事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2010年7月号~遺言

2010-07-31 | うんちく・小ネタ

2010年6月号「PK戦」はこちら

友人、知人の皆様、つかこうへいでございます。

 思えば恥の多い人生でございました。

 先に逝くものは、後に残る人を煩(わずら)わせてはならないと思っています。

 私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうとは思っておりません。

 通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。

 しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。

 今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます。

 2010年 1月1日 つかこうへい

Tsukakohei02_3 ……「熱海殺人事件」「初級革命講座 飛龍伝」などで一世を風靡した劇作家、「蒲田行進曲」で直木賞をゲットした小説家、風間杜夫・平田満を世に送り出し、阿部寛・黒木メイサたちを演技開眼させた演出家、「娘に語る祖国」でカミングアウトした在日韓国人……つかこうへいにはさまざまな顔があり、それぞれに素晴らしい仕事を見せている。

 しかし忘れちゃいないだろうか。彼は「つかへい腹黒日記」(角川書店)で読者をひたすら笑わせた劇薬のようなエッセイストでもあったはず(あ、時期は微妙だけど前妻つながりで松田優作とは兄弟でもあったのか)。

 微温的なエッセイという世界に、思いっきりデフォルメしたキャラをぶちこみ(アタッシェケースに現金をつめこみ「金で解決できることなら」とうそぶくどMな角川の編集者……いまをときめく幻冬舎の見城徹社長)、露悪の極致とばかりにブスや貧乏人を罵倒しつくしたあの名作を忘れてはなるまい。

「これだけ節税できました」と得々と語る税理士に「そんなことは頼んでねーっ!」と蹴りを入れる劇作家……本人がいちばんデフォルメされてました。影響受けたなあ。合掌。


「昔の自分に嫉妬しちゃうときって、ないですか」

松本隆に向かって松任谷由実(この場合は呉田軽穂)がしみじみと。アーティストの業(ごう)ですかねぇ。

2010年8月号「不適切な指導」につづく

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「インセプション」 Inception (2010 ワーナー)

2010-07-29 | 洋画

Inceptionlast  それにしてもレオナルド・ディカプリオとは勤勉な俳優だ。常に問題作、常に話題作を選択して精力的に出演し、結果に当たり外れはあるものの、それなりにスターとしての地位を確固たるものにしている。

 毎晩のように映画を観まくっているトム・クルーズや、来日の疲れを毛ほども見せずにディオールのドレスをまとって優美にふるまうアンジェリーナ・ジョリーにしても、現代においてスターでいることは、ほんとうに消耗する作業だと思う。

 その、疲れを知らないディカプリオが「シャッターアイランド」につづいて選んだのは「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン完全オリジナル作。「インセプション」とは、他人の夢のなかにアイデアを“植え付ける”という意味。

 いきなりネタバレになるようだが、この映画におけるディカプリオは、他人の夢に同期してアイデアを盗み取る産業スパイ。渡辺謙が演じるサイトーの依頼をうけて、ライバル社をたたきつぶすためにインセプションを行う、というストーリーになっている。

 この“夢”が、実は四層にもなっていて、かなり複雑。下の層にいくにつれて実際の時間との乖離が大きくなる……なんて仕掛けはノーランの出世作「メメント」(ハリウッド版「博士の愛した数式」ですよ。味わいはダークだけど)を思わせる。

読者で見た人は例外なくわけわかんねー、と音を上げてますが、わたしもなぜ最下層の夢にサイトーが“落ちてくる”のかわかりませんでした。

 しかし、こしゃくなぐらいにうまい映画であることも確か。

インセプションを完遂するために泣かせるシーンを挿入するなど、夢の世界を設計する仕事が映画作りとよく似ていることを感じさせるし、無限の刻のなかで、あるカップルがやっていたことはひたすら記憶を再現することだったあたりの哀しさもいい。

当然、夢の世界におけるアダムとイブには悲劇が待っているんだけど、それと反比例するような現実世界でのハッピーエンドとのバランスもおみごと。

全世界で日本でだけヒットしなかった「ダークナイト」の反省からか、重要な役で渡辺謙を起用し、オープニングは日本が舞台。ほいでラストがまたオシャレなんだ。ほんと、イヤミなほどにうまい映画なのでした。やるのぉ。

