんでこんなに国民から反発がくるんだと。理屈としてはある程度理解できる。テロで亡くなった人物を称揚することで日本の体制を維持したいとか。

でも違うでしょ?本当は、自分とは考え方が違う清和会にアピールしたかったわけだ。あなた方のトップである人物のために、わたしはこれだけのことをしましたよと。それがまさかこんなことになるとは。

会場は日本武道館。千鳥ヶ淵、九段下など、わたしにもおなじみの土地。

わたしは葬式に出るかどうかは“その人が尊敬できたか”で決めることにしている。だからかなり欠礼もした。その意味でこの国葬にも

「あ、そう」

とだけ考えて目を背けている。世論の反対があったものだから、学校での黙禱や半旗の掲揚といった指示がなかったことは、学校にさまざまな指示を押し込んだ、亡くなった彼の最大の貢献かもしれない。

本日の1曲はマドンナ。女王だよなあ。

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山形投票率  その1

2022-07-15 | 国際・政治

Michel Polnareff : Gloria

第26回参院選・選挙区の投票率で、本県は61.87%となり、2019年の前回参院選に続いて全国1位だった。国政選挙の本県選挙区は、17年衆院選から4回連続で全国トップ。吉村美栄子知事は「県民の誠実さ、真面目さが投票率になって表れている」と推察している。
山形選挙区の投票率は前回を1.13ポイント上回った。国政選挙では、17年衆院選が64.07%、19年参院選が60.74%、21年衆院選が64.34%。【山形新聞】

……V4です投票率。いったいこれはどうしてだろう。いやもちろん山形県の選挙が今回は特殊だったのである。

国民民主党の候補者(前回は無所属)が前回は圧勝している。

・今年度予算案に野党のはずの国民民主党が賛成にまわり、そのために山形県では自民党公認の候補を立てないという方針でしばらく動いた。

・自民党の選挙対策委員長が遠藤利明(山形1区選出)だった。

・すったもんだの末に急きょ元県議の女性を担ぎ出し、激突の構図ができあがる。

・しかしこの元県議は、前回の県知事選にも出ており、吉村知事に惨敗している。

・だが山形市中心に彼女は知名度が高く、県議選でも強かった。

・自民党は彼女のために岸田、石破などに応援演説をさせるなど、派手な空中戦をしかけた。最最重点区とまで呼称している。

・その、岸田総理が来ているときに安倍元首相が銃撃され、国民の選挙への意識が高まった

……などの要素が複雑に交錯している。

でも、それでは前回までも全国1位なのは説明がつかない。いったいなぜ山形県は投票率が高いのだろう。以下次号

本日の1曲はなんとミッシェル・ポルナレフの「忘れじのグローリア」

すいませんわたしの洋楽初体験ってビートルズでもストーンズでもツェッペリンでもなく、この人だったような気がします。とにかくラジオから流れまくり。そうかこの人ってウクライナ系の人だったんだねえ。

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銃撃

2022-07-08 | 国際・政治

事務補助がネットをチェックしていて

「安倍さんが撃たれたんですって。心肺停止ですって。怖い……」

これまで、彼のことをさんざん批判してきたので、それなりに考えることはある。こんな政治的な事件が起こったとき、ネットはフェイクな話が吹き荒れるし、実際にこの午後だけでも話は二転三転した。だからきちんとした報道があってから語ろうとも思っていた。

でも、それもちょっと卑怯かなと思う。リアルタイムでどう思ったかを正直に語ろう。

困ったな、というのが第一印象。

なぜ“元首相”を狙うんだ。確かに、極右系のメディアでは彼は一種のアイコンになり得ていた。三度目を狙っていたことは確実。そんな彼が消え、清和会のトップが失われたことで国政は混乱するだろう。でも日曜日に行われる参院選はどうなるのか。

「投票率、上がるかもね」

と同僚と語り合うが、微妙なところだ。

元首相が悲劇のヒーローになることで、大平正芳が亡くなったときのように“弔い合戦”として盛り上がるか、あるいは政治そのものが忌避されるか。

いずれにしても、選挙活動をしているときに政治家はむき出しになる。そこをお手製の銃で撃たれるという事態は国家を揺るがす。二流国と判断されても仕方がないだろう。

警備への批判は仕方がない。しかし、こんな事態が起こるとは想像もしていなかったあたりは同情できる。

そして、つくづく思う。わたしたち日本国民は、一斉に殺人の現場を目撃したのだ

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