事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言 2016年11月号PART2 田舎のプロレス

2016-11-30 | 国際・政治

PART1「TPP」はこちら

「強行採決なんてのは、世の中にあり得ない。審議が終わって、採決を強行的に邪魔をする人たちがいるだけでありまして。じゃあ、あの(野党の)人たちが本当に声を枯らせて質問書を破りながら腹の底から怒っているかといったら、『田舎のプロレス』と言ったらプロレスの人に怒られるが、ここでロープに投げたら返ってきて、空手チョップで一回倒れて、みたいなやりとりの中でやっている。ある意味、茶番だと思いまして、もうそろそろこういう政治のあり方は変えるべきだと思っている」

萩生田光一官房副長官が国家基本問題研究所で放った発言。この研究所の理事長は櫻井よしこ。名言シリーズでもうおわかりのように、“お仲間”の前だとこのように不用意な、サービス精神たっぷりの失言が発生してしまうようだ。

ところが、副長官が予想するよりもはるかに政治はプロレスと親和性が高く

「腹が立った。プロレスを知らないんじゃないか」

「プロレスは体を鍛えまくった人が相手の技をしっかり受けることが前提だ」

「存分に野党の言い分を聞く、それにきちっと答弁するのがストロングスタイルのプロレスだ。」

……めずらしく民進党の野田幹事長が気の利いたコメントを。それに、自民党にはあの人がいるのを忘れちゃいけない。

「俺と勝負するか?」

前文部科学大臣、馳浩氏の発言でした(笑)。彼が出てきたら、もうひとり、アントンの登場が待たれるところだけれどね。神取忍はどう思っているだろう。

もちろん、TPP参加を言い出したのは野田が首相だったときではないか、という自民党からの反撃もあるだろう。民進党も、その技をきちんと受けて立つことだ。それこそが、ストロングスタイルの政治。わたしはそういう政治を味わいたい。

本日の一冊は「深泥丘奇談・続々」綾辻行人著 KADOKAWA
ホラーの要素を慎重に取り去ってしまえば、ほとんど綾辻のエッセイ集と化す。だから謎の笑みをうかべる奥さんの描写が、小野不由美の日常であることがうかがえてファンとしてうれしい。ご近所に法月綸太郎もいるのね。にしても、同世代の綾辻が、健忘症、メタボなどに悩んでいる姿は、読んでいてとてもうれしい(笑)。

PART3「大人のたしなみ」につづく

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今月の名言 2016年11月号 TPP

2016-11-29 | 社会・経済

2016年10月号「オキナワ」はこちら

「もしここで賛成したらうそつきと言われても仕方ない。自民党議員が何でもかんでも安倍首相の言いなりではない。それを多くの人に伝えなければならないと感じている」

山形2区選出の鈴木憲和衆院議員(自民党)が、地元の国政報告会で放ったことば。彼はこの発言のとおり、TPP関連法案の採決がある本会議を退席している。

もちろん背景には、県内の農村部を基盤としている彼の選挙事情がある。今年の参院選では、TPPで攻めの農業に打って出ようとした自民党の候補が、反対を唱えた野党共闘の候補に大差をつけられて惨敗したことははっきりと影響しているだろう。

でも、安倍一強時代とされるなか、彼は筋を通した。これはお世辞でも皮肉でもなく立派だと思う。冷や飯を食らうことを覚悟でやったことだし、事実、彼は党農林部会長代理の職を辞している。

当然、自民党は党議拘束を破った若造を処分する……と思ったら

「処分に値しない。処分とはよほど立派な議員にすることだ」二階幹事長

と突き放している。処分しない、というかできないのだろう。鈴木議員にはこれからいばらの道が待っているわけだが、ここで処分するほうが自民党に損だという発想ぐらいはあるようだ。

自民党執行部だって忸怩たる思いはあるはず。TPPに反対することで議席を獲得したその政党(2012年のポスターがふるっている)が、手のひらを返すように、というかブレまくってTPP賛成に回るのを、少しは恥ずかしいと思っている……かなあ。

まもなく「永続敗戦論」を特集するけれど、アメリカの属国となっている日本が、米国次期大統領が就任初日に離脱を表明しているにもかかわらず、TPPに固執するのはいったいなぜなのだろう。以下次号

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「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」 ピエール・ルメートル著 文春文庫

2016-11-28 | ミステリ

その女アレックス」であらゆるミステリランキングでトップに立ったカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの、実は第一作と第三作がそれぞれ「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」。アレックスは二作目。

