事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2012年8月号~経済的動物

2012-08-31 | 国際・政治

Terakawaimg002 2012年7月号「サイカドーハンタイ」はこちら

「康介さんに手ぶらで帰らせるわけにはいけない」

ロンドンオリンピック、ほとんど見ることなく終わってしまった。毎度のことだけど、地デジに対応しないと世間からずいぶんとずれてくる。

上のセリフはもちろん水泳メドレーリレーで銀メダルをとった後の松田の発言。みんなでそう気合いを入れていたというのだ。体育会系のいいところが出ていますね。今回のオリンピックは、アーチェリーやフェンシングなどの地味な種目で好成績。とてもいいことだと思う。国としての底上げって、そういうことじゃないですか。

にしても、水泳というのは毎回毎回とてもきれいな選手が出てきますね。寺川綾がスイミングキャップをはずすタイミングとか、ありゃモデル以上だ。


「“イラ菅”という言葉があるけども、とにかく、よく怒るんだよ。私も6、7回どつかれました。(中略)『どういう根拠なんだ、何かあっても大丈夫なのか!』って、散々ギャーギャー言うわけです」(東電本店非常災害対策室)

東電にとって、菅直人というのは本当にやりにくい相手だったようだ。わたしは今でも彼が総理から引きずりおろされた事情がよくわからない。野田総理になって、たとえば大飯原発の再稼働にいたった事情はまだわかりやすい。消費税増税のために、財界を説得するおみやげにしたかったんでしょう?

で、この残暑、酷暑のなか、使用電力はうなぎのぼり。原発を再稼働していなかったらたいへんな事態に……って火力発電の方を休ませてるだけじゃないか。だったらそう説明しろよ、コストの問題なんですって。嘘はいけないなあ。にしても、結局のところ日本人はエコノミックアニマルである本性がむき出しなのか。やれやれ。

2012年9月号~カナリアにつづく

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「バナナ剥きには最適の日々」 円城塔著 早川書房

2012-08-30 | 本と雑誌

4152092904 円城流屁理屈の連続が快感。

ひとつのことを考え始めると止まらない人なんでしょうね。頭のなかで転がして転がして、反証はないかと夢想し……その過程を作品にそのまま叩きつけるわけだ。理系の人らしいなあ。SFマインドがちゃんと横溢しているのでそちらのファンもぜひどうぞ。

バナナ剥きには最適の日々 バナナ剥きには最適の日々
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-04-06

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「深泥丘奇談 正・続」 綾辻行人著 メディアファクトリー

2012-08-28 | 本と雑誌

Midorogaokaimg01 ホラーというよりまさしく奇談。でも他のどんな作品より作家としての綾辻の日常が描かれていてうれしい。なにしろ彼の奥さんがやたらに出てくる。そして謎めいたつぶやきで主人公を不安にさせるのだ。

綾辻の奥さん……謎の女性である小野不由美ってこんな人なのかと想像しながら読んでいました(笑)。きっと仏教系のうんちくは夫婦の会話からなされたのであろうと思うとなおうれしい。奥さんの新作「残穢」も出たようだし、十二国記も新潮文庫で再発。やれうれしや。

あ、それからこの作品もこれから胃カメラを呑む予定の人は絶対に読んではいけません。

深泥丘奇談 (幽BOOKS) 深泥丘奇談 (幽BOOKS)
価格:¥ 1,659(税込)
発売日:2008-02-27


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発売日:2012-07-20
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「板尾創路の脱獄王」(2010 角川)

2012-08-27 | 邦画

Thekingofjailbreakers 宮迫博之、木村祐一、ぼんちおさむなど、吉本の芸人たちが大挙出演。これはもろ刃の剣で、たしかに板尾にとって気心が知れた俳優にかこまれて監督デビューしたかったのだろうが、コント芝居に金を払うつもりはない、と突き放す人もいるだろう。

「ケータイ大喜利」などでの板尾の切れ味するどいコメント芸にうなりながら、わたしだって普通ならスルーしていたかもしれない作品。

でも、ただようダークな雰囲気がどうしてもわたしを誘っている……観てよかった。これは面白い。

ほんの微罪(なにをやったかはお楽しみ)で投獄された男が、なぜか脱獄をくりかえし、いつも線路脇で捕まってしまう。彼の目的はいったい何なのか……

脱獄方法がかなり考えてあって、この部分がしっかりしているものだからコント芝居とは無縁。特に、わざわざ看守に殴られるようにしむけて“あるもの”をゲットするくだりにはうなった。

吉本勢をとりかこむのが國村隼、木下ほうか、津田寛治などの渋い役者たち。それぞれいい味をだしているなかで、やはりダントツに國村がいい。影の使い方などでキリストと露骨にだぶらせ、父のイメージが付与されているので、看守から高官に出世しながらも脱獄王を息子のように見守ってしまう……こんな芝居は彼でなければ。

そして、一言もセリフがない板尾が、ただ一度声を発するのがどんな場面だったかも要チェック。かなりリスキーな描写なのに、うまくしのいでいるし効果的。やるなー監督板尾。役者としても「空気人形」同様におみごとな演技です。

あ、ちなみに脚本を書いた増本庄一郎って、富永みーなの旦那ですって。びっくり。

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よいこの夏休み~だだちゃ豆をポチる。

2012-08-26 | 日記・エッセイ・コラム

Ncm_00352 よいこのみなさんは夏休みの宿題はもう終わったかな?