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吉野家 VS すき家

2010-07-29 | 食・レシピ

 まず、自分の立場を明確にしておいた方がいいと思う。わたしははっきりと吉野家派。すき家?そんなバッタモンみたいな牛丼が食えるかっ。

 でも気づけば売り上げ、店舗数ともに日本一の座はすき家に移っているんですって。その要因は……

・値下げ攻撃を常に先導し

・女性が入りやすいようにテーブル席を増やしたり、牛丼を“かきこむ”イメージを払拭するためにスプーンを常備するなどの工夫が奏功

・おろしポン酢やねぎ玉などの新メニューが当たり、カレーやうな丼も好調に推移している

……こんなとこかな。吉野家は米産牛肉にこだわって、狂牛病のために看板の牛丼をしばらくお休みしなければならなかったし、すき家がオーストラリア産牛肉にさっさと乗りかえたのと対称的。しかも、生え抜きの社長は値下げに消極的で、おかげで見る間にシェアを落としていった。

 でも、二日続けて牛丼をいただいた経験をいかして、吉野家派からも反論させていただこう。

 確かに、すき家のつくりは女性が入りやすいようになっている。介護を必要とするようなお母さんといっしょに元同僚が定食を楽しんでいるのはうれしい眺めだった。

 でも、メニューが多様化しているということは、それだけオーダーや調理に手間がかかるのであり、すき家のバイトが(おそらく)慣れていないこともあってイライラさせられた。わたしのとなりにすわった客にたいして

「すいませんオーダーを送信する機械の電池が切れてしまいまして、オーダーが入っていなかったんですぅ。もう一度お願いできますか?」

切れるのは電池じゃなくて客の方かとハラハラ。

 その点、吉野家はシンプルそのもの。

「並」

の一声ですべてが解決。味もおなじみだしね。なにぃ、吉野家に女性がひとりで入るのは恥ずかしい?仕事のできる女は前からパーッと吉野家に飛びこんで、牛丼かっくらってパーッと飛び出していったもんだ!それこそが吉野家流だっ!……こういうオヤジくさいところがダメなんすか。そうですか。

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史劇を愉しむ~第16章「アラビアのロレンス」その2

2010-07-28 | 洋画

Lawrenceofarabia3 第15章はこちら

 さて、独立の機会をうかがっていたオスマン帝国内のアラブ民族にとって、第一次世界大戦はチャンスでもあり、ピンチでもあった。なにしろ、オスマン帝国はドイツを中心とした同盟国側についたのである。つまり、負け戦

 ただし、負けることが最初からわかっていたわけではないので、アラブ民族は考えこむ。恨み骨髄なトルコに反旗をひるがえして連合国側につくか、しかし帝国内で分捕り合戦をやっているイギリス(すでにスエズ運河を乗っ取ってエジプトの財政を破綻させていた)やフランスと手を組めば、もっとひどい状況に陥るのではないか……。

 そんなときにあらわれたのがトーマス・エドワード・ロレンスだったわけ。彼にイギリスが求めたのは、アラブの実情を視察することだったが、ロレンスの熱情はそれ以上の行動を生む。トルコ軍の要地であるアカバを、灼熱の砂漠をラクダに乗って横断し、背後から突くという誰も想像もしなかった作戦を成功させるのだ。このあたり、義経のひよどり越えを連想させますな。アラブにとって軍神となったロレンスは、ゲリラ戦法で次々にトルコ軍を撃破していく。

 しかし水面下でイギリスとフランスはアラブとトルコの領土を折半する密約を結んでいたのであり、“イギリス人”ロレンスは深い絶望をおぼえる。また、トルコ軍に拘束され、“凌辱”されたことで、自分の弱さとも向き合うことになる……

 つまりアラブの独立に貢献しながらも、結果として帝国主義的政策の片棒をかついだロレンスだから、毀誉褒貶が激しいのも無理からぬところ。その微妙なあたりを「アラビアのロレンス」は、彼の死を冒頭に持ってくることによって、ロレンスの人生に一定の枠組みを与えているのだ。おみごと。

