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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

マイベスト2024 世界興行成績篇

2025-03-29 | 映画

北米興行成績篇はこちら

それでは世界興収篇をいきましょう。

1 Inside Out 2 $1,698,863,816 $652,980,194 38.4% $1,045,883,622 61.6%

2 Deadpool & Wolverine $1,338,073,645 $636,745,858 47.6% $701,327,787 52.4%

3 Moana 2 $1,058,707,411 $460,244,029 43.5% $598,463,382 56.5%

4 Despicable Me 4 $969,126,452 $361,004,205 37.3% $608,122,247 62.7%

5 Wicked $738,847,120 $473,231,120 64% $265,616,000 36%

6 Mufasa: The Lion King $716,683,445 $252,489,804 35.2% $464,193,641 64.8%

7 Dune: Part Two $714,644,358 $282,144,358 39.5% $432,500,000 60.5%

8 Godzilla x Kong: The New Empire $571,850,016 $196,350,016 34.3% $375,500,000 65.7%

9 Kung Fu Panda 4 $547,689,492 $193,590,620 35.3% $354,098,872 64.7%

10 Sonic the Hedgehog 3 $489,511,229 $236,011,229 48.2% $253,500,000 51.8%

毎年言っているように、いちばん最後の数字が北米以外でどれだけ稼いだかを示している。でも北米興行成績篇とほとんど変わらない作品がならんでいる。というのも、海外では続篇やシリーズ作品が強い。それは理解できますよね。おなじみの作品なら、映画館に行くハードルは低くなる。しかしそれが北米でもいっしょだとすれば、やはり新しい強力な企画が必要とされているのだろう。

そんなことを言いながら、この1月に公開された中国映画「Ne Zha 2」が向こうではバカみたいなヒットになっていてあなどれない。ま、タイトルからしてこれも続篇なんですけどね。

とすれば日本映画の出番じゃないですか。世界に冠たるアニメや怪獣で、今が攻めどきだ!

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マイベスト2024 映画篇

2025-03-20 | 映画

キネ旬外国映画篇はこちら

それではマイベスト映画篇を。たいして本数を観ていないわりに、当たりが多かったのでベストファイブで。

1位「ラストマイル」

2位「PARFECT DAYS」

3位「オッペンハイマー」

4位「荒野に希望の灯をともす」

5位「月」

次点は「11人の賊軍」ということで。「ラストマイル」をトップにもってきたのは、日本映画にもっとこんなハードで緻密な娯楽映画が増えてほしいから。

DVDで観たのはたーくさんあって、だからベストテンでいきます。

1位「コントが始まる」

2位「不適切にもほどがある」

3位「モリコーネ」

4位「ケイコ 目を澄ませて」

5位「フェイブルマンズ」

6位「TOKYO MER」

7位「ヘルドッグス」

8位「正直不動産」

9位「ある男」

10位「Winny」

次点は「渇水」「月の満ち欠け」「バベル」あたりだろうか。そうです去年はやたらにテレビドラマを見ていたんだとあらためて。にしても「コントが始まる」には泣かされたなあ。「ヘルドッグス」は、演出のチカラというのはこういうことかと原田眞人に思い知らされたから。岡田准一の運動神経はあいかわらずだし。

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マイベスト2023 世界興行成績篇

2024-03-26 | 映画

北米興行成績篇はこちら

それではマイベストの最終回は恒例の世界興収篇。

1 Barbie $1,445,638,421 $636,238,421 $809,400,000 56%

2 The Super Mario Bros. Movie $1,361,975,030 $574,934,330  $787,040,700 57.8%

3 Oppenheimer $960,428,540 $329,862,540 $630,566,000 65.7%

4 Guardians of the Galaxy Vol. 3 $845,555,777 $358,995,815 $486,559,962 57.5%

5 Fast X $704,875,015 $146,126,015 $558,749,000 79.3%

6 Spider-Man: Across the Spider-Verse $690,615,475 $381,311,319 $309,304,156 44.8%

7 Wonka $629,732,387 $218,232,387 $411,500,000 65.3%

8 The Little Mermaid $569,626,289 $298,172,056 $271,454,233 47.7%

9 Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One $567,535,383 $172,135,383  $395,400,000 69.7%

