事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

龍馬伝~第9話「命の値段」

2010-02-28 | テレビ番組

Kanjiya08 第8話「弥太郎の涙」特集はこちら

前回の視聴率は22.3%。持ち直してきた。でも「世界の果てまでイッテQ!」はなんと22.6%もとっている。日曜の夜はすっかり日テレが独占かぁ。今週はオリンピックがどうからむものだか。前から思ってたんだけど、フィギュアっていきなりエキシビジョンにつながるあたり、やっぱり不思議なスポーツかな。

今回の「命の値段」は、福田靖らしくバランスをとった回。新たな登場人物もなく、地味なキャスティングだけに脚本で勝負。

前半は貫地谷しほり(斜め上からのカメラが女優を美しく撮っている)とのラブコメ大爆発。むかしの日テレ青春ドラマを彷彿とさせる。福山雅治がまるで石立鉄男みたい。しかしこれは後半の陰惨さをカバーするものだろう。

武市半平太(大森南朋)は、他の藩の攘夷派とのレベルの差に切歯扼腕し、人間らしい罪を犯した同胞に苛烈な罰を与えようとする。反発する龍馬。

むずかしい問題ではある。原理主義と現実主義の相克は永遠の課題だしね。人間の命の値段が舶来の時計よりも安くていいのかというのも正論なら、武市の「大きなことを成すには、鬼にならなければならない」のも一方の現実。薩摩と長州は、引き続き血を流しながら結果としてわが世の春を謳歌したのだから。

切腹から救った龍馬に、しかしあの下士にこれから待っているのは茨の道だぞ、とみんながつっこんだ途端、ラストで現実の彼と御茶ノ水のニコライ堂との関連が語られるあたり、ちょっとうますぎる展開かも。観光案内まで計算に入れてたか。

今回は地味なお話なので……視聴率は20%ジャストと読みました。浅田真央人気でエキシビジョンは高視聴率だろうし。

第10話「引きさかれた愛」につづく。いやはや露骨なタイトルですなぁ。

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今月の名言 2010年2月号~Who are you?

2010-02-28 | うんちく・小ネタ

Shinobut03 2010年1月号~「内閣の弱点」はこちら

「そのために3年にしたんじゃないですよ」

酒田市長選に立候補し、落選直後にスーパーで缶ビールなどを万引きした堀大常が、懲役3年の実刑判決をうけて即日控訴。「また市長選に立候補します」と宣言した堀に裁判官がかけた言葉。いやはや。

「(まだ4曲しか作ってなかったのに)オレ、天才じゃないかと思ってプロになっちゃいました」

佐野元春スガシカオという稀代の名作詞家ふたりが行ったワークショップでのスガの発言。アーティストには絶対にそんな瞬間が訪れるのであろう。っていうか、そんな瞬間が訪れない人間は絶対にアーティストにはなれない。

“Who are you?”

ベルリン映画祭で主演女優賞を受賞した寺島しのぶ。まったく無名だったので海外のメディアから上映前にかけられた言葉。にしてもこのお姉ちゃんはガッツあるよね。「実録連合赤軍」などで知られる若松孝二(きびしい監督で有名)の、しかも江戸川乱歩原作「芋虫」の映画化に挑戦するとは。いつも景気よく脱いでくれる彼女のその新作「キャタピラー」に期待しよう。

まあしかし、2010年2月といえば、どんなことばよりもこいつがインパクトあったわけですけど(笑)↓

「反省してま~す」

3月号~「朝が弱い人」につづく

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綱打ち2010

2010-02-28 | 日記・エッセイ・コラム

さっむー。

やけに暖かい日があった(なんだよ2月に20℃越えってのは)ものだからかえって身体にきつい。

で、そんな寒い日に何をやっていたかというと、オヤジ16人で近所の神社の鳥居にかける綱をうってました。二年に一回だからそのたびにやり方を思い出すのに苦労する。ふう。

Tsunauchi2010

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バンクーバー2010 その4~国母バッシング

2010-02-27 | スポーツ

Kokubo PART3はこちら

さて、国母バッシングはこのような形で始まった。

★2月9日 バンクーバーへの出発の際、成田空港に日本選手団公式スーツを着崩した“腰パン”にネクタイを緩めた姿で登場。全日本スキー連盟に抗議が殺到し、日本オリンピック委員会(JOC)は、選手村入村式への出席を自粛させる

★10日 記者会見で服装の乱れについて質問されると、「うるせーな」と舌打ちしたうえで、「反省してまーす」と“謝罪”

★11日 全日本スキー連盟が五輪参加を辞退させる意向を示す

★13日 開会式への参加自粛を決め、謝罪会見を開く。橋本聖子団長の判断で競技参加は許される

……わたしはどうにも不思議に思っていた。たとえばあなたがテレビを見ているとき、オリンピックに出発する選手がだらしない格好をしているのに憤激したとする。まあ、自然なことだからそれ自体はいいとしよう。でも、そのために選手の競技“連盟”に抗議しますか。