作者のピエール・ルメートルは、これは三部作であり、もうカミーユについて書くことはないと明言している。とすると、これから文春文庫で読もうとする人は、「イレーヌ」「アレックス」「カミーユ」の順に読むことで、この壮大で緻密な(そして血塗られた)物語の完結を堪能することができるわけだ。

順番を変えた文春に文句を言いたいわけじゃないの。アレックスはミステリとしてほんとうによくできていたし、だからこそ他の二作(こちらもとんでもない仕掛けがほどこされていますよ)が刊行できたんだろうしね。まさか60万部も売れるとは思わなかったでしょうが。

ただ、1作目で某人物がどのようなことになるかをアレックスの冒頭でばらしてしまっているため、その人のパートを読むのがしんどいのは確かでした。ルメートルの計算も透けて見えるし。それに、イレーヌのラストを読んだ人が、はたして2作目に素直に手を出せるものでしょうか……あわわわ、ネタばれになっちゃうな。

画家だった母親がニコチン中毒だったために、身長が145センチしかないという、およそ名探偵としては破格なキャラのカミーユは、例によって内省的で魅力にあふれている。やることは無茶ですが。

他にも、大金持ちのルイ、ケチなアルマン、6回も結婚している上司で親友のル・グエンなど、キャラ総立ち。この人間関係が事件にからんできたりもするので、三作一気読みをおすすめします。休んではいけない。すると、最後の最後に、この物語が誰と誰のラブストーリーだったのかが浮かび上がってきて感動必至。ぜひぜひ。

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真田丸 第四十七回「反撃」

2016-11-27 | 大河ドラマ

第四十六回「砲弾」はこちら

前回の視聴率はなんと下降して14.2%。洗面器型の推移どころか右肩下がりです。コアな三谷ファン以外は次第にこのドラマから離れているということなんだろうか。

さて「反撃」。幸村(堺雅人)と信之(大泉洋)兄弟が、それぞれ女たちに翻弄される回。信之はお通の方(八木亜希子)との密会の場に、妻と前妻がそろってやってくるという修羅場。幸村は茶々(竹内結子)の自傷願望と、彼女を通してしか世の中が見えない大蔵卿によって自らが寄って立つ真田丸を失ってしまう。

まあ、信之は自業自得として(笑)、豊臣はみずから滅びに向かってまっしぐら。その最大の要因は

・関東などという田舎に住むなどとんでもない

・ヤンキー体質むきだしの牢人たちと早く手を切りたい

ことだった。城攻めの名手で、機を見るに敏だった秀吉がつくりあげた財と城は、おくびょうで鈍重だった家康の、だからこそ粘り強い城攻めによって失われようとしている。思えば豊臣家とは、派手に咲いて派手に散る一族なんだなあ。

その派手さがあるからこそ関西人はいまでも秀吉を愛し、洒脱さのかけらもない家康を憎んでいる。その最後の場を盛り上げてくれたのが真田幸村だったわけだ。

もう少し豊臣家はうまく立ち回れなかったのか、とも思うけれども、わたしが好きな(なんでだ)徳川家康(内野聖陽)という人物は、おくびょうだからこそ何が何でも秀頼という大スターの存在を消しにかかったろう。

関ヶ原を制した家康にとって、怖かったのは自分の加齢と二代目の凡庸さしかなかったか。「不機嫌なジーン」(フジ)から十年以上たって、まさかあのふたりが家康と淀君という立場で再会するとは誰も思わなかったでしょうが。

家康の、勝ちを意識した終盤の寄せに遺漏なし。こりゃ、これから最終回に向かってしんどい展開が待ってるのかな。もう弱気なので視聴率は14%キープがやっとかと。

第四十八回「引鉄」につづく

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「スター・トレックBEYOND」 Star Trek Beyond (2016 パラマウント)

2016-11-26 | 洋画

 

前作の特集はこちら

残念ながら今回もこう言わなくちゃ。カーク船長にクリス・パインはミスキャストだと。直情径行な性格はあい変わらずなのに、めちゃめちゃな理屈で就任した船長の地位を振り捨てて船を下りたがる(似合わないことおびただしい)。

加えてそこはクルーにまかせろよ船長が自分で行ってどうすんだっ!という場面ばっかり。まあ、娯楽映画だから仕方がないとはいえ、いくらなんでも。

ところが、彼が主役をやってから三作目、今回がいちばん面白かった。エンタープライズを棄てたエピソードがいちばんってのもいかがかと思うけれども(おかげでラストに感動的なナレーションが流れます)。

なにしろ脇役たちがいいですもん。「宇宙大作戦」時代からセクシーさが売りだった通信士官ウフーラ役に「アバター」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のゾーイ・ソルダナ。あんなに美人なのに宇宙人役が多かったけど、このシリーズではきっちり美人担当。大好き。