10 Elemental $496,444,308 $154,426,697 $342,017,611 68.9%

毎年言っているように、最後の数字は北米以外でどれだけ稼いだか。だから数字が高くなればなるほど海外で強かったというわけだ。それを考えると、スーパーマリオは北米で本当に健闘したんだなと納得。

で、どんな作品が海外で強いかというと、それはやっぱりシリーズもの。数字的にものたりないと言われているミッション・インポッシブルにしても、やはり海外では強いのである。ワイルドスピードの新作を外国人たちは待っていたんだねえ。

ただ、MARVELの退潮はびっくりするくらい。「エンドゲーム」でみんな燃え尽きちゃったのかなあ。中華圏におけるバカみたいなヒットはなかった模様。そんななか「鬼滅の刃」「ドラえもん」「名探偵コナン」は着実に稼いでいます。やるなあ日本のアニメ。今年は「ハイキュー!!」がえらいことになっているし。

忘れてた。国内興行成績篇につづく

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マイベスト2023 映画篇

2024-03-20 | 映画

キネ旬外国映画篇はこちら

さあマイ映画篇。でもわずか19本しか見ていないのでベストスリーにとどめておきます。

1 「愛にイナズマ」(石井裕也)

2 「君たちはどう生きるか」(宮崎駿)

3 「福田村事件」(森達也)

他には「the first slam dunk」「ミッション:インポッシブル7」「バッド・ランズ」「アンダーカレント」がよかったなあ。

「愛にイナズマ」の佐藤浩市の演技は神がかっていたし、「月」の宮沢りえの熟女ぶりもすばらしかった。2023年は文句なく石井裕也の年だったのだと思う。

さて、DVDで観た映画からは

1 「ゴーストバスターズ/アフターライフ

2 「ブレット・トレイン

3 「死刑にいたる病

4 「ダージリン急行」

5 「ロスト・マネー 偽りの報酬

6 「鳩の撃退法」

7 「線は、僕を描く

8 「OLD

9 「アーヤと魔女」

10 「RRR

おっとイーストウッドの「クライ・マッチョ」がはみだしてしまった。もちろん旧作はのぞいたランキング。でなければ「北北西に進路をとれ」や「シン・ゴジラ」(わたしは-1.0より明確に上だと思う)と競うことになってしまうし。

北米興行成績篇につづく

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今月の名言2023年11月号PART2「NO MORE映画泥棒」

2023-11-30 | 映画

「NO MORE映画泥棒」劇場用CMがリニューアルしました!

熊殺しウィリー篇はこちら

「どうにかならないのかアレは」

映画監督の金子修介がX(旧Twitter……この注意書きもどうにかならないのか)でつぶやいた言葉。何に慨嘆しているかというと、映画が始まる前にスクリーンに展開される「NO MORE映画泥棒」のCMについて。映画への期待感を一気にそいでしまうではないかと。

