ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

立場が変われば(2)

2011年03月09日 | 日記
ドクターの世話で、加害者の親御さんと会
うことになりました。
病院スタッフ立会いで、事務所の隅をお借
りすることができました。

病院への道すがら、
息子は、暴力をふるったことを謝罪しない
ような親だったらどうしよう、謝ってほし
いと言ったもののビビッてます。相手が遺
恨に思い、さらに付け狙われたらと、考え
ているのです。物騒な社会ですから、この
気持ちもわかりました。

そこで待っていたのは、ガッシリした体格
の方で、私ぐらいか、少し下の年齢と思わ
れる男性で、父親だと名乗りました。
ほなさん親子が入っていくなり、こちらが
恐縮するほど頭を下げ、
「今回のことで暴力を振るったのは、一方
 的に私どもに非があり、申し訳ないこと
 をしました。」
とまっさきに、こう言いました。

親御さんの態度に、判っていただているよ
うだから、何も言うまいと、ほなさんは思
いました。
息子は殴られた状況を簡単に説明し、けが
の処置はその場で病院がしてくれたこと、
あとCT代だけを支払って欲しいと頼みま
した。

加害者の父親は、若者の状況を苦しそうに
説明しました。
体は立派だが、理解力は小学生並みである
こと。興奮すると止まらなくなり、家庭内
でも絶えないこと。入院させても、2-3
日で落ち着くと帰ってきてしまうことをぽ
つりぽつりと言ったのでした。
現にこう語ったガッシリした父親でさえ、
彼からの暴力で、昨年、救急車で運ばれた
そうです。

病院への付き添いもしているが、あの日に
かぎって都合でできなかった、申し訳なか
ったと謝り、ふーっと大きなため息をつき
ました。
数分の時間でしたが、父親が語った内容は
壮絶な生活そのものでした。

ほなさん親子は同情こそすれ、詰問するよ
うなことはいっさいしませんでした。同席
した病院スタッフは、安堵して見守ってい
ました。

うちの息子は、相手に乗りかかられ、拳で
5発もこめかみや耳を殴られながら、ぐっ
と辛抱したことを告げようと考えていたよ
うでしたが、保護者の父親の苦しみは、殴
られた痛みの比較にならないものであるこ
とをみて、心から気の毒になりました。

親とはなんと切ないものだ。そう思ったの
でした。病気の彼も気の毒としか言いよう
がない事態なのだと知りました。
キズの痛みより、心がぎゅっと締め付けら
れた事件でありました。
いろんな思い、なんとも言えないです。
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立場が変われば(1)

2011年03月06日 | 日記
以前の話なんですが、、、。

心療内科と内科が一緒になった病院でのこと。
ほなさんの息子が、病院の診察を受けようと
順番を待っていたら、携帯電話で遊んでいる
若い青年がおったそうです。ほなさんの息子
は183cmありますが、その青年のほうがひと
回りガッシリしていました。
電話の着信音を大きくさせて、その音を楽し
んでいるもようです。その騒ぎに周りの患者
は迷惑そうにしていました。

見かねた息子が、マナーを守れと注意したと
ころ、相手はブツブツ文句を言いました。が、
ちょうど息子が呼ばれ、診察室へ入りました。

診察を受けていると、突然、後ろのドアが開
き、その青年が飛び込んで、息子のコミカメ
と耳へグーパンチ。
異変に病院スタッフが止めに入った時には、
息子は5発殴られたあとでした。

日頃短気な息子ですが、喧嘩になることをさ
けようと、いっさいの反撃はしなかったそう
です。愚息ながら、この場でコラエタのは大
したもんだと思いました。

ですが、謝罪はして欲しいと言いました。
時間が経つにしたがい痛みがでます。
殴った青年は21歳で、心を病んでいる方であ
ると聞きました。彼が謝ることができなけれ
ば、保護者の代理で構わないと頼みました。
危険な状況をそのままにしてはいけないと思
ったからだそうです。
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ちょっと中断して

2011年03月04日 | 日記
過去のブログの文章を、散逸したものもあり、
閑なおりそれらを集めながら「再録」作業、
身辺がバタバタしており、なかなか話が進み
ません。誠に申し訳ありません。

昨年12月、コメントでよく登場する「ぷり
んさん」のお骨折りで、お勤めする会社の社
長さんにお会いすることができました。
二度お会いして、どちらも長時間、話し込む
ことができ、とても刺激を受けました。

お会いしてみると、この方、’時の人’JA
L会長の稲盛和夫さんの勉強会に参加され、
人間性も実業家としても大変優秀な方でした。
去年、たまたまお話を伺いたいと興味をもっ
た方、そのお二人とも、同じ勉強会の方でし
た。

ノンビリしていると自然と刺激を受ける方に
お会いでき、また、歩を進めることができる。
こんなことの繰り返しです、ほなさんの人生
は。
ゴルフの腕前に似てますわ。
なんというかこうスパッと行かないのですね。

困ったら周りに助けられながら、でも、あゆ
みが遅々として進まないぶん、景色がよくみ
えます。普通の風景の中に、はっとする絶景
に出くわすこともしばしば。
生活は楽しむことが一番、人生の採点は、他
人任せではつまりません。
田舎は快適です。
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