そう。えらいねー。終わっていない子どもたちはそろそろお母さんの忍耐にも限度があるからね。

さて、それでは今日はおじさんが理科のお勉強のお手伝いをしよう。画面を見てもらえるかな。これは山形県の庄内地方特産のだだちゃ豆という枝豆だね。

とてもおいしい。特に今年はむちゃくちゃにおいしい。でもこの枝豆は、最初からこんなふうにカゴに入っているわけじゃない。スーパーの値札がついているわけでもない(1㎏で1500円もします)。

畑からお百姓さんたちがとってきて、ポチポチと枝からとってあの姿になっているわけだね。ほんとは機械でやっているんだけどそれは本格派だけだから気にしないで。

その、ポチる前は下のような感じ。

特にこのだだちゃ豆というのは豆の密度があまり高くないのでポチるのがめんどくさい。おじさんは子どもの頃、ポチポチやるのが大嫌いでした。はやくテレビ見たいなー、とか。みなさんもおうちの人たちのお手伝いだと思って、自分が食べる分くらいはポチってね。

さあ、だんだんあの枝豆が楽しみになってきたでしょう?ちゃんと夕食の前にお勉強をするんだよ。勉強をしないとおじさんみたいに

“四十才になるまで枝豆とは大豆が若い頃のことだと知らなかった”

なんてはずかしいオトナになっちゃうから。

それからこれだけは言っとくよ。山形県はもうとっくに夏休みは終わってるんだ

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「トータル・リコール」 Total Recall (2012 SONY)

2012-08-25 | 洋画

Totalrecallimg04_2 ケレン味たっぷりポール・バーホーベン監督&普通の人の役は無理ですアーノルド・シュワルツェネッガー主演作品のリメイク。

はて、どんな映画だったっけ。シュワちゃんの目玉が飛び出るシーンばかりが印象に残っていて、シャロン・ストーンが出ていたことなどすっかり忘れていた。

当時の独立系配給会社(東宝東和とかヘラルドとか)にはありがたい存在だったカロルコ製作らしく、とにかく派手な画面が連続していたんじゃなかったかな。原作フィリップ・K・ディックの匂いなどどこにも……

さて、リメイク。今度はSONYがレン・ワイズマン監督を起用。「ダイ・ハード4.0」がむやみに面白かったので期待大……そうきたかっ(笑)。

重力反転がご都合主義だとか、イギリスがオーストラリアを攻めるってのは露骨すぎないかとか、いろいろと批判もあるでしょう。でもわたしには大好きな作品になった。

自分が何者なのかわからず、逃走するうちに自らが異様なほど戦闘に秀でていることにきづいて……どう考えても「ボーン・アイデンティティー」。SFの意匠を剥いでしまえば、ダブルエージェントの苦悩をストレートに描いているわけだ。

未来っぽさもなかなか。手にうめこまれた端末(究極の携帯=ハンディフォンですな)や三次元のカーチェイスの描写は「マイノリティ・リポート」をしのぐ。勢いあまって的なアクションもリアル。さすがワイズマン。

さすがといえば、やけにいい女が登場するなあと思ったら、ワイズマンの奥さんであるケイト・ベッキンセールだった。自分の女房のいちばん綺麗な撮り方はお手のものですか。

そんな彼女と、物語上の(微妙だけど)恋人であるジェシカ・ビールが

「すてきな奥さんね(皮肉)」

「あの女、殺す」

と罵倒合戦がくり広げられるあたりには笑った。

レン・ワイズマンは、高額な製作費をかけ、おまけに自分の妻を使って三角関係清算物語を完成させたのだ。なんか、客の入りがイマイチらしいので応援しなきゃ。残暑厳しきおり、スカッとするには最適の映画ですよ。

あ、主役のコリーン・ファレルにはまったくふれないままだ。まあいっか。暑いし。

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うまい店ピンポイント2012夏最終回「四十番」

2012-08-24 | 食・レシピ

Ncm_0020 隆月につづいて安全牌な店を。

どうやら四十番は近ごろ改装中で、だから山形帰りとかに寄っても閉めていることが多かった。で、先日天童で行われたカリキュラム編成講座なる、わたしに似つかわしくない研修の帰り、頭のなかはモツラーメンのことでいっぱいになりつつも、「今日は開いてるのかなあ」と心配。