実はわたしもそう思っていて、だからどうしているかというと、あれが流れている間、わたしは本当に目をつぶっています

同じようなことを感じる人も多いようで

「何年も同じバージョンなので飽きが来ている。もうそろそろ新しいバージョンやってくれてもいいと思う」

「警告なのにコミカルってふざけてるとしか思えない」

という反響が。しかし、わたしが意外に思ったのは、むしろ擁護する人が予想以上に多かったことだ。

「映画泥棒のCMより絶対見ることもない、学生の青春恋愛ドラマ映画の予告とか、地元のローカル企業のCMのほうが、見る時間が無駄」

「映画泥棒がいなくなれば無くなるんですけどね。そいつらのせいであって映画館のせいではないです」

ずいぶんと物分かりのいいことではある。しかし警告の意味でやっているのだとすれば、字幕だけで十分なはずではないか。わたしには映倫の自己満足にしか見えないのだが。

2023年12月号PART1「ネクタイ」につづく

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「ヒッチコックに進路を取れ」山田宏一・和田誠著 草思社

2023-09-28 | 映画

映画を語らせたら並ぶもののないふたりが、ヒッチ映画の細部に徹底的にこだわった対談集。面白くないわけがない。和田さんは残念なことに鬼籍に入ってしまったが、山田さんはまだ存命だ。長生きしてください。

まことに困ったことに、この本に影響を受けて初期のヒッチコック映画をまた観ることになってしまったのである。そんな時間ないはずなのに。

あ、わたしは実は晩年の「フレンジー」が大好き。ヒッチコックがイギリス人であることを、初期作品と同じように主張していますもんね。

とにかくこの本は、和田誠さんのイラストだけでも最高だ。

コメント (6)
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今月の名言5月号PART3 名優にして美男

2023-06-05 | 映画

PART2「あたしは知ってるわ。」はこちら

「明日からうち(の会社)に来てもらっていいです」

カンヌ映画祭で男優賞に輝いた役所広司。ヴィム・ヴェンダースが監督した「PERFECT DAYS」で役所広司はトイレの清掃員の役。そのため、彼は清掃会社に赴いてやり方を習得。あまりに上手になったため、その会社の人がこう言ってくれたのだそうだ。

さすが、名優ですね。もちろん彼の演技がすばらしいことはみんな知っているんだけど、うまいことが当たり前になっていて、そのうまさが正当に評価されてこなかったと思う。

映画だけをとっても

「Shall We ダンス?」

「シャブ極道」

CURE

「うなぎ」

「突入せよ!あさま山荘事件」

ローレライ」(帽子をくるっとまわす仕草が最高だった)

パコと魔法の絵本

聯合艦隊司令官 山本五十六

日本のいちばん長い日

孤狼の血

三度目の殺人

すばらしき世界

……いやはやすごいな。しかも役の振れ幅が大きい。彼が「うなぎ」以来、23年間もキネ旬男優賞をとれなかったって信じられます?

それにね、つくづく思うんだけど、役所広司の顔って実にいい感じじゃないですか。わたしはハンサムだと思うなあ。これほどの美男はまずめったにいないと思う。

PART4「山下埠頭」につづく

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マイベスト2022 映画篇

2023-03-16 | 映画

世界興行成績篇はこちら

さあ映画篇。といっても、わたしは去年の6月から映画館に行っていないので、トップ3をあげるだけにします。

1「ドライブ・マイ・カー

2「トップガン:マーヴェリック

3「コーダ あいのうた

次点が「シン・ウルトラマン」というところでしょうか。にしても「ドライブ・マイ・カー」を見ているときの幸福感といったらなかった。

でもその分、DVDは見まくったのでトップテン。

1「大豆田とわ子と三人の元夫

2「ラブ・アクチュアリー

3「俺の家の話

4「宮本から君へ

5「キャッシュトラック

6「海街Diary

7「プロミシング・ヤング・ウーマン

8「花束みたいな恋をした

9「王妃マルゴ

10「監獄のお姫さま

次点が「コウノドリ」と「ラジエーションハウス」の号泣コンビ。

さすがにテレビドラマの棚を眺めても、「これは見逃してたなあ」という作品は少なくなった。先日もゲオに行ったけど何も借りないで帰ってしまったのです。いかん、なんかこう映画欲、ドラマ欲といったものがどんどん減じているような気がするぞ。要するに年取ったってことか。ううう。

