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小さな旅 樹齢1200年国内最古 周囲10メートルの根元を持つ国内最大級の藤を見るその1

2014年05月06日 | 小さな旅

kan-haru blog 2014 樹齢1200年の藤の花房

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5月に咲き誇る花は、つつじと藤です。2011年にあしかがフラワーパークの藤(「小さな旅 600畳の大藤 天然記念物指定樹齢145年を越える大藤棚のあしかがフラワーパークその1、2」)の観賞を想い出して、5月3日に樹齢1200年余り国内最大級の牛島の藤を見に行きました。

牛島の藤花園
牛島の藤花園(埼玉県春日部市牛島786)は、京急大森町駅からは品川駅で都営浅草線に乗り継ぎ押上駅にて、東武浅草ツリーラインの急行に乗り春日部駅で、東武野田線に乗り換えて藤の牛島駅を下車すると、10号道を北上し徒歩10分ほどで牛島の藤です。


 牛島の藤「藤花園」

平成26年度の藤花園の開園は、4月19日から5月8日までの期間中の8時~18時までです。入園料は、大人が1,000円(30名以上1割引)で、4歳以上小学生までが500円です。
 
 牛島の藤入場券 

藤花園の説明には、「当園は元真言宗連花院の境内なりしを明治7年当寺の住職藤岡好三氏其の筋へ出願なし、廃寺となり爾来所有者変わり現在にいたる、また、人々の言伝えによると1200余年前、弘法大師お手植えの藤とも聞きおよぶ。」とあり、蓮花院という寺は今の藤花園のことです。また、春日部市教育委員会は藤の伝説として、「むかし、柳原で農家の娘が長い間病気で苦しんでいた。旅僧から娘の病気に生垣の中にある藤を寺に納めるとよくなるといわれたので、藤を寺の境内に移し植えたところ病気は治ったという。この寺は蓮花院といわれ今はないが、藤だけが残されてそのあとをしのばせている。」と説明しています。
2万平方メートルの敷地内には、大小色ちがいのフジや中島、池、そしてアヤメ、ツツジ、五百余年の老松などを擁する庭園です。
 
 牛島のふじ藤花園絵葉書

牛島の藤は、1928年 (昭和3年) 01月18日に国の天然記念物に指定され、また、1955年 (昭和30年)08月22日には特別天然記念物に指定され、さらに、平成元年には新日本名木百選にも指定されており、入り口の石柱には文化財を大切にと記されています。
 
 
藤花園入門口(:藤花園正門、:文化財を大切に石柱、特別天然記念物牛島の藤正門0503)


門を入ると、左側に藤の花の案内板があり、それによると牛島の藤は、九尺藤・野田藤で、色は薄紫で最も長い花房は約2メートルとあります。案内板の右側には、樹齢600年の楠の奥に天然記念物牛島之藤の石柱が建立されています。
 
 藤の花の案内板と天然記念物の石柱(:藤の花案内板:天然記念物牛島の藤の石柱と楠0503)

牛島の藤には、創業文化5年の世界鷹小山家グループ小山景一氏経営の各銘醸庫より寄贈の酒粕を毎年寒肥として施肥しているので、見事な花房の活動力の源泉となっているとの説明版に記載されています。
 
  
樹齢1200年(左)と600年(右)の藤棚1(樹齢1200年(左)と600年(右)の藤棚樹齢1200年の藤の木藤に酒粕寒肥を施しているとの記載の説明板0503)

樹齢1200年の長寿の藤の大きな根回りには感嘆です。また、1200年もの長きにわたり咲き誇る植物の寿命の長さには驚くばかりです。

  
樹齢1200年と600年の藤棚(左上樹齢1200年の藤中上右上樹齢600年の藤左下中下右下樹齢1200年の藤の花房)

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