おまけに「キングスマン」でキレキレのアクション(なにしろ足が剣でしたから)を見せたソフィア・ブテラがまたしても壮絶な格闘を。どうやら次回からレギュラー入りするようなのでこれもうれしい。

脚本も書いたサイモン・ペッグは、おそらくたくさんのギャグをしこんでくれたんでしょうね。

まあ、ご都合主義な展開なのは仕方がないとして、お宝争奪戦という王道のストーリーと、レナード・ニモイが亡くなったことへの哀悼も(そして撮影後に亡くなったアントン・イェルチンへの哀悼も)ちゃんとしこんである。

二代目スポックのザカリー・クイントの無表情はすでにゲイの域にまで。このメンバーでひきつづき突っ走ってほしい。できれば、やっぱりクリス・パイン抜きで(笑)。

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「聖の青春」 (2016 KADOKAWA)

2016-11-24 | 邦画

大崎善生の原作や団鬼六の「真剣師 小池重明」などを読むと、将棋指しという人種はまことに異能の持ち主なのだと思い知らされる。棋譜を諳んじるのは当たり前、盤面を一瞥しただけで勝敗を占ってみせるなど、脳の回路が一般人とはちょっと(だいぶ)違うとしか。

性格の奇矯さも度外れている。天才の宿命か、ほとんどの棋士が高校にもいかずにひたすら将棋に明け暮れていることが影響するのか。そんな存在を、タニマチや後援会が庇護する。「あの子はねえ」と子ども扱いして。

村山聖(さとし)はそのなかでもとびきり子どもだ。ネフローゼを患い、入院生活のなかで将棋に出会い、棋界で頭角を現わしていく。少女マンガに耽溺し、牛丼は吉野家でなければダメと主張し(同意します)、不似合いにおしゃれな部屋に喜々として住む。大人になれないままの彼に、死病が忍びよる。

難病ものは苦手。作品の出来不出来に関係なく泣かされてしまう。この映画でも、まもなく死を迎える息子が、パチリパチリと将棋盤に駒を置く音に彼の孤独が象徴され、両親はたまらずに嗚咽する……泣けないわけない。

ライバルだった羽生善治に

「ぼくにはふたつの夢があります。ひとつは名人になることで、もうひとつは、女の子と恋愛がしたかった」

少女マンガへの傾倒と、古本屋の店員との淡い交流が、このセリフの陰にあったのか。天才だった彼は“普通の青春”にあこがれる平凡な青年でもあったのだ。

徹底的にモデルとなった人物になりきった出演者たちはおみごと。体重を増やした松山ケンイチはもちろん、寝ぐせまで似せた羽生役の東出昌大の指の演技もすばらしい。大崎善生の筒井道隆は最初から顔がそっくりだし、西原理恵子作品でおなじみの先崎学は柄本時生、おおお野間口徹が登場ということは絶対に佐藤康光役でしょ!と思ったら谷川浩司役でした(笑)。

ちょっと演出過多なところがあるのが惜しい。もうちょっと抑制されていたら傑作の誕生だったのに。でも一見の価値はありますよ。師匠を演じたリリー・フランキーがまたしても絶品なの。ぜひ。

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「やさしい死神」 大倉崇裕著 創元推理文庫

2016-11-23 | ミステリ

大倉崇裕って落語を題材にした作品でデビューしてたのか!知らなかったー。落語とミステリがとても相性がいいのは、北村薫の円紫さんとわたしの長大なシリーズでもおなじみ。こちらのヒロイン緑さんは、「わたし」ほど内省的ではなく、そこがいいです(笑)。モチーフとなる落語ときちんと連関していて、きちんとオチをつけている。もっとこのシリーズを読もう。

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「プロ野球 見えないファインプレー論」仁志敏久著 ソフトバンク新書

2016-11-23 | スポーツ

トップバッターの特権とは、カウントもランナーも気にせず、頭の中で第一打席をひたすらシミュレーションできること……仁志は野球がほんとうに好きなんだなあ。

常総学院=早稲田大学=日本生命=巨人=DeNAと、陽のあたる場所を歩いてきた彼は確かに野球エリートだ。でもその陰でひたすら努力してきたことがうっすらとうかがえ、感服。常総の木内監督が、実はその采配に反抗する選手を待っていた話など、うなる。

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「妻は告白する」 (1961 大映)

