ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ライオン賛歌(7)

2011年12月31日 | 日記
左も打てるボックスだけが空いていて、あとは
上手い方々が、これ見よがしの快音を周りに響
かせていました。ほなさん夫婦は、こんなとこ
ろで打つが苦手です。

うちの女房は、試打で3度連続の空振りをして
トラウマとなり、恥ずかしさのあまり二度と試
打席には上がりませんし、私は、弾道計測で満
足な飛距離になったことがありません。ほとん
ど女性なみのヘッドスピードなのです。

しっかーし、これだけ自信をもってメーカーの
販売員が勧めてくれるのですから、こんな私で
も、ひょっとすると当たる!かもしれません。
そう思う期待を持ちつつ、それでも万一を考え、
「まっすぐ飛ぶかな、あはは」
と、気楽さを装いながらドライバーの素振りを
しました。後方で販売員がいることを意識しな
いようにして、、。

素振りしてると、はじめて自分でドライバーを
買った頃のことを想い出しました。
買った自慢のクラブのフェイスは、ほぼまっす
ぐの飛球線方向を向いていました。それをみた
誰かが、
「ほなさんのクラブ、これスライスするよ。」
と注意してくれたのでした。

知るのが遅かった!と思いましたが、そんなこ
とも知らない私でしたし、また、それほど左ク
ラブは少ないのでした。
「次に買う時は、少しかぶっていた方がいい。
 かぶるっていうのは、左打ちの場合は、構え
 た時、フェイスが右を向いているクラブのこ
 とだから。」と。

あれから数年間が経ち、たまたま買った投資信
託が値上がりするようなラッキーは、ほなさん
には絶対なくなりました。日本の景気に比例し
て、右肩下がりのいっぽうです。この間、幾度
となくドライバーをみてきましたが、買うこと
のできる値頃品には出会わずじまい、左の格安
品ってないですからね。

でも、自分のスライスかげんにも、だんだん落
ちる飛距離にも、いいかげん飽き飽きしていま
す。
どこかに、格安でいいクラブ、ないのだろうか
、心の底では常に思った来たのでした。

今こうして手の中にある、このクラブであって
ほしい、そう願いつつ、ほなさんはドライバー
を打ちおろしたのでした。
当たれ、そして球を捕まえて、飛んで行くのだ!
ほなさんの心には、このところファンになった
福島晃子のダイナミックなスイングが焼き付い
ていました。