どうやら杞憂だったようで、むしろ駐車場が満杯でしばらく待つことに。

ふう、ようやく駐車できたぞ……ん?見覚えのあるクルマが。事務室の相方のと同型車なのである。まさかそんな偶然が……来てました(笑)。すごい偶然。ま、四十番はおいしいぞと何度も言っていたのでその影響。

あとで感想をきいてみると、「麺がもちもちしてておいしかったです」喜んでもらえてよかった。85点

ただ、わたしも彼女もその前に言うことが。

「暑かったですねーっ」

どうかエアコンを効かせてくださいよ。わたしはうちに帰っていきなり水シャワー。2012年夏の締めはここってことで。

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「ビブリア古書堂の事件手帖  栞子さんと奇妙な客人たち」三上延著 メディアワークス文庫

2012-08-23 | 本と雑誌

Detail_201103_02 ライトノベルを特別なジャンルとして取り扱うのは意味がなくなっている。もうほとんどイラストが入っているかいないかぐらいの差。

でも、シリアスな描写のなかに、ユーモアをしのびこませるセンスだけはこのジャンルの独壇場かも。

美形、メガネ、少し年上、内気、巨乳という、およそありえないヒロインと、無骨で“本が読めない”(うまい設定だ)主人公の距離が次第に縮まっていく……このラブコメぶりには圧倒されました。いい歳なのに。

で、くすりと笑えるフレーズが静かに挿入されていたりするのだ。好きです。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2011-03-25
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うまい店ピンポイント2012夏「隆月」

2012-08-22 | 食・レシピ

Ncm_00172 田村食堂特集はこちら

さて、夏休みももうおしまい。ここから先は失敗したくないなあと思いながら店を選んでました(実は何軒かふれていないお店もございます)。

ということで学区内の隆月。完全な安全牌。ここがおいしいのはみんな知ってる。リフォームして小上がりをつぶし、カウンターを用意してくれたのでだいぶ混雑は解消された。前はいつもいつも行列状態だったからうれしい。

で、相方がご推奨の塩ワンタンメン700円。

いままでは、ほかのメニューがあることは知っていても、ラーメンがおいしいんだからと冒険せずにいたの。うん、たまには他のメニューも食べてみるもんだ。これもおいしいです。

相方は「タンメンとどこが違うのか不安だったんですけど、隆月のはほんとに塩味のラーメンです」と主張。そのとおりでした。実はわたし、タンメンも試してみたことがあります……塩ワンタンメンの方がおいしいと思います。絶対です。

あいかわらずお店の応対はていねいで気持ちがいい。ほんとにいい店だなあ。場所を知らない人も多いようなのでマップも例によって載せておきます。ヤマザワ東大町店近く、とだけ認識していてもわかるでしょうが。

さて、職場にもどろうか……でええええ12時前なのにもう行列状態でした。やっぱりそのあたりは変わらないか。90点

次回は四十番

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「アベンジャーズ」Marvel's The Avengers (2012 ディズニー)

2012-08-21 | 洋画

Marveltheavengersimg02 アメコミヒーローのオールスター映画。とはいうものの、おなじみだったのはアイアンマンとハルクぐらいかな。

アイアンマンは例のお嬢さまっぽい飛び方があいかわらず。ハルクの方は、エリック・バナが主演した陰鬱な映画化作品と、日テレが三十年ほど前にオンエアしていた「超人ハルク」は観ていたけれど、アベンジャーズにつながるエドワード・ノートン版は観ていない。

「マイティ・ソー」と「キャプテン・アメリカ」にいたっては、誰なんですか状態。

マーベルが着々とアベンジャーズ映画化に向けてそれぞれの単独作品に伏線をしこんでいたのを知ってはいても、だからってこの人たち(人じゃないのもいる)を全部出演させてどうなるのかなあと思っていた。アメリカ人にとって彼らはアトムやドラえもんレベルで定着しているんだろうか。

だって、そうとでも考えないとこの映画のバカみたいなヒットは理解できない。

「日本よ、これが映画だ」

なんて上から目線のキャッチコピーは、洋画、特にアメコミ映画が日本でまったく当たらない現状をひっくり返そうとした日本の配給会社がつけたもの。一部でひんしゅくをかっております。まあ、わたしだって悪い冗談だとは思いました。

なにしろ味方がオールスターなのに敵はとっぽいお兄ちゃん。秘密組織シールドはまぬけな作戦を連発。「トランスフォーマー」を見たときと同じような虚脱感。

「日本よ、これがアメリカだ」

ならまだ話はわかるとしてもね。まあ、「ダークナイトライジング」の爪の垢でも煎じて飲めと言いたくなります。

とは言っても、ロバート・ダウニー・Jrの減らず口と、ハルクの無茶な強さ、そしてそして、エンドクレジットが全部終わってからのあのシーンにはひたすら笑わせていただきましたが。

第二作「エイジ・オブ・ウルトロン」につづく

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