第17章「十戒」につづく

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史劇を愉しむ~第15章「アラビアのロレンス」

2010-07-27 | 洋画

Lawrenceofarabia2 第14章「ワルキューレ」はこちら

 文句なく名画。主人公ロレンスの陰影に富んだ性格描写、地獄のような(なにしろ暑くって、カメラがうまく作動しなかったほど)撮影現場が生み出した、残酷で苛烈な砂漠の描写。そしてあの、テーマソング。

 監督デヴィッド・リーン(巨匠ではあるが、この人のつくる映画には狂気がひそんでいる)、脚本ロバート・ボルト、音楽モーリス・ジャール……超一流のスタッフに加え、ピーター・オトゥールというこれ以上は望めない素材(あのオトゥールに新人の時代があったというのが信じられませんが)を得て実現されたエバーグリーン。確かに、文句なし。

 ただ、日本人にとっては時代背景がどうにもわかりにくい。ロレンスが、いったい何をめざし、何に裏切られたのかがどうにも。

「あなたは、どうして砂漠に惹かれるのか」

「清潔だから」

しかしその砂漠に生きるアラブの民は、部族抗争に明け暮れ、清潔さとはほど遠い。そんなアラブが、どうしてロレンスという触媒を通して統一され、あるいは統一しきれなかったのだろう。

 第一次世界大戦まで、アラブはオスマン=トルコの支配下にあった。ここから先は教科書の世界。今はなんとオスマン=トルコとは呼ばずにオスマン帝国と呼ぶのだそうだけれど、あそこの名物といえばそれは圧政。残虐な帝国の印象は、イギリスのプロパガンダによるものという話もあるし、アルメリアの大虐殺が事実だとすれば、やっぱりそのイメージは正しかったのかとも思う。でも中央集権的な色彩に不満をいだいていたアラブ民族は、独立を志向することとなる。

 弱体化したオスマン帝国のすきをついてあらわれたのがイギリスとフランス。19世紀はこの二国がアラブ世界で分捕り合戦をやっていたのである。

 そこへ、第一次世界大戦勃発。以下次号

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わたし怒ってます~阿久根PART14「市長派」

2010-07-26 | 公務員

PART13「シュレッド」はこちら

子供弁論大会「議長賞」廃止 市長の独断で
7月18日 毎日新聞

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市教育委員会に対し、市教委主催の少年少女弁論大会で特別賞「議長賞」を廃止し、市議の招待も中止するよう命じたことが17日分かった。同市では市長が議会を招集せずに専決処分を乱発するなど混乱が続いているが、ある学校関係者は「子供の弁論大会にまで混乱を持ち込むとはひどい」と批判している。

 学校や議会関係者によると、弁論大会は82年に始まり毎年、市長や16人の全市議に来賓招待状が出されている。今年は8月2日で、市内9小学校と4中学校が参加。優秀者に市長賞、議長賞、教育長賞が贈られる予定だったが14日、市教委から各校に「今年は議長賞と教育長賞を『優秀賞』に代え、議長など市議も呼ばない」と通知されたという。

 同市の教育長は空席で、竹原市長が採用した教育総務課長が代行している。浜之上大成議長がこの教育長代行に「市長の政治介入だ。おかしい」と抗議したが「
市長命令で、おかしいとも思わない」と反論されたという。

 竹原市長は5月にも市体育協会に「市が補助金を出しているのだから会長にしろ」と強要している。浜之上議長は「教育は政治から独立させるべきもの。異常な指示に『命令だから』と従う教育長代行も言語道断だ」と話した。【馬場茂】

 感情的な市政が進めば当然こんな事態も起こりうる。議会の全否定を徹底させようと、むしろ“子どもの弁論大会”だからこそ出席を拒否させたのだろう。

 わたしがこのニュースに注目したのは、あの市長の命令に唯々諾々としたがっている職員の存在があからさまになったから……と思ったらこの教育総務課長は竹原市長が“採用した”のか。不在の教育長のすき間に、みずからの子飼いをしのびこませるあたり、さぞや市庁舎の雰囲気は澱んでいるんだろうなあ。