ミステリ篇につづく

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マイベスト2022 世界興行成績篇

2023-03-15 | 映画

北米興行収入篇はこちら

お次は世界興行成績篇。トップテンは以下のとおり。

1 Avatar: The Way of Water $2,294,153,625 70.6%

2 Top Gun: Maverick $1,493,491,858 51.9%

3 Jurassic World: Dominion $1,001,978,080 62.4%

4 Doctor Strange in the Multiverse of Madness $955,775,804 57%

5 Minions: The Rise of Gru $939,628,210  60.7%

6 Black Panther: Wakanda Forever $858,794,743 47.2%

7 The Batman $770,945,583 $369,345,583 52.1%

8 Thor: Love and Thunder $760,928,081 54.9%

9 Water Gate Bridge $626,571,697 100%

10 Puss in Boots: The Last Wish $462,125,150  61.1%

毎年説明しているように、最後の数字は北米以外でどれだけ稼いだかの比率。高ければ高いほど北米の比率が小さいわけ。だから9位のWater Gate Bridgeの原題は「長津湖之水門橋」で、中華圏でバカバカしいほどのヒットになっている。ツイ・ハークとチェン・カイコーが組んでるってんだからさもありなん。

話題のインド映画「RRR」は31位。ワンピースは25位。「すずめの戸締り」は北米公開前にすでに38位にランクイン。

にしてもアバターの新作は圧倒的。でも、他国の数字よりも日本の成績はだいぶ見劣りがする。これってコロナに対する考え方が、他の国よりも厳格であることが影響しているんだろうか。

はてさて、これから映画界がどうなるかは、しかしやはりあの疫病が影響するのだろう。やな渡世だなあ。

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「キネマ旬報ベスト・テン95回全史 1924-2021 」(キネマ旬報ムック)

2022-09-08 | 映画

キネ旬という映画雑誌を読み始めて、もう五十年近くになる。高校生のときは、もう無くなった書店に通い続けた。発売日が楽しみで何度も何度も(当時は配本が不安定で、発売日がよく遅れた)。

卒業するときに、ちゃんと店主に礼は言った。

「春から東京に行きます。ありがとうございました。」

「がんばってください」

特に楽しみだったのは、2月上旬に発売になる決算特別号。前年の興行成績、配給会社の動向、そしてベストテンが掲載されているからだ。世代によって意見の相違もあるかもしれないが(ぴあテンやシティロード、そして映画芸術に重きをおく人もいるだろう)、しかし日本において最も権威のあるベストテンはキネ旬。なにしろ95回もやっているのである。

まあ、権威がありすぎて“映画界の官報”と呼ばれた時期もあったが、名編集長の白井佳夫氏がこの雑誌をとんでもなくとち狂った方向に誘導したために活性化。わたしが読み始めたのは白井編集長時代だったので、その意味ではラッキーだった。

さて、90回全史から5年ぶりに改訂されたこの本を、軽い気持ちで読み始めたがもう止まらない。でも800ページを超える大著なので読み終えるのに一週間かかってしまいました。小藤田千栄子さん(元副編集長)をはじめとした解説陣も豪華。えーと小藤田さんは元気なのかなとネットでチェック……うわ、2018年に亡くなっていたのかあ。

読み通すと様々なことがうかがえる。やはり年によって当たりはずれはあり、たとえば「男はつらいよ」が何位にいるかでその年のレベルが判断できたりもする。

また、不朽の名作と呼ばれるものも決してリアルタイムで評価され、ベストワンになっているわけではない。小津安二郎の「東京物語」だって第2位で、1位は今井正の「にごりえ」。この1953年はおそろしい年で、3位が溝口健二の「雨月物語」、5位が成瀬巳喜男の「あにいもうと」だったりするのだ。他の年なら確実にみんなベストワンだったろうに。

また、最も多くベストワンとなったのも小津や黒澤明ではなく、今井正。あの「七人の侍」にしても、再軍備礼賛映画として当時は批判されていたのである。そんなネタが満載。面白かったあ。久しぶりにお弁当箱的な量でした。ごちそうさま。

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