事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ジュラシック・ワールド / 炎の王国」Jurassic World: Fallen Kingdom(2018 ユニバーサル)

2018-08-04 | 洋画

世界中で大ヒット。日本でも60億以上の興収が見込める。ユニバーサルと東宝東和はにんまりじゃろ。でも、スピルバーグが始めた「ジュラシックパーク」シリーズを、十数年の空白がありながら製作した前作のリスクの方がでかかった。しかもほぼ新人監督を起用し、役者もさほどビッグネームは使わなかったのだから。

第4、5作がこれだけ稼いだのだから続篇の製作は必至。きっとわたしはまた(元気だったら)劇場に駆けつけるでしょう。うん、今回も面白かった。

なにより、作り手たちが名作をつくろうなんて微塵も考えていない(でしょ?)あたりがいい。

このテの映画では、最初に大騒ぎになるものの、次第に密閉された小さいお話になるのが常。で、わたしはそれが不満だった。前作は最後まで大騒ぎで突っ走ったのが勝因。

しかし今回はその密閉された場所にドラマが集約されていく。これがね、老い先短い老人の住む古い屋敷という設定。んもうどう考えても昔のユニバーサルのモノクロ恐怖映画そのものなの。その、古くて脆いお屋敷のなかを恐竜たちは縦横無尽に走り回り、月光を浴びて咆吼する。狼男か(笑)

主演のクリス・プラットは前作につづいて気のいいお兄ちゃん。ヒロインのブライス・ダラス・ハワード(ロン・ハワードの娘ですよ)は、裸の方がまだエロくないってほど肢体を強調(彼女のその姿を予告編で見たときに絶対に見ようと決めました。今年の予告編のベストワン)。このB級感がたまんないっす。

恐竜を兵器として利用というコンセプトは途中からグダグダだけど、ペットとして愛おしいラプトルと、石頭でひたすら破壊を続けるスティギーがいい。今回も琥珀が登場してマイケル・クライトンの原作やスピルバーグへのリスペクトもきっちり。

ある選択によって「ジュラシック・ワールドへようこそ」というセリフが意味深になるあたりは周到。次回作もこの調子でお願い。で、ブライス・ダラス・ハワードは続投ってことと(笑)、今回は地味だった翼竜をもっとフューチャーしてね。

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