 阿久根の状態がまともではないことはこれまでの経緯でよくわかっているつもり。教育委員会の独立性がきちんと守られている自治体が、それではどれだけあるのか……

 どうやら他人ごとではないらしい噂もいろいろと聞こえてくるので、むしろ日本の阿久根化が進行していると考えた方がいいのかもしれない。なんてことだ。

PART15「副市長」につづく

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龍馬伝~第30話「龍馬の秘策」

2010-07-25 | テレビ番組

Yokimiko02 第29話「新天地、長崎」はこちら

いやはや視聴率は最低を更新し、15.8%まで下降した。ナビゲイター篇のしょっぱながこれではNHKも頭が痛いだろう。今週はフジの26時間テレビまであるから、なお下降する可能性もある。

さて、どうして視聴率が下がってしまったのだろう。

・志士の論争が続きすぎ、怒鳴り合いに視聴者がひいた。

・ドラマの一方の核であるホームドラマの要素がなくなった。

・同様に、恋愛ドラマの要素も希薄になった。

・重鎮的な俳優がいなくなり、キャストロールのトメである倍賞美津子の出番もほとんどない。

こんなところかな。今回からはチビTこと桐谷健太と、「おくりびと」で泣かせた余貴美子が登場し、蒼井優が隠れキリシタンであること、長崎奉行の石橋凌の下で働くことの苦悩をうかがわせるなどしてドラマを牽引している。

第三部においては、(株)亀山社中など、商売を通じて薩摩と長州の間をとりもつあたりが描かれるのだろう。革命が経済の趨勢に影響されるってのは歴史の常道だし、商人は勝ち組に投資しようとアンテナをはりめぐらす。そうでなくっちゃ。

ところで、わたしはリドリー・スコットの「グラディエーター」が大好きで何度も観ている。先日も久しぶりに観たら、ハンス・ジマーの音楽にのせて歌っているのはリサ・ジェラルドなのに気づきました。ほんとに、有名な人だったんだなあ。ほんとに、今さらですが。

ってことで今回の視聴率は……16%台ではないかと。

次回「西郷はまだか」につづく。年配の女性に圧倒的な人気を誇る上川隆也登場。さて。

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USB

2010-07-25 | 受験・学校

Buffalousbmemoryruf2hscuwseries 個人情報:女性教諭、情報入りメモリー盗難 寒河江/山形

 寒河江市立陵南中(伊藤宏校長)の40代の女性教諭が、車上荒らしに遭い、卒業生の個人情報が入ったUSBメモリーなどが盗まれていたことが12日分かった。個人情報入りのデータは原則学校外持ち出し禁止だが、教諭は無断で持ち出していた。

 中学校によると、盗まれたのは、昨年担任した卒業生40人の成績や住所を記載した調査書が入ったUSBメモリーや1年生5クラス150人の小テストの点数を記載した名簿など。女性教諭は7日午後、帰宅中に寄った中山町のスーパーでUSBメモリーなどを入れたバッグを車内に置いたまま買い物に出て、車の鍵を壊されてバッグを盗まれたという。

 鈴木正実教頭は「ご迷惑をかけ、大変申し訳ない。持ち出し禁止の指導の徹底などをしたい」と陳謝した。【前田洋平】
7月13日 毎日新聞山形版

 この女性教諭にはまことにご同情申し上げる。本気で怒っている学校職員はどれだけいるだろう。おそらく、彼女にとって“自宅で仕事をすることは常態になっていた”はずであり、メモリーの持ち出し禁止という理屈は理解できたにしろ、およそ遵守できるはずもなかったのだ。

 だが、かわいそうだけれどここは彼女への批判をきちんと残しておかなければ。どんな理屈で彼女を市教委や県教委が指弾するか、聞き耳を立てておこう。自宅での仕事が山ほどあるのが教員たちの宿命だとしたら、まずそちらをなんとかしなければならないのはもちろんだが、同時に情報漏洩にこれほどルーズな業界もない。指弾の向こうに、ちゃんとした解決策を用意できるのか。

 くわえて、事務職員としては「個人情報満載の資料を校外に持ち出し、よその学校の、およそプライバシーが保てない部屋で端末入力を行う」ことがいかに異常かという理屈が、彼女への批判が有効だとしたら成立する。