毎日毎日、マスコミにはさまざまな“抗議”がよせられているらしい。で、「なんでウチにこんな抗議がくるんだろう」と嘆いている。気持ちはわかります。かように、世の中に対する不満は、まずそれを報じた媒体に向かう。しかし国母の場合にはスキー連盟に向かったことになっている。もっと正確にいうと、スキー連盟が「ウチに抗議が殺到している」とマスコミに告げたのだ。

これはいくらなんでも不自然だ。わたしはこうにらんでいる。スキー連盟のお偉方が国母のファッションに激怒し、あたりかまわずふれ回ったのが発端だったのだろうと。そして騒ぎが大きくなりすぎてふりあげた拳の始末に困り果てたというのが真相ではないのか。

こんな意地悪な見方をするのは、連盟に象徴される旧態な存在がどうにもやりきれないからであり、今井メロや亀田兄弟といった“反逆者っぽい”存在でありながら実は甘ったれなのが透けて見える連中よりも、とりあえず『ああ着るしか仕方のない』ユニフォーム(正確には公式スーツだけど)という名の権威をちゃかしてくれた国母の方がはるかに好ましいと考えたからだ。

もっとはっきりいうと、常に爽やかな存在として報道される石川遼などよりもずっと好き。あちらは、優等生らしく賞揚することが商売(ゴルフ中継の視聴率アップ)に直結するのがバレバレだもんなあ。

意外だったのは、いつものスタンピードが競技終了後にいっきに収束に向かい、マスコミの論調も国母擁護に変わったことだった……PART5につづく

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「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾著 光文社刊

2010-02-26 | ミステリ

51re2tjmdbl スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。複雑にもつれた殺意……。

いやはや、キム・ヨナの強さは想像以上でした。でも、笑みを浮かべることがどうしてもできずに延々と悔しがる浅田真央という存在は、彼女の芯の強さを感じさせてそれはそれですごいですな。

さて、このミステリは冬季オリンピック開催期間に読むことをおすすめします。才能とはなにか、ということを日々痛感させられているわけだから。もうすぐ終わっちゃうけど。

東野圭吾の新作はタイトルどおり托卵のお話に見せて……あわわネタバレになっちゃうか。

新潟からやってきた“父”の行動がどうにも今ひとつすっきりしないので、オチには残念ながら感心できませんでした。でも、どう転んでもこの人はありきたりの話にはしないのね。やるもんだ。

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「黄泉がえり」(2003 東宝)

2010-02-26 | 邦画

Yomigaeridvd 原作:梶尾真治 

脚本、監督:塩田明彦

出演:草なぎ剛 、竹内結子 、石田ゆり子 、哀川翔 、山本圭壱 、伊東美咲 、田中邦衛、RUI

今さらどうして黄泉がえり?

東宝の好調は「世界の中心で、愛をさけぶ」からスタートしたけれど、それを決定づけた作品だと思う。で、わたしはそんな傾向が気に入らずに背を向けていたので(笑)、実は両作品とも観ていませんでした。

草なぎ剛が意外なほど力の抜けた演技をかましていてびっくり。監督によほど“演技をするな”と言われたのだろう。妙に癖の強いひねり方をする中居あたりよりはるかに俳優として上等だ。ストーリーもきちんとオチがついていて納得できた。ただ、いくら地方公務員の役だからといっても(* ̄▽ ̄*)/、竹内結子のファッションはいかがなものか。

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バンクーバー2010 その3~カウンターの評論家たち

2010-02-25 | スポーツ

Zairas08 PART2はこちら

いやー女子フィギュアって人気あるんだねぇ。国母問題はひとまずおいといて今日はそっちを特集。

昨日のお昼休みは職員室のテレビ前はすずなり。浅田の演技が終わったらみんなが拍手。おいおい田舎のおじさんおばさんになってるぞ。まあ、みんな田舎のおじさんおばさんなわけだが。

夜は飲み屋のカウンターでオヤジたちが語る語る。みんな大好きなのである。

ほとんどフィギュアに興味のなかったわたしでも、色々と学んだのでした。曰く……

・韓国の女性は整形をいとわない。だから求めるのは顔よりスタイル。

浅田真央のお父さんの商売はなかなか笑える。

・キム・ヨナがたたき出した点数はおよそ考えられないレベル。

・鈴木明子の顔は美形だけど怖い。

・トリプルアクセルを(フリーも合わせて)3回とも成功させる可能性は低いので、浅田の金メダルはきびしい(賭け屋のみなさん、ご存じでしたか)