2016-11-21 | 港座

北穂高の岩壁で、三人の男女が一本のザイルでつながっている。いちばん上にいる若い男は製薬会社に勤務する幸田(川口浩)、いちばん下の初老の男は大学助教授の滝川(小沢栄太郎)。そして男ふたりにはさまれているのは滝川の妻、彩子(若尾文子)だ。ふたりの体重をささえて幸田の腕は限界に近い。彼女は夫とつながるザイルを切り、生きのびる。

世間は騒然とする。滝川の死によって彩子は500万円の保険金を受け取ることがわかったからだ。はたして彼女は保険金と、好意を寄せる幸田の双方を手に入れるために夫を殺した悪女なのか……

裁判の行方とこれまでの彩子の過去がカットバックされる。貧しかった彼女は、ほぼ強姦されるように滝川の妻にされ、愛のない生活に疲れ果てている……

彼女の心がどのようなものだったかを、裁判とともに明らかにしていくストーリーだと思っていた。ところがところが、意外な結末が待っていて驚く。

要するにこれは監督の増村保造による、若尾文子をどう美しく(そして怖ろしく)見せるかの実験映画のようなものだったのだろう。

幸田の会社に(いくら雨が降っているとはいっても)ずぶ濡れのまま訪れ、ある行動をする彼女は、よく考えてみれば非常識きわまりない。思いつめ、身体中が濡れている彼女の姿は要するに狂気の具現化だ。

その狂気があまりに美しすぎるので、このドラマでいちばん悪いのはいったい誰なのか、観客はわけがわからなくなる。それまで、庶民のアイドルとしてしか認識されていなかった女優の、突然の変貌がなければおよそ納得できなかったかもしれない結末。若尾文子おそるべし。

増村保造はその後、“大映テレビ”のエース監督として「赤いシリーズ」「不良少女とよばれて」「スチュワーデス物語」などで活躍するんだけど、クレイジーな展開は共通でも、若尾文子の狂気とは、質も美しさも違っていたなあ……

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真田丸 第四十六回「砲弾」

2016-11-20 | 大河ドラマ

第四十五回「完封」はこちら

前回の視聴率は15.2%とほぼ動かず。裏の日テレは絶好調。この秋は日曜夜の日テレバラエティ軍団を他局が総力をあげて崩すんじゃなかったのか。

時節柄、次の大河、その次の大河、次の次の大河ドラマまで新聞の芸能欄を賑わせている。

まあ、再来年の「西郷どん」は原作者が敬遠したい人だし、堤真一が蹴った主役を鈴木亮平がゲットしたのは結構なことだが、わたしの期待した木村拓哉ではなかったので(笑)スルー確定。

2019年がなんとなんと宮藤官九郎でオリンピックを描くという驚天動地の発表まであった。まあ、宮藤以外なら五輪礼賛大河じゃなあとやはりスルーするかも。でも五輪と同時に東京という存在を東北人の宮藤が描くというコンセプトはいいじゃないですか。出る出ないと話題になっている能年玲奈(あ、『のん』でしたね)の起用はぜひ実現してほしい。

問題は来年ですよね。「おんな城主 直虎」。どうすっかなあ、また戦国か。微妙。でも脚本は森下佳子さんだしなあ……え、昇太が今川義元で徳川家康が阿部サダヲなの?しかも「花神」の浅丘ルリ子さんをわざわざ起用してくれたか!見ます!

先週の真田丸で、その題材となる井伊家への言及があったのをわたしはさっぱり気づきませんでした。「なんとか官兵衛」(byきりちゃん)といい、三谷幸喜の大河好き爆発。というか、「古畑任三郎」でも他の脚本家へのエールはけっこう送られてましたね。

さて「砲弾」。とても有名なエピソード。歴史知らずのわたしでも知ってたんだから。大坂城めがけて家康の砲撃が劇的な効果を……な話は来週。わたしがうれしかったのは幸村と叔父、信尹の邂逅だ。幸村に「(暗殺や密謀に明け暮れた)おれのようになるな」と命じた彼にとって、いまの幸村はとても誇らしい存在なのだろう。もちろん幸村は叔父の薫陶をうけて、秀頼を現実主義者としてリードしている。ま、それだけだと視聴者のフラストレーションはたまるので、塙団右衛門と無茶な行動を(笑)。

淀君の行動がめちゃめちゃなのは、城とともに滅んでいきたいという欲求と、落城というトラウマとの相克なのはよくわかる。その解説をはいだしょうこに言わせるあたりが渋い。

「この人は……淀君の妹?ということは淀君はしょうこお姉さんのお姉さん?

嫁よ、ナイスつっこみ。何度も挫折しているようだけれど今度こそ視聴率は16%超えと予想。

第四十七回「反撃」につづく

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