 知事部局では、機密レベルの高い情報は『部屋からも持ち出せない』ルールになっている。それを思えば、小中学校には個人情報などないに等しいと現在の端末状況は語っているではないか。

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「トイ・ストーリー3」 TOY STORY 3(ピクサー 2010)

2010-07-24 | アニメ・コミック・ゲーム

Toystory3d  子どもと動物にはどんな名優も勝てないという。

 彼らの、計算を抜きにした演技に観客は目を奪われて、俳優たちが結局は“食われてしまう”ことをさしている。
 でもこの格言に、もうひとつの存在が加わった。

「子どもと動物と“人形”にはどんな名優も勝てはしない」

「トイ・ストーリー3」でそれを痛感。おもちゃの持ち主であるアンディのことが、好きで好きで好きでたまらないウッディやバズは、この映画の核心である『人間に自分たちが動き回ることを知られてはならない』というルールのために、どんなに悲しい思いをしていても、人間の前では無機的に微笑んでしまうのである。

 この無表情さが泣かせる。豪速球をど真ん中に投げ込むようなラストシーンでは涙とまらず(3Dメガネのせいで涙をふくのに苦労する)。

ピクサーの常で、やはり脚本がすごい。今回のお話は要するにおもちゃたちがいかに地獄のような保育園から脱出するかのアクションが中心。おなじみの面々がそれぞれの特徴をいかして大活躍。「大脱走」だな。

特に、あの“クレーンを神様だと思っているエイリアン”を、まさかの方法で使ったのには爆笑。

 エンドタイトルにはスティーブ・ジョブズと宮崎駿(トトロがでてきます)への感謝がのべられ、この作品のハードとハートが彼らの影響をもろかぶりであることがわかる。毎回言ってるけど新作こそがピクサーの最高作である伝統はまたしても守られた。絶対観て!

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スタバ進出。

2010-07-23 | ニュース

スターバックス、今秋に県内1号店 山形駅ビル2階
2010年7月8日(朝日新聞)

 大手コーヒーチェーン「スターバックス」は今年秋に、JR山形駅(山形市)の駅ビル2階に県内1号店をオープンする。同社の岩田松雄社長は7日、県庁を訪れ、吉村知事に報告した。同社は現在、山形、青森、島根、鳥取の4県を除く43都道府県に886店舗を展開。今年夏に青森に初出店し、続いて秋に山形に進出する。開店日は確定していないという。

 吉村知事と面談した岩田社長は、その場でコーヒーを提供。知事は「さっぱりすっきりしていて、いくらでも飲めそう」と気に入った様子だった。同社は山形市周辺に2号店も計画。将来的には県内に4~5店設けたい考えで、駐車場付きやドライブスルー型も検討中という。

 岩田社長は報道陣に「前知事をはじめ県民のみなさまから強いご要望があった。店舗は東京に多いが、すでに出店している地方でも予想以上にお客様が来ている」と述べ、採算性にも自信を見せた。

……ついに山形にも進出かあ。それにしてもあぶなかったなー。青森に先をこされたので、山陰の二県がなければスタバ最後進県になるところだった。

 なにしろスターバックスは、かつて『ブランドイメージが損なわれる』として山形への進出を拒否していたぐらい強気な企業。

木更津キャッツアイ」で、モーコ(酒井若菜)が「木更津にもスタバができますように」と柏手を神社でうっていたあの頃から幾星霜。いまでは、田舎の公立中学校の事務室にエスプレッソマシーンが鎮座している時代です(笑)。

 にしても、強く要望していたのが齋藤弘前知事だったとはねぇ。今回の参院選では、ちょっと意図がよくわからないミニ新党から出馬して玉砕。齋藤票が選挙区に影響を与えるのでは?とまで懸念されていたのに全然関係なかった。まったく、時のたつのははやいものなのであった。

 つくづく感心するのは現知事の運の良さ。いつの間にか県議会を完全に掌握し、県民の支持率も大幅にアップ。参院選での態度など“これしかやりようがない”ことをやって涙を流したらこんな結果。お人柄というのは得なものだ。ですよね前知事。

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