・浅田真央の寄り目は日本人的(浮世絵っぽいってこと?)。

・(足を跳ね上げて靴のエッジをつかむ演技をみた隣の客たちの発言)「こんなことができるんなら織田はこうやって紐を結べばよかったじゃないかっ!」笑った笑った。

安藤美姫はコーチに惚れてる。

・フィギュア界でアジア人が好成績をあげるようになったのは、技が高度になってトリッキーな要素が必要になったから。ちっちゃい人じゃないときびしい。でもいつか揺り戻しがある。

・前回のトリノで荒川静香が金メダルをとれたのは、彼女のルックスが、西欧人が考える美しい東洋女性のイメージに近かったことが影響した。

……ほんとかよ(笑)と思いながらも、帰りの代行のお兄ちゃんまで語る語る。

「技の完成度はですね」

みんな、マジで好きなんだなあ。こりゃあ、フリーの視聴率はとんでもないことになりそうだ。なんだかんだ言って、やっぱり日本人はフィギュアが好きなのである。よくわからん。

PART4につづく

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「特攻大作戦」The Dirty Dozen (1967 MGM)

2010-02-23 | 洋画

Dirty_dozenp 原題は「汚い12人」。軍法会議で死刑か重罪が確定している札付き軍人を集めてナチスのパーティでテロをかます……よく考えると倫理的にかなりまずい設定(笑)。

でもまとめ役がリー・マービンで、集まるのがジョン・カサヴェテス、ドナルド・サザーランド、チャールズ・ブロンソン、テリー・サバラス(やっぱりキムタクそっくりです)。

軍のお偉いさんがアーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、ジョージ・ケネディというみんな怖ーいご面相の方々なのでそんなことはどうでもよくなってきます。

監督ロバート・アルドリッチ好みの男くさーい映画。面白かったー。誰が生き残るのかってあたりも「大脱走」ありあり。ひょっとしたらあっちのリーダーもリー・マービンだったら違った結末があったはず。まあ、それだと“名作”にはなりえませんが。

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龍馬伝~第8話「弥太郎の涙」

2010-02-22 | テレビ番組

Tanakamin08 第7話「遙かなるヌーヨーカ」はこちら

またしても不明を恥じます。前回の視聴率は開始以来最低の20.2%。サッカーを蹴散らしたのは当然としても(韓国戦で13.5%という数字に協会とフジテレビは慄然としたはず)、「イッテQ」(日テレ)に負けたとは。まあ、わたしはあの番組好きなんですけどね。
こうなると来週は……やめときましょう、オリンピックもからんでわけわからん。

さて、今週は“能力”をめぐるお話。オレより頭のいいヤツはいない、と豪語する弥太郎以上に自尊心のかたまりである男たち。大義のためには、弥太郎の父親への理不尽な仕打ちなどささいなことでしかないと規定する武市半平太(大森南朋)と吉田東洋(田中泯)。特に「俺は天才だ」という前提で生きる吉田にはちっくと凄みがあります。

よく考えたら明治維新というのはこういうタイプによって切り開かれ、そして愚直な男たちによって実現されたのでしょう。坂本龍馬の不思議なところは、そのどちらでもなかったあたりか。

今回のラブコメは福山雅治と広末涼子。しかしここまではっきりと加尾にプロポーズされると、このあと大変じゃないかなあ。貫地谷しほりの激怒する顔が目に浮かびます。来週はそのあたりが楽しみなので視聴率は……うーん、21%台か。あ、やっぱり予想してしまった。

第9話「命の値段」につづく

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バンクーバー2010 その2~陰謀史観

2010-02-21 | スポーツ

Halfpipeddd PART1はこちら

男子フィギュアがあった翌朝、わたしの父親は我慢できないかのようにつぶやいた。

「あの、織田ナントカの靴ひもな……そう簡単に切れるもんだんが?なんかの陰謀でねが?」

陰謀史観か少女マンガかよ。妻は苦笑し「あの子はねぇ……」とあきれていた。

思い起こせば織田は、酒気帯びだのプログラムをまちがえただの、そのたびに涙を滂沱のごとく流していたわけだ。こんなタイプは、きっとネット上で遠慮なくぶったたかれているに違いないと思ったがそうでもない。

むしろ「逆境をのりこえてよくがんばった」とか「感動した」のオンパレード。おやおや。

それでは同じ入賞組である国母があれほどバッシングされたのとえらい違いではないか。いったいなぜなのだろう。ちょっと考えてみた。

・スノボは前回のメロだの童夢で“生意気なやつら”というパブリックイメージが先行していたので叩きやすかった。

・フィギュアは今大会で圧倒的に視聴率が見込めるコンテンツなので、マスコミの論調が織田に同情的だった。

・高橋が銅メダルをとったために、慶祝ムードが織田への批判を一掃した。

・なにはともあれ日本人はフィギュアが好き

……こんなとこですか。しかしわたしは国母に肩入れする。

PART3につづく

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