ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

終活をどうする(7)

2018年02月21日 | 日記
数年前、住宅を建てられた方の話なんですが、
新築された後、要介護者になって、日々が車いす
生活なったのに、玄関から車いすで出られない、
なんてことがありました。

玄関外側に手すりをつける間柱が入っていないた
めに、新たに手すりをつけようとしたら、新築間
もない家の壁をはがさなくちゃならない、玄関ア
プローチのモルタル階段は、中側が砂だけしかは
いっておらず、ここも屋外手すりをつけようとし
たら基礎部分からやらなくちゃならないなんてこ
とがありました。

たった1本の木か合板を入れておけば、基礎のコ
ンクリをちょっと打っておけばという話なんです
が、どうも住宅メーカーさんは、パーツを組み合
わせて設計をするためか、高齢者ならやがてそう
なるかもと、少し気をきかせて融通してくれる事
はありませんね。

こじゃれた外装、使いやすそうなキッチン、ゆっ
たりしたバス、大きな収納などが売りですから、
夢を売っているときに、手すりはどうですかなん
て厳しい現実は話したくないかもしれません。

お風呂やトイレで有名な某メーカーのショールー
ムでのこと、家族がおばあちゃんのためにユニッ
トバスを選んでいたのですが、和洋式の長い寝そ
べる浴槽を選んでいました。ほなさんは思わず、
「足が向こう側につかない浴槽は、つるっとすべ
 ると 溺れますよ。おばあさんが実際に中に入
 って、湯がある状態を想像してみたら、、、。」
と余計な口を出してしまいました。

実はこの手の話けっこうありまして、親のために
こんなリフォームしましたと家族さんはおっしゃ
り、親孝行なことだと感心しつつ拝見させていた
だくと、元気な家族はいかにも気持ちよいと感じ
ている箇所でも、高齢者の生活から見直すと
「?」
と思うところがいくつも出てきます。

高齢者が安心して住める住環境整備が、ほとんど
なされていないのが現状です。