ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

天秤打法(2)

2013年01月27日 | 日記
近藤和彦選手は、両手のグリップを離し、頭の上
(横あたり)かの位置でバットを抱え上げるよう
にした「構え」が、天秤をかついだように見えた
ところから、この名がついたのでしょう。

王さんの「一本足打法」、張本さんは「広角打法」
とか、さまざまな打ち方があった時代でしたので、
子供たちのボール遊びでは真似することが多くあ
りました。

その「天秤打法」を時空を超えて目の当たりにした
のが、この時でした。○坂師匠の示した先では、懐
かしい打法が、スイングとなって繰り返されていま
す。
ここってゴルフ場、でしたか?

この方に近寄ってみてみると、ゴルフクラブのヘッ
ドは、ボールを逃がすまいと「くの字」になり、球
の飛んでゆく方向のはるか左を向いているようであ
りました。
そういえばお顔も、練習場で必ずお見かけする方で
す。

極端なクローズスタンスでありながら、打ち出され
た球は、どれもがまっすぐ伸びてゆくと、やがて落
ち同じような辺りに落ち、転がっていっております。

極端なフォーム、どこを向いているか不明のアドレ
スから繰り出される球筋は、意外にも「素直な」球
でありました。
美しいフォーム、力強いスイングばかりの最近のゴ
ルフ雑誌やゴルフ番組、これらのどこにも紹介され
ないスイングであることは間違いありません。

○坂師匠は、ほなさんの目を覗き込むようにして、
「上手いだろう、あの人。
 要はな、同じボールが打てれば、なんだっていい
 のよ。」

この天秤打法の方は、ここでは有名な腕前のゴルフ
ァーだと、師匠は付け加えました。







コメント (2)
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